毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
都市伝説
「都市伝説」というものが静かなブームになっているらしい。小学生や中学生がそれに関した本を持っているのを何度か見かけた。何となくは分かる「都市伝説」、しかし実際のところどんなものがそう呼ばれているのかよく分からない。そこで、調べてみた。が、なにやらおどろおどろしいものがいくつも並べられていて、気の弱い私はとても最後まで読みきれなかった。それでも、まことしやかに語られる流言蜚語の類がそう呼ばれているのだろうとの推察はついた。罪のない他愛のないものから、人や会社の存続にまで関わるようなものまで口伝えに広まった噂話、そうしたものだと定義できるだろう。
じゃあ、これもその一つだろうか。
「蚊に刺されたときにぎゅっと力を込めると、皮膚に突き刺さった蚊の針が抜けなくなって、逃げられなくなる」
何度も耳にしたことがある話。今まではそんなこと・・と思って気にもせずに過ごしてきたが、もしこれが都市伝説と呼ばれるようなことになったら、その真偽を知っておくことは決して無駄ではないだろう。特に私のように日々子供たちと接する者は、誤った情報が子供たちに広まるのを防ぐ責任がある。私には少々不似合いな義務感から、この都市伝説候補の真偽を自らの体を実験台にして確かめてみた。
私の家の裏は山になっているから、蚊に刺されることなど造作もないことだ。短パンにTシャツで窓を開けて座っていればすぐにでも蚊がやってくる。だが、何たることか、腕に止った蚊を写真に撮ろうとてぐすね引いて待っていたら、やって来た蚊はみな脚に止ってしまう。すね毛まみれの脚など被写体としては最悪のものだが、蚊が私の思い通りになってくれないのだから仕方がない。脚に止った蚊で実験してみることにした。
膝の少し上に一匹止まった。しっかり食いつくのを少し待った。かゆみも痛みも感じない。ころあいを見計らって、ぐっと力を入れた。最近はビリー隊長の薫陶を受けているので、足の筋肉も程よく締まるはずだ。
すると不思議なことに蚊が動かない。私は渾身の力を込めて足の筋肉を締め付けている。それで針が抜けなくなったのか、私の血を吸うのに没頭しているのか、どちらなのか分からないが、とにかく動かない。力を入れ続けていたら疲れてきたので、もうこれでいいだろうと掌で蚊を叩いてみた。動かないのだから逃げようがない、何の苦もなく叩き潰せた。
よく見れば、不思議なことに叩き潰した蚊から血が出ていない。私の血を吸うのに没頭していたのなら、いくらかの血を吸った後に潰されたのだから、血が滲み出るはずだ。それがないということは、血を吸う前に潰されたと考えてもいいだろう。ならば、蚊がしばらく動かなかったのは、動かなかったのではなく動けなかったからではないだろうか。かなり乱暴な論理ではあるが、「蚊に食われたときにぎゅっと力を込めると、皮膚に突き刺さった蚊の針が抜けなくなって、逃げられなくなる」という都市伝説(?)はかなりの確率で信頼できるものだと、この実験から私は結論付けたいと思う。
新たな都市伝説の誕生を祝いたい気持ちは山々ではあるが、この実験によって蒙った私の肉体的苦痛はかなりのものだった。
蚊が刺していた痕は、初めは赤い点がぽつんとあっただけだったが、時間がたつにつれて大きく腫れ上がってきた。痒い、しかも少し痛い!!血はほとんど吸われずにすんだのだが、こんな痕を残していくとは、敵ではあるがなかなか見上げた根性だ。蚊は死して痒みを残す・・。
だけど、もう二度とこんな実験はごめんだ、痒すぎる!!
じゃあ、これもその一つだろうか。
「蚊に刺されたときにぎゅっと力を込めると、皮膚に突き刺さった蚊の針が抜けなくなって、逃げられなくなる」
何度も耳にしたことがある話。今まではそんなこと・・と思って気にもせずに過ごしてきたが、もしこれが都市伝説と呼ばれるようなことになったら、その真偽を知っておくことは決して無駄ではないだろう。特に私のように日々子供たちと接する者は、誤った情報が子供たちに広まるのを防ぐ責任がある。私には少々不似合いな義務感から、この都市伝説候補の真偽を自らの体を実験台にして確かめてみた。
私の家の裏は山になっているから、蚊に刺されることなど造作もないことだ。短パンにTシャツで窓を開けて座っていればすぐにでも蚊がやってくる。だが、何たることか、腕に止った蚊を写真に撮ろうとてぐすね引いて待っていたら、やって来た蚊はみな脚に止ってしまう。すね毛まみれの脚など被写体としては最悪のものだが、蚊が私の思い通りになってくれないのだから仕方がない。脚に止った蚊で実験してみることにした。
膝の少し上に一匹止まった。しっかり食いつくのを少し待った。かゆみも痛みも感じない。ころあいを見計らって、ぐっと力を入れた。最近はビリー隊長の薫陶を受けているので、足の筋肉も程よく締まるはずだ。
すると不思議なことに蚊が動かない。私は渾身の力を込めて足の筋肉を締め付けている。それで針が抜けなくなったのか、私の血を吸うのに没頭しているのか、どちらなのか分からないが、とにかく動かない。力を入れ続けていたら疲れてきたので、もうこれでいいだろうと掌で蚊を叩いてみた。動かないのだから逃げようがない、何の苦もなく叩き潰せた。
よく見れば、不思議なことに叩き潰した蚊から血が出ていない。私の血を吸うのに没頭していたのなら、いくらかの血を吸った後に潰されたのだから、血が滲み出るはずだ。それがないということは、血を吸う前に潰されたと考えてもいいだろう。ならば、蚊がしばらく動かなかったのは、動かなかったのではなく動けなかったからではないだろうか。かなり乱暴な論理ではあるが、「蚊に食われたときにぎゅっと力を込めると、皮膚に突き刺さった蚊の針が抜けなくなって、逃げられなくなる」という都市伝説(?)はかなりの確率で信頼できるものだと、この実験から私は結論付けたいと思う。
新たな都市伝説の誕生を祝いたい気持ちは山々ではあるが、この実験によって蒙った私の肉体的苦痛はかなりのものだった。
蚊が刺していた痕は、初めは赤い点がぽつんとあっただけだったが、時間がたつにつれて大きく腫れ上がってきた。痒い、しかも少し痛い!!血はほとんど吸われずにすんだのだが、こんな痕を残していくとは、敵ではあるがなかなか見上げた根性だ。蚊は死して痒みを残す・・。
だけど、もう二度とこんな実験はごめんだ、痒すぎる!!
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