はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

今年登った山を振り返りました(八ヶ岳2)

2024-12-24 19:15:15 | 山歩き
八ヶ岳<赤岳> (9/5)

2日目の朝を迎えました。
この日の予定は、八ヶ岳の最高峰 赤岳への登頂です。
しかし、昨日のダメージが残っているようで頂上まで登る自信はありませんでした。
とりあえず、行ける所まで行くことにしました。

テン場から眺める阿弥陀岳の頂上付近です。東面は朝日が当たって輝いていました。


6時23分に赤岳鉱泉を出発しました。。まずは行者小屋をめざします。
横岳が邪魔をして朝日はまだ届きません。


マムート階段を進みます。


横岳の岩場の名前はよくわからないのですが、大同心やら小同心でしょうか。


中山乗越から朝日に輝く硫黄岳が見えました。


赤岳鉱泉から約50分で行者小屋に到着しました。存在感のある山は阿弥陀岳です。


行者小屋からは、これからめざす赤岳もよく見えました。


こちらは横岳です。18年前にこの稜線を歩いたなんて信じられません。


行者小屋の名物の看板です。これを持って記念撮影する方が多いです。


少し休憩をして7時31分に行者小屋を出発です。小屋のすぐ前がテン場でした。


赤岳が威圧感を持って迫ります。


少し歩くと阿弥陀岳との分岐です。文三郎尾根を進みます。


いきなり急登がはじまりました。阿弥陀岳が美しいです。


目の前に階段地獄が現れました。階段は脚上げが大きくなるので、すぐ脚にきます。


階段地獄の途中から行者小屋を振り返ります。脚は悲鳴を上げていました。


横岳と左は硫黄岳です。


硫黄岳をアップで。


横岳もアップで。


赤岳はシルエットです。


9時を過ぎたところですが、早くもガスが上がってきたようです。遠くに蓼科山もはっきりと見えてきました。


阿弥陀岳と手前の中岳も近づいてきました。


北アルプス方面は早くも雲の中のようです。


稜線の分岐が見えてきました。そこから頂上までは30分です。
しかし、私の歩みが遅いので、ガスで眺望が無くなる前に二人で頂上に行ってもらうことにしました。
そして私は、分岐までを今回の目的地としました。
頂上には立ったこともあるので、無理はしないことにしました。


そうと決まれば、ゆっくりと写真を撮りながら進むだけです。中岳と阿弥陀岳です。


赤岳の岩場です。ここもロッククライミングのコースでしょうか。遭難碑もありました。


この階段地獄を登ってきました。行者小屋をも遠くなりました。


雲がどんどん湧いてきました。


阿弥陀岳が「こっちにおいでよ」と呼んでいるようです。


18年前に歩いた硫黄岳から横岳、そして赤岳へと続く稜線です。


やっと分岐に到着です。(標高は2722m)行者小屋から1時間50分もかかりました。


稜線に出ると、今まで見えなかった南アルプス方面が望めるはずです。
そこで待っていたのは、こんな景色でした。
権現岳ごしの南アルプスです。


見えているのは、甲斐駒ヶ岳や北岳といった南アルプスの名峰です。


北八ヶ岳の山々にも雲がかかってきたようです。


見上げれば赤岳の頂です。鎖場やハシゴが続きます。二人は登頂したでしょうか。


こちらは阿弥陀岳の山頂です。


私は登ってきた階段地獄が嫌なので、中岳を経由して違う道で下ることにしました。
この道を通るには理由もありました。阿弥陀岳の手前に中岳ですが重なっています。


中岳に向かって一旦下って行きます。


そして中岳に登り返します。最後の登りです。


振り返れば赤岳です。


そして、中岳経由を選んだ理由がこれです。


雲がついていますが富士山です。富士山に会いたかったのです。


そして、中岳の山頂(2700m)です。今回の山行で唯一の山頂でした(笑)


中岳山頂からの赤岳ですが、もうガスにつつまれそうです。


富士山も雲の中に。


このあと行者小屋まで下りて、それから赤岳鉱泉へ。そして駐車場へと長い道のりが待っています。


中岳から眺める阿弥陀岳もカッコ良かったです。


上りとは別のルートで下山するので、中岳と阿弥陀岳との間にあるコルに向かっています。
ここも18年前に歩いているのですが、全く記憶がありません(笑)
途中でまた富士山が見えました。(スマホで撮りました)


