72年位前のことですが、6月頃の雨上がりの午前中に、父親に連れられてキュウリの栽培畑に連れて行ってもらいました。
キュウリ畑の畝と畝の間には枯れ枝の枝木と枯れ草がたくさん敷き詰められていました。道からキュウリ畑に入り、父親が枯れ枝の枝木と枯れ草の積まれた場所を踏むと、シュルシュルと音がして40~50匹位の毒蛇のマムシがゾロゾロ出て近くの小川にポッチャンポッチャン飛び込み、川沿いの山の中にガサガサ音を立て逃げて行きました。父親はびっくりして「おー!」と叫んで立ったままでした。私も恐ろしい毒蛇の大群に驚き、身動きが出来ませんでした。
間もなく毒蛇のマムシの逃げる姿が見えなくなったのでもうマムシはいないと思い、今度は私が枯れた枝木と枯れ草の積まれえた場所を踏むと、またもや40~50匹の大群のマムシがシュルシュル音を立て出て来たので、私は大慌てで後ろに飛びのきました。すると父親は今度は持っていた天秤棒を使って、逃げるマムシの頭を打ちたたき、10匹位は捕らえることができました。慌てずに一網打尽にできればよかったのですが・・・・
このような毒蛇のマムシに遭遇したのは初めてのことで、その後は経験することがありませんでした。とても怖い72年位前の経験です。この経験を地域の古老やおばちゃんに伝えると、「蛇の大群に出合うのは幸運の予兆」と言って、「生涯にわたり良いことが付いて回り、お金にも困ることはない」と、言われ、これまた驚きでした。
その後の私の人生においては平凡な日々ですから、このマムシの大群の出遭いに関わる古老やおばあちゃんの言われた通りになるのかどうかは定かではありません。
私のこのような経験は、他の人に生じた事例を今まで聞いたことがありません。どなたかこのような稀な事例をご存じの方がいらっしゃれば、教えてくだされば嬉しく存じます。
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