自民党総裁選が昨日終わりました。
石破氏が決選投票で逆転し総裁に選出されました。
この結果を見て、まず思ったのは「自民党も幾ばくかの変わる気があるのだろう」ということですが、実際はこの後、党内人事、新政権が発足し組閣の顔ぶれを完全に見るまではわかりません。
まずは、そこまで見てそれ以降が見えてくるのでしょう。
先日もこちらで書いていましたが、今回の自民党総裁選では誰がなっても最悪。そこに希望は見出せないと書いていました。
先般の改正政治資金規正法に賛成しておきながら、総裁選になって企業・団体献金の禁止、パーティーの禁止、政策活動費の廃止などとヌケヌケと発言される候補者が多い中で、石破氏も違った視点からでしたが、政治資金の透明性の必要を主張していました。その点でどのような施策をされるのか?政治資金規正法を再改正するのか?そして、裏金議員を次の総選挙で公認するのか?
またXには決選投票で最終的には「派閥の論理」が働くのではないかとポストしていました。
これは、最終的にまだ解散に至っていない麻生派が何らかの影響で議員票を動かし決選投票の結果に反映されるのでは?と思っていました。なので、決選投票で高市氏が残った時に高市氏で決まるのではないか?とほぼ完全に思っており落胆していました。
しかし、結果はそうなりませんでした。
石破氏を支援した岩屋氏が総裁選後「派閥の論理」は働かなかった旨を発言されていました。確かにある意味そうなのかもしれません。
ただ、冒頭にリンクした日経新聞の記事にもありますように、一回目の投票で75票あった小泉進次郎氏への国会議員票をはじめ、他の立候補者の国会議員票が決選投票で自身の国会議員票より多く上積みされ石破氏に流れました。「派閥の論理」とは言わなくとも、それに近い首相・元首相の働きかけ、あるいは菅元首相を中心とした無派閥という「派閥の論理」はあったのかもしれません。また前回の総裁選での「小石河連合」の「小」の票が決選投票で、まだつながりを見せたということも言えるでしょう。
とりあえず、高市氏が総裁にならなくてホッとしています。
しかし次はわかりません。自民党であれば今後高市氏はありえます。これまでの発言、行動、疑惑を考えると注視しなければなりません。
それと、加藤さん、かわいそうですね。一種のハラスメントとも言えます。
どうでも良いことなのかもしれませんが、カツカレーを食い逃げしたのが誰なのか知りたいです。だって、推薦人なっておいて加藤さんに入れなかったということは政治家としてブレてるということでしょう。またハラスメントをする人間にまともな人間はいません。
石破氏が決選投票で逆転し総裁に選出されました。
この結果を見て、まず思ったのは「自民党も幾ばくかの変わる気があるのだろう」ということですが、実際はこの後、党内人事、新政権が発足し組閣の顔ぶれを完全に見るまではわかりません。
まずは、そこまで見てそれ以降が見えてくるのでしょう。
先日もこちらで書いていましたが、今回の自民党総裁選では誰がなっても最悪。そこに希望は見出せないと書いていました。
先般の改正政治資金規正法に賛成しておきながら、総裁選になって企業・団体献金の禁止、パーティーの禁止、政策活動費の廃止などとヌケヌケと発言される候補者が多い中で、石破氏も違った視点からでしたが、政治資金の透明性の必要を主張していました。その点でどのような施策をされるのか?政治資金規正法を再改正するのか?そして、裏金議員を次の総選挙で公認するのか?
