じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

英検「従来型」は落選

2018-03-26 18:02:30 | Weblog
☆ センター試験後継の「共通テスト」、英語に民間試験を活用することで話題になっていた。(東大など「採用せず」というところもあるが)

☆ どの検定を採用するか文科省の決定が下ったようだ。注目なのが1次試験とその合格者だけが2次試験を受ける「従来型」の英検が採用されなかったことだ。1日で4技能を測定しないといけないという理由らしい。

☆ スピーキングで対面式となると、会場が限られ、処理できる数も限られる。高校や学習塾を会場とした「準会場」は消滅するかも知れない。

☆ 塾としては余計な手間が省けてありがたいのだけれど、果たして英検協会はどう運営するのやら。そして「英検」の将来はいかに。英検協会は文科省と関係が深いから、これからいろいろと政治的な折衝が行われるんだろうね。
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女性スキャンダル

2018-03-26 15:27:02 | Weblog
☆ 週刊誌が閣僚の女性スキャンダルを伝えている。

☆ 真相はどうなのか、本人が早く釈明すればいいのになぁ。ただでさえ「森友文書」で国会は混乱しているのに、この手のスキャンダルはみっともない。

☆ どうもこのポストは不祥事が多い。派閥への配慮の人事だからか。第1次安倍内閣の「農相」のように鬼門にならねばよいが。
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「ボーダー」

2018-03-25 23:05:37 | Weblog
☆ 映画「ボーダー」を観た。ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノという2大スターの共演ということで、さすがに楽しませてくれた。

☆ アメリカ版「相棒」とも言えそうだが、ニューヨーク市警のターク刑事(ロバート・デ・ニーロ)は熱血漢。すぐに頭に血が上るタイプ。相棒のルースター刑事(アル・パチーノ)は沈着冷静。軽口をたたいてけむに巻く。

☆ そのニューヨーク市で連続殺人事件が起こった。殺されたのは犯罪者や容疑者。拳銃の腕前から犯人は警官ではないかと・・・。前半はコミカルな場面もあったが、後半はシリアスでミステリアスなドラマに仕上がっている。

☆ 現場の外回りの刑事としてはちょっと高齢すぎるようには思ったが、これは致し方のないことか。(日本で言えば、鶴田浩二と高倉健が刑事をするようなものか)。大スターが出るということで周りのキャストは気を遣うだろうなぁと思った。
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「ザ・マスター」

2018-03-25 20:50:43 | Weblog
☆ 映画「ザ・マスター」(2012年)を観た。

☆ 戦争で心を病んだ一人の男。酒に溺れて、仕事も失敗を重ねていた。自堕落な生活を送っていたある日、ある団体の「マスター」と出会う。その団体は、今でいう自己啓発セミナーのようなものだろうか。催眠術や心理セラピーのメソッドを使って、支持者(信者)を増やしていた。

☆ 男は次第にマスターに心酔し、敵対する人々には暴力も振るう。団体内には彼を追い出すように勧める人もいるがマスターは手放さない。ただこれは愛や慈悲と言ったものではなさそうだ。マスターは破天荒なこの男の中にもう一人の自分自身を見ていたのかも知れない。

☆ マスターの演技は見事だ。カリスマの口調を見事に身につけている。ユーモアと話すスピード。何よりも「間」の取り方だ。ただ人心を掌握する才能はカリスマのカリスマたるゆえんであろう。詐欺師、ペテン師との一線は受け取る側の判断に委ねられる。

☆ 男とマスター、二人の対決が見ものだ。
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芥川龍之介「奉教人の死」

2018-03-25 17:26:26 | Weblog
☆ 芥川龍之介の短編集「奉教人の死」(新潮文庫)から表題作を読む。

☆ 言葉遣いが少々難しいが、読み進めると、リズム感が良いのに気づく。定型詩のようなリズムだ。

☆ 安土桃山時代の長崎を舞台にしたキリシタンの話。キリスト教寺院の前で飢えて倒れていた「少年」を信者たちが助け養う。「少年」はやがて成長するが、女を孕ませたとして破門される。女は子を産む。ある夜、長崎の町は大火に襲われる。大火の中に赤ん坊が取り残され、身を落とした「少年」が自らの危険を顧みず、火の中に飛び込む。無事赤ん坊は助けだされたが、「少年」は火傷を負い死を迎える。その場面で、女はその赤ん坊が「少年」の子ではないことを告白する。そして・・・。

