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労働価値を本来のあるべき価値に戻すために。(春闘集中回答日に思うこと)

2024年03月13日 23時59分00秒 | 社会・経済
本日は春闘の集中回答日でしたが、ほとんどの大手企業で労働組合の要求に対する満額回答が出て、中には満額以上の回答があったりと、それ自体良いことではあります。まず大手がそうならないと中小企業もその見込みすらないわけですから。

それと昨日、参議院の予算委員会で中央公聴会が開かれ、自民党推薦で立教大学経済学部教授の首藤若菜氏、立憲民主党と社民党の2党推薦で東京大学名誉教授の大沢真理氏がそれぞれ出席されました。

このニュース、NHKニュースでも取り上げられていて、
よくよくちゃんと聞いていたら、自民党推薦で出席した首藤氏が「中小企業に賃上げを広げるために労働組合の組織率を向上させることが必要」と意見を述べられており、一瞬びっくりしました。
「自民党推薦で、そんなこと言っちゃうんだ」

でも、さらによくよくちゃんと考えてみたら、首藤氏は以前NHKの「日曜討論」でもベテランの国会議員さんを目の前にして、毅然として自分の意見を仰っていて胸のすく想いをしたことがあり、そんな首藤氏が自民党の推薦で公聴会に出ていること自体がそもそもびっくりでした。

実際に、大沢氏も含めどんな意見を仰っていたかは、上のNHKの記事にある動画を観ていただくか、下記の参議院から生中継されていた動画をご覧ください。7時間以上ありますが、お二方の部分は最初から2時間10分ぐらいまでです。


途中飛ばしてみていたら、お二方に選択的夫婦別姓制度に関する質問があり、首藤氏が答えるところがあるんですが、実体験を交え、なかなか切実な意見を述べられています。(1時間55分ごろ)大沢氏も至極当然なお答えをされています。
その他でもお二方とも画期的なご意見が多く、非常に勉強になります。お時間あれば、観たほうが良いと思います。

さて、話を元に戻しますが、本日の春闘での満額回答の裏では、非正規労働者の方々がストライキをやっておられるなど、早くもその明暗を感じられずにいられません。
ニュースなどでも、労働者の7割を占める中小企業に所属する労働者に関してはこれからの回答で、この賃上げの流れが確実に中小企業の労働者まで波及するか?
またそもそも物価上昇率に追いついていない賃金レベルを追いつかせるために、実質賃金を上昇させてるために、継続して賃上げをしていけるか?
などが課題とされているわけですが、実際にはどうなることか?

未来には何があるかわかりませんから、今後の経済の行く末もわからないところがあります。それに応じて臨機応変に対応するしかないのですが、どちらにしても現時点で懸念材料となりえそうなのは、ウクライナ侵攻やガザのジェノサイドなど、世界には未だ通常で正常な経済活動の妨げとなる戦争が行われているところがありますから、これがどのように今後影響してくるかわかりません。(そういう意味においても、ウクライナの本来の国境外へのロシアの即時完全撤退、ガザの即刻完全停戦を求めたい!)

それを念頭に置きつつ、今日も政労使(政府、経済界、労働界の3者)会議が行われ、中小企業の賃上げを後押しする考えを岸田首相も示されたように、社会全体で、世の中全体で「賃上げ」の動きが、今、非常に強いです。
今日の春闘集中回答日のニュースでも「満額」の文字がここまで並ぶことは、僕は子供の頃からニュースをよく観ますが、過去これまでに観てきた中でもなかったです。(断言。どうやら約50年ぶりみたいです。)

それを強く感じた記事がこちら。
上の記事中にある、「人件費の一部である労務費の価格転嫁に向けた指針」については下記リンク先よりダウンロード可。
価格転嫁の際の交渉について、具体的な進め方や受注者側と発注者側それぞれの考え方について書かれています。(必読!)
またこちらの記事の最後でも首藤氏がインタビューを受けておられます。


そういった社会の状況の中で、特に労働者全体の7割を占める部分に属する労働者(僕もそうです)はどのように考えれば良いのか?

