来月の選挙は違憲！？

いま、テレビ（MBS「ちちんぷいぷい。」）を見ていたら、あるレポートが報告されていた。

前回、２００１年の参議院選で、一票の格差が、5.06倍になった事に関して憲法違反かどうかが争われた裁判で、今年１月、最高裁が出した判断は、裁判官１５人のうち、９人が合憲、６人が違憲だった。さらに合憲とした９人のうち、４人が、このまま現状維持の状態で次の選挙（要するに、今回の選挙。）が行われると違憲判断の余地がある。とした。
で、そのレポートでは、現在、その格差はさらに広がっていて、このまま選挙が行われたのち、訴訟を起こせば、間違いなく違憲判断が出るのではないか。ということだった。
ちょっと、ビックリした。
また、仮に違憲判断が出たとしても、今までの判例として、選挙のやり直しまでを命じた判決は出たことがないので、国会でも議員さんが裁判所の判断を軽く見ているのではないか？と。要するに、定数是正をあまり本気でやらない。ということにもつながっている。と。
さらに、この一票の格差に似ている統計があり、それが、地方交付税交付金の住民一人当りの割合で、額にして、０円の東京と２０ウン万円の某県の差がある。
これが、以前から指摘されている、地方に支持基盤の重心を置く自民党政治の矛盾。というふうにも言っていた。
ま、これが現実でしょうな。肯定するわけではないけど。

ここまで言うと、今回の選挙の投票へ行く気がなくなりそうですが、行ってください。ということで、
再び統計。今回の選挙にかかる経費。→６３９億円らしい。
国民一人当り（全員が行ったとして）、６２１円かかっているので、みなさん、投票にいきましょう！

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参考したリンク。
「財団法人 フォーリン・プレスセンター」のwebsiteの「求められる参議院の定数是正」