☆ 濡れ衣と知りつつ「少年」はなぜ弁解しなかったのだろうか。伴天連はなぜ「少年」を信じることができなかったのか。奉教人(信者)たちも「少年」を見捨てた。

☆ すべては「でうす(神)」の為せる業と納得してしまう人々が実に不思議に思えた。信仰とはそんなものなのか。

☆ 「自然には逆らえない」という農耕民特有の性癖が、「神」に姿を変えただけなのか。それとも、あきらめることによって前に進もうとする生活の知恵なのか。考えさせられる作品だった。

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斜陽産業

2018-03-25 11:09:38 | Weblog
☆ テレビは春の改編期を迎えている。かつて華々しく活況を呈したこの媒体も少々翳り気味だ。コストと時間がかかるドラマは減り(とりわけ時代劇)、手軽なバラエティが増えているように思う。

☆ かつての映画界のようにテレビ業界も斜陽化しているようだ。時代はネットへ。個人が話題を発信し受信する時代になってきた。

☆ テレビ業界以上に深刻なのが新聞・雑誌などの紙媒体だ。新聞は発行部数が激減している。これもニュースが手軽に見られるスマートフォンの影響が顕著だ。経済産業省が行っている「特定サービス産業動態統計調査」でも、新聞広告費の減少が著しいのがわかる。

☆ 新聞はニュースを伝えるだけでは消費者の購買意欲を刺激しなくなったようだ。テレビの台頭によって速報性で劣る新聞の危機が叫ばれたが、新聞の戸別配達という習慣に支えられて部数を維持してきた。新聞をとることは当然で、あとはどの新聞をとるかで各販売店が拡張を競っていた。高齢化で新聞を敬遠する世帯が増えた。家計の引き締めも厳しい。今や、新聞をとってもらうことが難しい時代になってきた。

☆ 消費者は一層わがままになってきた。与えられるニュース(題材)をただ受け取ることに満足せず、自らの好みで題材を選び楽しむようになってきた。ネットは個人対多数、個人対個人の両面をもつ。それに大手マスメディアのような横柄さもない。もちろん玉石混交であるが、それが面白さでもある。大きな権力に対抗するには弱さもあるが、ネットの広がりが全体主義的な政府を恐れさすほどになっている事実もある。

☆ 政府は放送法を変えようとしている。「放送」という考え自体を改めようとしている。第4条の「政治的に公平であること」を変えようとしている。かつて「偏向」と番組を非難することの多かった保守政党の政府からこのような方針が出たことは驚きだった。「政治的に公平」はタテマエであり、街角インタビューなど結構制作者のフィルターがかかっている。対立する話題では一応両論を並べているが、編集でイメージ操作もできる。話題の人物のどの表情を使うかでも印象が大きく違ってくる。

☆ 権力に批判的なのはマスメディアの役割ともいえる。それを快く思わない権力者は当然いるだろうし、彼らが嫌うメディアはよく仕事しているともいえる。時の政権に好かれるメディアなど眉唾物だ。ただいずれにしても「公平」というタテマエの中で運営されている。それを撤廃するというのだから、実に過激だ。

☆ 「公序良俗」や「秩序安寧」などは司法判断になるのだろうが、右から左まで、それぞれ自分の視点で番組を制作することになる。「政治的に公平」というのはメディアの抑制であると共に防御壁でもある。

☆ 「放送」と「通信」を同一視し、同時に規制しようというなら、それは時の権力者への批判を封じ込める謀略ともなりかねない。この点はこれからの推移を見守りたい。

☆ 時代は急速度で変転している。業界の興亡も一層加速するのだろう。社会の仕組みが出来上がった頃にはまたあらたな技術革新が起こっているかも知れない。仕方のないイタチごっこが続いていく。
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「隣人は静かに笑う」