まず思ったのは、これまでに、今までに、ないような世の中の強い賃上げの流れがある中でも、結果的に今年あるいは2024年度中にご自身の所属する会社で賃上げがなかった場合、それはどちらにしても先行きが非常に危ういような気がします。この世の中の状況で少なくとも人材流出が予見できていない会社と言えます。
会社が悪いのか?業界が悪いのか?よく見極めていただいて、賃上げがあった同業他社に転じるか、業界を移るか。

価格転嫁といっても、4次5次のような下請けで言い値でしか仕事を請けれない会社もありその場合、社長さんの手腕もありますが、今回政府も後押しするぐらいですから、元請け企業に率先して自ら動いてほしいという監督官庁からの呼びかけがあったり、業界団体や商工会議所などが会社の相談に乗ってくれる場合もあるそうです。なので、それさえもやらない元請けさんの下請けや会社の社長さんだと、これも先行き不安ですね。

それとやっぱり簡単に転職とかできない場合ですよね。
これはやはり所属している会社に労働組合があり、ちゃんと会社といろいろなことで交渉しているのであれば、加入しておいたほうが良いでしょう。

冒頭の話に戻りますが、世の中の労働価値がここまで下がってしまったのは労働組合の組織率が下がってしまったのと関係しているように思います。
なので、首藤氏が仰っているように労働組合の組織率を上げることによって、中小企業で働く労働者にも納得できる、今回の強い賃上げの流れの恩恵を享受できるようにする、そのような社会にすることが重要と思います。
それが、労働価値を本来のあるべき価値に戻す本当の原動力、流れになるでしょう。

労働組合と聞くと何かめんどくさいものに感じられる方、特に若い人には多いのかもしれません。中には偏見の眼で見る方もおられるのかもしれません。でも、労働組合は法律でその権利が認められている組織です。
今や消費者庁というものがあり消費者もその立場や権利が認められているように、もともと労働者もその立場や権利が認められています。(厚生労働省はその昔、厚生省と労働省に分かれていた)
なので、偏見の眼で見る必要は一切ありません。

また労働組合は会社を潰すために存在しません。なぜなら会社が潰れたらそもそも雇用がなくなってしまうのでそんなことはしません。会社(経営者)とともに話し合い、より良い働く環境、より良い賃金などにしていき、さらに全体としてより良い会社にしていくのが目的です。

なので、ちゃんと活動している労働組合が会社にあるのであれば加入したほうが良いですし、会社になければ他の労働者(従業員)のみなさんと労働組合をつくっても良いのです。
この賃上げの強い流れの間に会社に労働組合をつくっても良いと思います。
世の中全体がここまで賃上げに向かっているのですから、今こそつくりやすい時期はないのかもしれません。
そうやって賃上げの交渉をすれば、個人でお願いするよりも良い結果が得られると思います。

※文章を一部、加筆修正いたしました。(2024.3.14.)

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東日本大震災・福島第一原発事故から13年。

2024年03月11日 14時46分00秒 | 社会・経済
これからも、原発反対を訴えつづけます!
13年が経ちました。

「まだ、13年」と思う部分と、「13年経っても、まだこの程度か」と思う部分と両方あります。非常に複雑な感情をいだきます。

最近特に思うのは、1995年の阪神淡路大震災以降、日本では数々の大災害が起きている中で、自分は直接被災していなくても、実際の被災者の方が人知れず自分のまわりにいらっしゃるのではないか?ということです。またそれを未だに認識する出来事もありました。
だからこそ、普段から「困った時はお互い様」の精神で人々は助け合わなければならないと思うのです。

先週末、テレビを観ていたら、未だ津波についての認識が普通の波の大きい程度の認識しか持たれていない方がいらっしゃいました。
とても危険なことだと思いました。まず知ることが必要です。

津波は普通の普段の波とはまったく違います。
普通の波は海面の表層の海水が風などの影響を受けて波立っているだけでしょうが、津波の波は海面から海底まで、すべての海水全体が地震によって起きた海底の隆起(海底が急激に押し上げられ盛り上がる)や沈降(海底が急激に沈み込む)によって大きな影響を受け大きく動かされて、海岸や港湾などの海際の陸地に多大な影響を及ぼすのです。
つまり、海にあるすべての海水が押し寄せてくるイメージです。
津波の「津」は昔の港を表します。その港に壊滅的な影響を与えるので、「津波」と言います。
だからこそ、あのような甚大な被害が出たわけです。

