今日は久しぶりにこのような時間を取ることができたので、以前からお話を伺っていてなかなか行くことができなかった、国立国際美術館のコレクション展「コレクション2 身体———身体」を鑑賞してきました。
個人的には、ブブ・ド・ラ・マドレーヌさんの「人魚の領土―旗と内臓」と石川真生さんの「アカバナー」が一番見たい作品でした。
会期がまだ来月の6日まで開かれているので、詳しい作品の内容に触れることは避けますが、「身体」をテーマにしている作品展ということもあってか、どの作品も作品そのもの存在自体が肉薄してくる、というか、その作品を見ている僕自身もまたその身体をもって作品を鑑賞しているわけであり、まさに「身体をテーマにした作品と鑑賞する身体が対峙している」ようなリアルを感じるような作品展だったように思いました。
さて、実際に鑑賞した順路がちょっと間違っていたようで、あとで作品リストに掲載されていた順路を確認すると会場のブロックが5つに分かれており、会場入り口を入ってすぐ正面にある高松次郎さん「影」から見てしまって、それがブロックの5番目で、結局、5→1→2→3→4の順番で鑑賞してしまいました。
それで、会場入って一番奥に展示されていることになる、ブブさんの作品が「大トリ」のように思えたのですが、個人的にもそれで良かったように思います。
石川真生さんの作品はこれまでに何らかの形で紹介されたものを観ていて、今回ちゃんとした展示で観るのは初めてで相応の肉薄感がありました。
またブブ・ド・ラ・マドレーヌさんのインスタレーションについては、以前に東京・オオタファインアーツに展示された作品で、当時コロナ禍で個人的に母親の病気のこともあり自主ロックダウンを実施しており、東京には行くことができなかった状況だったので、今回大阪で鑑賞することができたのは非常に嬉しかったです。
また当然のことながら、作品の内容やダムタイプとは別に展開されているブブ・ド・ラ・マドレーヌさんのソロ作品としても、今回会場で展示されていた動画の作品「甘い生活」も含めじっくりと初めて鑑賞することもできたのは非常に大きかったです。
追記(2024.4.21.)========
こちらの展示は、美術館の建物工事の影響で急遽4月9日にて中止となりました。(おそらく前日の雨の影響による建物内への漏水→詳細)
今後、何らかの形での再開催を心から期待しております。
今後、何らかの形での再開催を心から期待しております。
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