ＨＥＲＯ

　夏休み２日目、相変わらず暑い一日だったが、午前中を使って洗車をすることにした。考えてみれば、今の車に買い換えて２年以上経つが、一度も自分で洗車したことがなかった。スタンドに持ち込んでは、コーティングを年に２度ほどしてもらえば、大して汚れも目立たずに乗ることができてきたため、気にも留めなかったが、なんだか急に洗車をしてみたくなった。よく見れば汚れがかなりひどい。特に前輪のホイール辺りの汚れがひどい。

　
スタンドで洗ってもらう場合も手洗いをするように頼んでいるので、自分で洗うのに洗車ブラシを使うわけには行かない。タオルを使って隅々まで洗っていった。自分ではきれいに洗ったつもりでも、洗い残しがあったりしてなかなか難しい。

　
写真を見比べても分かるように汗を流しながら頑張った甲斐は確かにあった。自力で処理できることは他人の力を借りずにこなしていかなければならない、そんな当たり前のことを再確認した。

　午後からは名古屋駅前にある名鉄百貨店へ、木村拓哉主演の映画「ＨＥＲＯ」の中で出演者が実際に来ていた衣装を展示しているイベントを見学しに行った。名鉄百貨店とは懐かしい響きだ、久しぶりだ。どれだけ大きなイベントかと内心楽しみに出かけたのだが、会場に着いて驚いた。通路の一部に設営されたブースに、漫然とマネキンが並べられているだけで、誰も観客がいない。「やっつけ仕事」という雰囲気が漂っている。

　　
私はこの「ＨＥＲＯ」なる映画がどんなものかよく知らない。ＴＶドラマとして人気を博したものを映画化したという最低限の知識しかない。映画を見たいとも思っていないので、衣装を見ても何の感慨も抱かなかったのは当然であろう。しかし、一緒に行ったスマヲタの妻は違った。設置されたモニターに映し出される映像を見ては、「木村さんが本当に着てる！」だとか、「松たか子って細いね」「阿部寛、足が長い！」などと、一つ一つ展示品を吟味していた。私にとっては馬鹿らしいほどの催しでも、ファンにとっては筆舌に尽くせない思いを抱かせるものであるらしい・・。
　ＳＭＡＰの夏のライブツアーは結局開かれずに終わってしまいそうだが、新しい情報がないわけでもないようだ。新しく所属するレコード会社が決まって、アルバムも完成させたから、秋から冬にかけてツアーを開くのではないか、そんな未確認情報が飛び交っているらしい。私としては、どんな形であれ、ＳＭＡＰのライブが開かれるのを心待ちにしている。もしこのままコンサートなしの年になってしまったら・・、あな恐ろしや・・。