これまで幸運にも大きな災害の被災者になっておられない人は、たまたまだと思って、今日からでもあらためて自分事として危機感を持ち、災害に対する備えをしましょう。

上の2つのリンクは、どちらも同じ福島中央テレビさんの津波の教訓を伝える記事のリンクですが、下のリンク先に記事の動画がありますので、是非観ていただき津波に対する意識を高めてください。
YouTubeで津波の動画を観るのも良いですが、上の記事はよりリアリティがあり、当時の現場にいた人の言葉もあり、伝わってくるものがより明確です。

最後になりましたが、東日本大震災も含め、これまでの災害でお亡くなりになった方々にご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

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八代亜紀 「舟唄」 =思い出す音楽 その164=

2024年03月10日 23時32分23秒 | 音楽

いいですね。
八代亜紀さんの代表曲のひとつである曲の当時のMVと言えるような動画が、当然のようにYouTubeにアップされ、普通に観れる状態というのが。
ありがたいです。
もちろん良い悪いの話ではなく、これまでこのシリーズをやってきて、そうではないミュージシャンもおられ(もちろんそれが趣旨に合わないとしているミュージシャンもおられるのは当然です)、中には取り上げることさえも断念した曲もあります。なかなか一筋縄ではいきません。
そういった中でもあらためて八代亜紀さんのビックさを感じるわけです。


年末に八代亜紀さんがお亡くなりになってから気にはなっていたのですが、小澤征爾さんもお亡くなりになり、流れ的なものもあり、取り上げるのが今日になってしまいました。申し訳ありません。
さて、この「舟唄」ですが、リリースが1979年5月。シングルとアルバムが同タイトルで同日にリリースされています。
曲については、作詞が阿久悠さん、作曲が浜圭介さん、編曲が竜崎孝路さんです。
また今回、Wikipediaを閲覧してわかったことなのですが、リリースされた当初の音程と、2000年以降に再録されたものの音程では、後者のほうがひとつ低い音程でスローテンポで歌われているものが中心で、2000年以降にこの「舟唄」が心に沁みるように感じたのは、僕がそれだけ年齢を重ねこの曲が心に沁みる人間として成長していたわけではなく、上記のような違いがあったからでした(笑)
このあたり八代さんの年齢による変化にあわせたものであることもWikipediaに記述がありますが、だとしても、僕がそのような勘違いをさせるほどに曲のイメージを崩さずにさらにバージョンアップさせる仕上がりを施すところに、関わった方々の凄さを感じ、同時にもともとの曲の凄さも感じるわけです。

ちなみに、確認したわけではありませんが、冒頭の動画は2000年以降のものと思われ、こちらはリリースされた当初のものと思われます。


こちらもこちらで完成度が高いわけで、同じ曲でありながらまったくの別物感があります。
関係ないですが、ジャケットのヘアメイクや撮影の完璧感も半端ない!

そして、極めつけ!


動画の説明には、『最新「舟唄」のMVは、宇川直宏氏の絵コンテとアートディレクションにより、ジャケットのアートワークを手掛けた田名網敬一氏の描き出す異次元の世界を阿久悠氏の歌詞に乗せて八代が旅をする、と言う構成になっている。
極彩色の田名網的異世界キャラクターが多数共演する斬新な演出で、この世界においても八代は尚も煌々と光り輝いている。
幼い頃に戦争を経験している田名網氏にとってもやはり、八代は昭和のトラック野郎たちと同じく平和と救済のマドンナ“八代観音”なのである。』とあり、こちらも凄いです。


それにしても、深い曲です。しみじみします。何度でも聴けます。

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大学生転落死・美人局や強盗致死罪以上に懸念しなければならないこと。

2024年03月09日 23時59分00秒 | 社会・経済
まず、こちらの事件で書いておきたいのは、その事実関係について複雑でデリケートな内容と推察できるのにも関わらず、その上っ面の印象だけで報道が注目度を上げようと多少話を脚色するような嫌いがあり、報道の受け手であるこちら側でちゃんとしたリテラシーを持ってこの事件の報道に接しなければならないということです。
すでに、一部の報道では多少酷いものもあり(特に某タレントが某番組で事件に言及している、と言ったこたつ記事は読まないほうが良いと思っています)、それは今後も続きそうな予想は当然できますので、本当に注意しなければなりません。