またXには決選投票で最終的には「派閥の論理」が働くのではないかとポストしていました。
これは、最終的にまだ解散に至っていない麻生派が何らかの影響で議員票を動かし決選投票の結果に反映されるのでは?と思っていました。なので、決選投票で高市氏が残った時に高市氏で決まるのではないか?とほぼ完全に思っており落胆していました。
しかし、結果はそうなりませんでした。
石破氏を支援した岩屋氏が総裁選後「派閥の論理」は働かなかった旨を発言されていました。確かにある意味そうなのかもしれません。
ただ、冒頭にリンクした日経新聞の記事にもありますように、一回目の投票で75票あった小泉進次郎氏への国会議員票をはじめ、他の立候補者の国会議員票が決選投票で自身の国会議員票より多く上積みされ石破氏に流れました。「派閥の論理」とは言わなくとも、それに近い首相・元首相の働きかけ、あるいは菅元首相を中心とした無派閥という「派閥の論理」はあったのかもしれません。また前回の総裁選での「小石河連合」の「小」の票が決選投票で、まだつながりを見せたということも言えるでしょう。
とりあえず、高市氏が総裁にならなくてホッとしています。
しかし次はわかりません。自民党であれば今後高市氏はありえます。これまでの発言、行動、疑惑を考えると注視しなければなりません。
それと、加藤さん、かわいそうですね。一種のハラスメントとも言えます。
どうでも良いことなのかもしれませんが、カツカレーを食い逃げしたのが誰なのか知りたいです。だって、推薦人なっておいて加藤さんに入れなかったということは政治家としてブレてるということでしょう。またハラスメントをする人間にまともな人間はいません。
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一方、立憲民主党代表選は23日に野田氏が選出されました。
こちらもこちらで十分に残念感満載でした。
とにかく野田氏の決選投票前の演説が残念感満載でした。
いちばん気になったのは、「弱い人を助けるのは終わり、弱い人を作らない。みんながこの国に生まれて良かったと思える。国ガチャにあたったと言われる国を作ろうではありませんか。」
強烈な違和感。
まず、「弱い人を助けるのは終わり、弱い人を作らない。」ですが、弱い人は必ず生まれます。
昔から社会は弱い人を作ろうとして作っているのではなく、必ず出てくるのです。弱い人が生まれないということは強い人も生まれないということです。日本が資本主義である以上、相対的に常にそれはありえるわけで、弱い人が生まれるのは必然であり宿命です。なので、弱い人を助けるのは終えてはいけません。そしてそれが、そもそもの政治の役割です。さらに言えば、額面そのままで受け取ると、そもそも人間が生まれる時、いきなり大人で生まれてきません。
また、弱い人を底上げし全体を押し上げていく、という意味であれば、そのように言えば良いのであって、あまりにも言葉の選び方が不穏当です。
「国ガチャ」という言葉もこれを選ぶこと自体にちゃんとした国際感覚をお持ちなのか?と疑問に思ってしまいます。
政権交代を狙っている野党の代表として外交がちゃんとできるのか?これも疑問に思ってしまいます。
その後の党人事についても、ノーサイドと自身で言いながらも論功行賞的な人事だと言わざるを得ません。
この人事を見ながら、2002年9月の当時の民主党代表選後の人事を思い出してしまいました。
代表選直前、立候補の意向を示していた中野寛成氏がそれを取り下げ、鳩山由紀夫氏支援を表明します。
代表選後の党人事で代表に選出された鳩山氏は幹事長に中野氏を指名しました。
当時もこの人事が論功行賞と言われ批判されましたが、その後、鳩山氏は同年12月代表を辞任。
統一補欠選挙での惨敗と当時の自由党との統一会派騒動をめぐる党内混乱の責任を取る形の最後でした。
同じようなことが今回も起こるとは思っていませんが、近く行われると言われているのは衆議院総選挙です。
このような始まり方で立憲民主党は選挙に勝てるのか?政権交代できるのか?疑念・懸念が生まれます。最悪の場合、現有議席を下回るのではないか?とも思っており、僕は到底政権交代などできるわけがないと思っています。
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この2つの党の選挙を拝見し、今思うのは、まずこの間にロシアが礼文島上空を領空侵犯し、中国がICBMの発射訓練をしており、近隣国の揺さぶりを受けてしまっていることに不穏な空気を感じざるを得ません。残念ながら舐められているのだろうと思います。
また、同じくこの間に能登の豪雨が起きてしまっていることも微妙なタイミングではあります。
それと、野党寄りの自民党、与党寄りの立憲民主党が生まれた感じもします。
石破氏と野田氏の党首討論は観てみたいです。
議論がかみ合いそうで実際どうなるのか?与野党の緊張感はどのようなものに変わるのか?
おそらく石破氏は今後多少のブレを見せ、野田氏は強行的な部分が出てきそうな気がします。
いずれにしても、与野党それぞれとその関係、まだ台風シーズンである(今現在も日本の南海上には台風が2つあります)国内の状況と近隣国の動静にはしばらく特に注視する必要があると思います。
関連リンク。========