じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

ドラマ「流行感冒」

2021-04-13 23:22:42 | Weblog
★ 先日NHK-BSで放映された「流行感冒」を観た。志賀直哉による原作を読んでいたので、ストーリーはわかっていたが、主人公役の本木雅弘さんに魅かれて観た。

★ 「流行感冒」とは「スペインかぜ」(新型インフルエンザ)のこと。多くの若者が免疫機能の暴走によるサイトカインで亡くなったんだったかな。戦死よりも病死の方が多かったとか、この疫病によって戦争が早期に終息したなどとどこかで聞いたような。

★ 主人公は1人目の子を新生児で亡くしているから、次に生まれた子には過保護と言うほど気を使っていた。それでも「流行感冒」は襲ってくる。

★ 感染を防ぐために白湯を飲めばよいと言った迷信は、昨年も聞いたような。そんな風評も昨今は影を潜めたが、それは庶民が利口になったというようりかは、危機意識が薄れたせいだろう。

★ 大阪の新規感染者が1日1000人を超えたと話題になっているが、それよりも最近気になるのは、インドとフランスの感染者急増だ。桁が違う。インドの場合、人口比に換算するとそれほど多くはないが、遂にブラジルを抜いた。新型コロナ発祥の地と言われる中国での新規感染者数の少なさは不思議なくらいだ。

★ 大阪のオーバーシュートは近隣府県に波及しつつある。兵庫県の「うちわ会食」などの迷走は、官邸官僚に翻弄されたアベノマスクに似ている。危機管理の首脳部も混乱しているようだ。「まん延防止」などまん延が起こる前に、あるいは極めて早期に対応してこそ効果を発揮するのだが。休業補償の財源がないんだろうね。

★ さて、「流行感冒」、普段はあまり役に立たないが、ここぞというときに活躍する女中・石を演じた古川琴音さんが魅力的だった。  
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