僕個人の推測では、もしかすると「美人局」の手口自体も事実はどうなのか?と思っていて、今後の捜査結果を見ないと確定できないと思っており、その全貌はまだわからないことが多いです。
関連したことで書くと、大学生の転落死がどの時点だったのか?隣のビルに移った時点だったのか?そこからさらに地上に転落した時点だったのか?報道によって違っており情報が錯そうしています。(ほかにも錯そうしている点があり、そもそも警察発表も事件発生から3週間以上も経っている上で行われたのにも関わらず、この情報錯そうの状態に疑問を持っていて、そのあたりで言うと個人的に結構気になることがあります。)

いずれにしても事実関係は捜査機関が調べている最中であり、逆に捜査機関に任せるしかなく、それを待つしかありません。

また同時に逆に脚色するほどの想像力を持つなら、中学生がなぜこのような重大な事件を起こしているか?を考えるべきでしょう。
もちろん、今回の中学生を弁護するつもりはないですし、できる状況でもないですが、大学生を脅しお金を盗らなければならない状況、また盗ることできてしまう状況、犯行に至るまでにどのような環境で中学生になったかなど、おそらく裁判でも触れられそうな事柄に、これも具体的にはそもそも捜査結果や裁判の判決まで待たないとダメですが、特に今言及したいのは、そこに影響していそうな、それを取り巻く社会の状況に関して、今同じ社会で生きている社会人・大人としての僕を含めた皆様が、それこそ想像力を持って、事件が起きた今だからこそリアルタイムに考えること、想像できることはないでしょうか?

僕が今日、この事件を取り上げることにしたのはまさしくこの点です。
例えばということで、僕が考えたこと、想像したことを参考程度に書かせてください。

僕は奈良で安倍元総理銃撃事件が起こってから何度かこの国の治安の低下に言及しました。昨年4月に岸田首相の襲撃未遂事件が起こった時も書きました。
また僕の住む大阪でもそれは例外ではなく、いわゆる「ガラの悪さ」についても確実に悪くなっているように肌感覚でわかります。
例えば、交番のある交差点で青信号で渡る歩行者に若者の乗るバイクが平気でクラクションを鳴らすようなことが行われる日常です。
そんな日常で生活する中で、今回のような若年層が重大な犯罪を起こすことがここ大阪で、いつか起こるのではないか?と内心で思っていたのですが、実際にこんな早くに起こるとは思ってもみませんでした。

これは大阪に限った話ではないかもしれませんが、「言ったもん勝ち、やったもん勝ち」が横行し、ルール、マナー、秩序などが通用しない世の中になってきて、むしろそれを破ることこそが今の流行や世の中の美徳とされてしまっている社会で、「他人を騙して当たり前、騙される方が悪い」と言ったことが現実論として多大な説得力をもってしまっています。
さらに言えば、「真面目にやっても稼げない、生活できない」といった労働力搾取の傾向が強い今の厳しい現実もあり、そのような大人の社会の現実をみた子供たちが、果たして自分たちが大人になった時に希望をいだけるかどうかは僕が学生だった30年以上前に比べれば一目瞭然です。

そんな大人になっても希望がないことを悟った子供たちが社会に出る前に絶望を静かに感じ、それだけでも辛い中で今の自分の目前の生活さえもままならない状態であったらなら…。

そのように考える時、生活の貧困、世の中の貧困がやむ終えず犯罪を生むケースと考えられ、今回の事件もそのような背景があるのではないでしょうか?

また同時に考えれば、今東京では「トー横」、大阪では「グリ下」と呼ばれる場所に集まる若者たちがいます。
今回、関与した中学生がそういった若者たちだったかは知る由もなく、現段階では否定しますが、そのことよりもそういった若者たちが存在するようになった原因は社会の歪みそのものであり、社会そのものです。

ということは、それだけ社会が貧困化しているのであり、この状態がこのまま続くのであれば、さらなる犯罪の低年齢化は避けられないでしょう。極論かもしれませんが、ギャングのような小中学生が街を闊歩するような時代がやってくるのかもしれません。
また、今世の中の片方では株価が高値であり、そのような対比がまさしく貧富の格差として如実に立ち現れているとも言えます。
数年前から言われ続けているこの貧富の格差も未だ改善するどころか、さらなる格差が生まれているということであり、株価が高値の中、このような事件が起きたこともその証左かもしれません。
さらに言えば、その貧富の格差について数年前から言われ続けながら、未だ政治は何も結果を生み出せていないわけです。