2018-03-24 16:39:42 | Weblog
☆ 映画「隣人は静かに笑う」(1999年)を観た。

☆ もし近所にテロリストが引っ越してきたら、というストーリー。といってもテロリストとわかっているなら捜査機関もマークするだろうが、一見普通の家族。主人公のマイケル・ファラデーは大学でテロについて教えているから、ちょっとしたことが気になったのかも知れない。

☆ ファラデーの内面を中心に話が進んでいく。彼の行動や発言だけを見ている人は、彼自身が怪しいと思うだろう。それにこの主人公、ちょっと短気だ。感情が激しすぎる。FBI捜査官だった妻が殉職したという過去があったとしても、どうも精神状態が不安定だ。それがテロリストの狙いだったのかも知れない。

☆ すべてはテロ集団の計算通りか。最後のどんでん返しは意表を突く。前半は少し退屈気味だったが、後半は熱中できる。

☆ テロに限らず想像を超えた事件が起こった時、私たちはその「理由」を見つけようとする。日本でも少年や少女の猟奇的な犯罪に対して、原因を求めて安心感を得ようとする。しかし、人間の内面はもっと複雑で、理由などない場合だってあるだろう。わかったつもりになって、安心感を確保する。

☆ 危険は案外身近にあるのかも知れない。

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「ターミネーター」

2018-03-24 00:43:50 | Weblog
☆ 今さらながら映画「ターミネーター」(1984年)を観た。もう30年以上前の映画になるんだね。さすがにアーノルド・シュワルツェネッガーが若い。

☆ 核戦争後の近未来。地球は機械軍が支配し人類は絶滅寸前だった。わずかに残った抵抗勢力に手を焼いた人工知能は、抵抗軍リーダーを抹殺すべくその母を殺すためにサイボーグをタイムワープをさせる。一方で抵抗軍は彼女を助けるために兵士を過去に送った。

☆ 時間のパラドクスについては深く考えないでおこう。「仁」のようにパラレルワールドかも知れない。

☆ 近い将来、もし人工知能が進化すれば起こりうる話かもしれない。人工知能にとって人間はゴキブリ同様だろう。

☆ 抵抗軍リーダーの母サラ・コナーの髪型が当時の流行りで懐かしかった。「チャーリーズ・エンジェル」のファラ・フォーセットも同じような髪形だったような。日本では「聖子ちゃんカット」が流行った頃かな。

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生活防衛

2018-03-23 09:44:31 | Weblog
☆ 国政は混乱し、経済も不透明になってきた。内憂外患。

☆ 米中経済戦争の様相。トランプ大統領は強硬路線に舵を切っている。円高が進行している。日経平均の株価は下がっている。2万円を切るのだろうか。

☆ 人件費、輸送費の高騰は商品の価格に反映され、かといって値上げできないとなるとダウンサイジング。食品ロスが減るのは良いが「大きいことはいいことだ」の時代も懐かしい。

☆ 消費が増えないと経済は活性化しない。わかっていても使えるお金は減っている。「好景気」のラッパはなるが給料には反映されず、富はどこに蓄積されているのやら。社会保障費は増える一方だ。消費税は上がるのか。またまた延期されるのか。物価上昇目標2%のように。異次元の金融政策ももはや限界か。銀行が苦しんでいる。事業資金の返済圧力も強まってきた。

☆ 高齢者には辛い時代になってきた。生活防衛を心がけねばなるまい。「ぜいたくは敵だ」だね。
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死・時間・愛

2018-03-22 22:56:55 | Weblog
☆ 映画「素晴らしきかな、人生」(2016年)を観た。

☆ ウィル・スミス主演で、心温まる作品だった。ウィル・スミス演じるハワードは有能なクリエーターだったが、娘を無くしてから無気力になっていた。妻とは別れ、会社も傾き始めた。会社が倒産しては元もないということで取締役の面々がある作戦に出る。

☆ 最初は、ハワードに対する陰謀だったが、取締役一人ひとりにも悩みがあった。それもまた・・・。

☆ 西洋では守護天使なるものが信じられているが、それが大活躍したのか、どうか。

☆ 最後まで謎だったが、それはそれで、ホッとする映画だった。

☆ 失望の深淵にあるハワードが投函した3通の手紙。その宛名が「死」「時間」「愛」だった。届く当てのない手紙だが、ハワードはこの手紙を書くことによって、自らを再生しようとする。
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