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氷出し碾茶

 私はサントリーの「ウーロン茶」と「伊右衛門」を2ℓのペットボトルで買ってきて、冷蔵庫で冷やしたものを1日1本のペースで飲んでいる。長年かかって、サントリーのこの2品が私には一番おいしいという結論になって、毎日交互に飲んでいる。。
 ところで、今「伊右衛門」で「氷出し碾茶」一式が当たるというキャンペーンが行われている。500mlのペットボトル1本についているシールを5枚集め、そこに書かれているシリアルナンバー14桁をウエブサイトで入力すれば応募できる仕組みとなっている(葉書での申し込みもあるようだ)。本木雅弘と宮沢りえのテレビCMで知って、「氷出し碾茶」なるものがいったいどんなものなのかまったく知らないまま、欲しいなあと思った。「伊右衛門」は私の好物だから、シールなんてすぐに集められると思って買いに行ったら、いつも買う2ℓのペットボトルにはシールが付いていない。500mlを買うのは2ℓと比べると割高な気がしてあまり買わないのだが、こうなったら仕方がない、折を見て1本ずつ買っていくことに決めた。
 ところが、現在ファミリーマートが、香取慎吾主演の映画「西遊記」とタイアップしたキャンペーンを行っていて、対象商品を一定金額以上買うと、くじを1本引くことができ、当たると「西遊記」グッズがもらえることになっている。こんな話を私の妻が知らないはずがなく、何か欲しいものがあると(何もなくても)、ファミリーマートで買おうとしている。かと言ってそうそう必要なものがあるわけでもないから、「何かいらない?」と私にたずねてくることがよくある。そこで、この機会を利用しなければと、内心しめしめと思いながら、「じゃあ、伊右衛門買ってよ」と言うと嬉しそうに買ってくれる。そんなことが何度か続いたので、5枚のシールなんてすぐに集まってしまった。私としてはものすごくラッキーだったが、妻はそうして手に入れたくじ引きではいまだ当たりを引いていない。いつも「腹が立つ!!」と捨て台詞を吐きながらファミリーマートを出てくるのだから、可哀想なものだ・・。
 
  

「ポカリスエット」でもSMAPをフィーチャーしたキャンペーンを展開しており、こちらはシールを3枚集めてウェブ上で応募すると、スロットを回してうまく行くと賞品が当たる仕組みになっている。これも当然、妻が見逃すはずもなく、現在我が家にはファミマで買ったポカリスエットがいっぱいある。妻が言うには、yahoo のオークションで、このポカリスエットのシールを200枚集めたものが売りに出されているらしい。そこまでして欲しいかと私は思うのだが、結構な値が付いているらしい。恐るべし、スマヲタ!!と今さらながら思うのだが、いったい200枚もどうやって集めたのだろう?と不思議にもなる。全部自分で買ったならそれを売りに出すのも許されるかも知れないが、どうもそうとばかりはいえない気がする。と言うのは、スーパーでもコンビにでも、シールがはがされているペットボトルを陳列棚でよく見かけるからだ。自分で買わずにシールだけをはがすなら何軒か回れば200枚くらい簡単に集められそうだ。たとえオークションに出さずに、自分で応募するにしても、そんな行為は情けなくも恥ずかしいものだと思う。犯罪行為ではないかもしれないが、己の良心に照らしてみればやるべきことではないことくらい分かりそうなものだが・・。
 何でもありの風潮がいつの間にか蔓延している。シール1枚に目くじら立てることはないかもしれないが、こうした小さなこと1つ1つが積み重なって今の乱れた社会になってしまったのではないか、などと自力(妻の力?)で集めたシールに書かれたシリアルナンバーを入力し終えた私は思った。
 
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