大阪に限って言えば、維新が大阪の行政に関わるようになってから十数年。
その大阪についての責任はやはり維新にあると言えるわけで為政者としてそこは自戒していただかないといけないでしょう。
さらにこれは拡大解釈かもしれませんが、今回の事件現場から数分のところに維新の会の本部があるのも、その象徴と感じてしまいます。

ついでに言及するなら、維新については数々の不祥事が起こっていることも事実です。
そのような現実を子供たちが見て良い影響を与えるとは思えません。自治体の首長が、地方議会の議員が、社会で一般的に偉い人と思われている人、手本になるべき人が悪いことをして捕まっているのをニュースなどで子供たちが知って、決して教育上良いことはないでしょう。
むしろ、それを知り前述の「言ったもん勝ち、やったもん勝ち」を感じ、偉い大人もやっているんだから、となります。
つまり、「子供は大人の鏡」です。

そういうところでまたさらに誤解を恐れず言えば、今回のような事件が起こるということは、子供が大人を舐めているのであり、社会を舐めているのであり、警察(国家権力)を舐めているとも言えます。
今回その舐められた大阪府警の警察官に給与を出しているのは大阪府です。
維新が大阪の行政に関わるようになってから十数年、同じくして大阪の警察も不祥事が多く、警察官が人を殺したり、犯人を逃亡させてしまったり、交通事故に遭えば警察官の対応は事務的・やっつけ仕事的で被害者が警察官にキレられるという(実体験)わけのわからない「お役所仕事」以前のことが行われているのであれば、当然なのかもしれません。

そういった中で、今回の事件はそのような維新のええ加減さの一端が原因とも推察され、子供たちからのしっぺ返しなのかもしれません。


いずれにしても、大人がこの子供たちの起こした事件を真剣に受け止め、重大性をよく認識し、大人としてしっかりと考え子供たちに教育としてちゃんと説明しないといけないでしょう。
それには、まず何よりも大人がしっかりし、まず大人が幸せにならないと子供も幸せになれません。


余談ですが、実は最後に書いていることは、今年年明けに年頭のご挨拶の中で書きたかったことでした。
あいにく元旦にあのような大きな地震が起き、それどころではなくなってまた機会のある時に書こうと思っていたのですが、図らずも書かなければならないことになるとは思ってもみませんでした。しかも大阪で発生した事件でそのようになってしまうというところに残念感があります。しかしながら、大阪で起こったことは象徴的でもあり、最後の言葉には「政治」(センシティブに受け取るのではなく、いたって真面目に真剣に)という言葉の意味も含まれます。


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SL@yRe&The Feminine Stoolξ 「Tokyo Phut Crackle」 =思い出す音楽 その163=

2024年03月03日 22時30分00秒 | 音楽

今回も動かない動画で申し訳ありませんが、公式的な動画がYouTube上にはこれしかなかったためそのまま採用しました。


先週に引き続き雨の日が多いように感じます。
そこにプラスして風が強い日が続いていて完全に冬が戻ってきている感じがします。日本海側では雪も積もって酷いです。
また先週が大阪マラソン。今日が東京マラソンでした。
今日の東京はマラソン日和のようでしたが、西川雄介選手おしかったですね。
個人的には新谷仁美選手の走っている姿が見れたのは大阪国際女子に続いて良かったです。

さて、音楽の話に戻しますが、今日はひな祭りなので、「うれしいひなまつり」にしようかな?と一瞬思ったのですが、個人的に思い出されるのがこの曲を忌まわしいものにする替え歌しか出てこないのでやめました。本当に残念な男です。
ということで、今回も予定通り前回に引き続き、SL@yRe&The Feminine Stoolξ(スレイヤー・アンド・ザ・フェミニン・ストゥール)の曲です。
「Tokyo Phut Crackle(トウキョウ・ファット・クラックル)」
先週もご紹介した2005年7月にリリースされたデビューアルバム「Phut Cr@ckle Tokyo[K](ファット クラックル トーキョー)」 の2曲目に収録されています。単語の順が入れ替わっていますが表題曲と言えるのでしょうか。
これも脳みそを掻き回される音楽です。
途中、サンプリングされているアナウンサーの声がフジテレビの青嶋達也アナウンサーの声に聴こえるのは僕だけでしょうか。実際はどうなのか知る由がありませんが。

それにしても、このような前衛的な音楽は、流行り廃り関係なく飽きずに聴きますし聴けますし、僕は大好きですね。

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国会崩壊?議会制民主主義崩壊?

