8月の小田急線に続き、またこのような事件が起きてしまいました。
これまでもかなり以前に似た事件は起こっていましたが、約3カ月という短い期間に再度起きた今回の事件は犯人の供述からも8月の事件を参考にした旨の話が出てきており、今後また全国のどこかで起きてもおかしくない懸念が出てきています。
もちろん犯人本人の起こしたことについては非難されるべきものですし、今後も事件の真相が明らかにされるような報道を期待しているところです。
しかしながら、今日のテレビなどで出ていたのは犯人が神戸滞在中に観賞していた映画についての話で、当然犯行に何らかのヒントを与えたかもしれませんが、そもそも犯人がなぜ事件を起こしたのか?の原因についてはあまり関係のないことであり、近頃のマスコミの「話題性」だけを狙った姿勢・伝え方に辟易してしまいます。
話を元に戻しまして、
犯人の凶行に非難をしつつも、私たちは今後また全国のどこかで起きてもおかしくないこのような事件に自ら備える必要性が確実に上がったと言えます。
では、どのように備えるのか?
上記のリンクした記事にも専門家としてコメントを寄せている公共政策調査会研究センターの板橋功さんが、先日出ておられたテレビで、
自らの身を守る方法として、
(深い)居眠りをしないこと、ヘッドフォンステレオ・イヤホンなどをしないようにして、常に周りの状況の変化をつかんでおく旨のことを話されていました。
そして、不審な乗客を見つけたらいち早く乗務員に知らせること、乗客自身も安全を守る一員でなければならないことも話されていました。
これ、よく考えると(考えなくても)、要は昔から言われている「乗車マナー」を守ることなんだなぁと、あらためて認識しました。
そもそもの「乗車マナー」を守ることで、いわば自分の身を守れるといえるわけで、普段から危険意識の高い人はやっていることですね。
近頃は、電車内で自分の家に居るかのように振る舞う乗客が多いです。
それは同時に周りの状況や乗客を把握・意識していないということで、今回のような事件が電車内で起こった場合に被害に巻き込まれたり、逃げるのが遅れたりする可能性が考えられます。
ヘッドフォンステレオ・イヤホンで音楽だけでなく、スマートフォンで動画・映画を観ていたり、ゲームをしていたりするとこのような事件に対する危険意識も低くなりますし、電車内で大柄な態度でいると犯人に狙われやすいということもあるかもしれません。
少々オーバーに書いたかもしれませんが、次に起こるかもしれない事件に備え、危険を避けるという意味においても、この記事を読まれた方が、あらためて「乗車マナー」を守る意識を高めていただければ幸いです。