2024年03月02日 23時58分00秒 | 政治
昨日のこちらの記事でも少し触れましたが、今日も国会の話を。

結局、本日予算案は衆議院を通過し自民党の目論見どおりに年度内成立の見通しとなりました。
マスコミ各社は「異例の土曜日審議」とかで盛り上がっていますが、本来マスコミが報ずべきことはそれではないはずです。
なぜ、そんなことになっているかの原因になっている、年度内成立にこだわっている自民党の問題であり、能登半島地震の復旧財源を人質にとって、予算案を一括で年度内成立させ、裏金問題も有耶無耶にしようとしている、その国会を軽視している姿勢そのものを問題視し報じなければなりません。

野党はもともと予算案の年度内成立に応じる姿勢で衆議院での審議が来週に及んでも参議院での審議で年度末までには成立させるつもりでその旨協力することを事前に与党に伝えていたそうです。
なのに、与党は今日の衆議院通過、つまり参議院で採決できなくても衆議院の採決があれば参議院送付後30日後に自然成立できることにこだわったのです。
ということは、昨日も引用させていただいた菅野さんのXのポストでも書かれていますが、参議院で何もしなくても年度内成立するわけですし、それはイコール参議院を軽視していることで、議会制民主主義の軽視や否定です。

そして、岸田首相がこの30日規定に頼ろうとしている姿勢そのものが、岸田首相のケツの穴の小ささを感じざるを得ないのですが。(失礼しました。言いすぎ、いや書き過ぎました)
岸田首相の、あるいは岸田政権の野党とのコミュニケーション能力の低さを露呈していますし、また政倫審の件も自らが公開で出席しないと政倫審が公開で開催できなかった自民党々内への統率力の低さが露呈しています。
そのように感じざるを得ないところを見ると、やはり今の自民党は大丈夫なのか?今の政権は大丈夫なのか?と思ってしまうのです。


それと、これは大切なことなので書いておきたいのですが、こちらの記事でも触れられている件、
維新の馬場氏や国民民主党の榛葉氏が、一連の国会での立憲民主党の抗戦を批判していたことですが、この冒頭から書かせていただいている状況からすると利敵行為ですし、冒頭のマスコミと同じ勘違いをしておられる。この「裏金問題」下の国会で少しでも自分たちが野党だと思っていたら言えないでしょうし、やはり「第二自民党」でしょうし、「ゆ党」です。この場合の「ゆ」は与党と「癒着」の「ゆ」でしょうか?

先ほども取り上げた菅野さんのポストで言えば、議会制民主主義をわかっていない。今の議会制民主主義で国民のほうを向いて野党が仕事をするとなるとあのようになるわけ(山井さんお疲れ様です)で、だからこそ、昔からあのようなことがあるわけで、それを手法が古いとか「時間の浪費はよくない」とか批判するのは簡単でしょう。そういう問題ではまったくありません。

専ら維新は政治を「ビジネス」と捉えているからそのような発言になるのでしょうけど、政治は政治です。他の何物でもない。議会制民主主義も理解していないアホさ加減を自ら露呈しているのに、それにもまったく気づいてもいないのでしょう。おめでたいですね。
そういう集団が国会に参加していること自体も恐ろしいことです。普通の社会人からするとまったくおめでたくない。恐ろしいことなのです!


今回のタイトルは、政倫審が最終的に岸田首相が出ないと公開で行われなかったことをどこかのマスコミが自民党を「学級崩壊」のようとたとえていて、同時に近所の小学校で実際に学級崩壊が起こっており、その状態に対して校長や教育委員会も動かず、自治体の議員が動いてやっと何らかの改善の動きが出てきたという話を伺って、国会でも議会制民主主義を理解しない野党があり、野党同士の横のつながりが「崩壊」、自民党でも政権も議会制民主主義を「崩壊」させるような動きがあり、もう本当に国民が声をあげないと=動かないと、この国が「崩壊」しかねないのではないか?と危機感を持ってもらうために、まずは「国会崩壊?議会制民主主義崩壊?」としたわけです。


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うるう年。

2024年03月01日 23時59分59秒 | 日記・エッセイ・コラム
3月になりました。
毎年2月と3月の28日までは各日の曜日が同じなので、今年も3月1日は2月1日と同じ木曜日だと思っていたら、今年はうるう年であることを忘れていて、昨日それに気づきました。
ということで、本日3月1日は金曜日です。

僕は知らないのですが、2月29日に生まれた人はお誕生日会を2月28日にするのか?それとも3月1日にするのでしょうか?
また2月29日に生まれた人の運転免許証の有効期限とかどうなるのでしょう?
でも、お誕生日のお祝いは2月28日も3月1日も2日間にわたっていろいろな人に言われるのかもしれませんね。それも良いかも。

そんなことを書いていたら、実際に神奈川、新潟、岡山、愛媛の4県の運転免許センターでうるう年、うるう日に関連するエラーが起きて業務ができない状態になったそうです。また同じようなことは処方箋を受け付けている某薬局でも起きていたようです。
運転免許センターのほうは、どうやらこの4年に一度のうるう年、うるう日の設定ができていなかったことが原因らしく、「いまどき、そんなことあるんかいな?」と思ってしまいました。

さて、今日で元旦に発災した能登半島地震から2ヵ月ということで、報道各社がそれぞれに現地からの中継を交えながら2ヵ月たった現状を伝えています。
当初からこちらでも書いていますが、やはり行政の対応がいまいちなのは未だ否めません。

またその状況を正確にマスコミが伝えているのか?という部分にも疑問を持ちます。
被害の状況ひとつとっても、これも当初からいつもそうですが、どこの社もスポットで被害を伝えるのでその被害の全体像というところになると視覚的に想像しにくく、常に数値で伝えるので多い少ないの判断しかできないわけです。

先日、ある方が現地に支援に行かれた際にツイキャスで生中継されており、それを見ていると、目的地に向かう車からの車窓を映していたのですが、やはり被害の大きさや範囲がわかりやすかったのです。このような伝え方は普通マスコミはしませんからね。

そんなまだまだ復旧途上の能登半島地震の復旧・復興の財源が含まれている予算案を人質に取って年度内成立にこだわる自民党の悪態が極まっている国会のことも取り上げないといけませんね。

まず、著述家の菅野完さんのXのポストを引用させていただきます。
(リンクへ飛んでいただいて、ポスト全文読んでくださいね)
 
もちろん予算案は年度内に成立したほうが良いに決まっていますが、確かに過去に年度内に成立が怪しくなってきた時に部分的に予算案を先行して成立させたことがあったのは僕も記憶にあります。
なので、今回もそうすれば良いだけですし、震災関連の財源だけを先行して成立させれば良いわけです。もちろんその時は野党も賛成するでしょう。

今回の予算委員会は例年とは違い、やはり今話題の「裏金」問題があるわけですから、この問題に対する国民の政治不信をなくすための議論は当然予算委員会でなされないといけないわけです。
しかしその真実を明らかにするどころか、問題を起こした当事者であるはずの自民党が政倫審前に党内の組織力のなさでゴタゴタになり、やっと政倫審が開かれても岸田首相も含めこれまでどおりののらりくらりとした答弁で真実を明らかにせず、また政倫審を開いたんだからとばかりにシレっと委員長の職権で予算委員会での採決を決めてしまい、そんな中で議論を尽くしたとはとても言いにくい状況で、能登半島地震の復旧・復興財源が含まれる予算委員会を人質に、年度内成立にこだわり、強行採決まで目論んでいるという、ちっとも国民のほうを向いていない、いや、とても国民に顔向けできないことを次々とやりつくしていく勢いです。
こんなことではもちろん国民の政治不信は払拭されないでしょう。
今、裏金問題に対して、真摯に真実をすべて明らかにして誠実に謝罪し誠実にこのようなことを二度と起こらないように法律や組織を改めれば、逆に自民党の支持率が上がると思うんですが、絶対にそれはしないですよね。
次の選挙、どうするつもりなんでしょうと思いながら、また時間が過ぎるのを待って、国民が忘れるのを待つのでしょう。とことん僕ら国民を舐めているわけです。僕も含めて皆様、舐められてますよ!このまま黙ってるんですか?ちゃんと税金払ってらっしゃるでしょう。この確定申告の時期に彼らは脱税疑わしい裏金を作って私腹を肥やしていたことが問題となっているわけです。決して忘れてはいけません!

こんな裏金問題は4年に一度でもあってはいけないのです。

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