赤岳の迫力ある姿です。二人も今頃は赤岳から下山を始めていることでしょう。


阿弥陀岳も近づくと険しさが際立ちます。


中岳ごしの赤岳を振り返ります。


下山ルートが見えました。


ナナカマドの赤い実です。葉はまだ青々としていました。


阿弥陀岳への登りはハシゴもあって厳しそうです。


中岳のコルです。ここから行者小屋へと下りて行きます。


八ヶ岳は本当に苔が美しいです。


マクロレンズでじっくりと向き合いたい苔でした。


小屋が近づくと、両側が苔に覆われた歩きやすい道になりました。


11時45分。行者小屋に戻ってきました。10分もしないうちに、無事登頂を果たした二人も戻ってきました。


お腹も空いたので小屋で昼ごはんをいただきました。一人でこんなに食べたわけではありません(笑)
私が好物のカレーライス。Aさんは味噌ラーメン。Mさんは牛丼です。どれも美味しかったようです。


このあと行者小屋から赤岳鉱泉にもどり、テントの撤収です。これがまた辛かったです。
そして、再び重たい荷物を背負って2時間半かけて駐車場のある赤岳山荘をめざしました。
駐車場に着いた時には午後4時30になっていました。

今年登った山を振り返りました(八ヶ岳1)

2024-12-23 19:15:15 | 山歩き
八ヶ岳<硫黄岳> (9/4)

八ヶ岳にテント泊登山に行ってきました。
今年は、7月の後半に唐松岳をめざしましたが雨のために計画を大きく変更しました。
その後も天気の悪い日が多く、8月の後半は台風に振り回されることになりました。
そんな残念な夏山でしたが、9月になってやっと登りに行くことができました。
めざしたのは八ヶ岳(いちおう最高峰の赤岳)です。

出発早々に名神高速道路が集中工事で通行止めでびっくりしました。
吹田から近畿道〜第二京阪〜京滋バイパス〜新名神と乗り継いでなんとか諏訪南ICに到着しました。

赤岳山荘の駐車場です。ここには夜中の3時ごろに到着して、少し仮眠しました。


美濃戸口からここまではひどいダート道で車高の高い車でないと底を擦ってしまいます。CX-5は大丈夫でした。
実は18年前にもここを通りましたが、Aさんのカローラだったので、随分底を擦りました。


北沢と南沢の分岐です。今回は北沢を通って赤岳鉱泉のテン場をめざします。


今回は、昔からの山仲間のAさんと、いつものMさんで登りに来ました。
そのAさんとは18年前に八ヶ岳を登ったので、久しぶりの八ヶ岳(赤岳)ということでした。


最初は林道を歩いて行きます。赤岳鉱泉まではCT(コースタイム)2時間ですが‥。


八ヶ岳らしい風景の中を進みます。


蜘蛛の巣です。今回はコンデジをやめて、FUJIFILMのX-T10を持って行きました。


おかげで玉ボケも撮れました(笑)


八ヶ岳は本当に苔が美しいところです。


林道が終わり、いよいよ山道に入って行きます。


沢に沿って道がつけられています。


滑らないように気をつけながら進みます。


川底の岩が赤かったです。


沢沿いの道は涼しくて歩きやすかったです。と行っても二人は荷物が重くて大変だったと思います。


この時期は流石にお花は少なかったですが、トリカブトが綺麗でした。


山小屋のある赤岳鉱泉まではまだまだです。


赤岳山荘の駐車場から北沢コースを歩くこと2時間40分で赤岳鉱泉に到着しました。
時刻は10時前です。山が見えていましたが、雲が多いようです。


山小屋の上に見えているのは阿弥陀岳のようでした。


今回は赤岳鉱泉のテント場にテン泊します。テント泊は予約なしでもOKです。


お昼ご飯にはまだ早いですが、迷いそうなメニューです。


ドリンクも充実していて嬉しくなります。ちょっと一杯やりたいところですが、まだ登るので我慢です。


受付を済ませてテントの設営です。早い時間なので場所は選び放題でした。
左がAさんのテント、右がMさんのテントです。今回はMさんのテント(3人用)に居候です(笑)


テントの設営も終わったので、今日は硫黄岳をめざします。
山小屋の地図では硫黄岳登頂コースが約3時間になっていましたが、これは健脚者用のCTではないでしょうか。


硫黄岳をめざす途中の写真はありません。展望の無い林の中のジグザグ急坂を黙々と登りました。
この道は18年前にも歩いたのですが、全く記憶に残っていませんでした(笑)

赤岳鉱泉から1時間45分で赤岩ノ頭に到着しました。頂上まではあと20分です。


横岳の岩壁でしょうか。雲がかかって幻想的といえば幻想的ですが。


稜線を行く登山者も見えました。


雲も多いし、硫黄岳には登ったことがあるので、頂上へは二人で行ってもらいました。
登ったことがあるというのは言い訳で、実は脚にきていました。下山を考えて無理は禁物です。


このあと雨が降り出しました。それも結構本降りになってきたので、急いで雨具を身につけました。


下山の途中で雨が上がり、展望が開けた所から赤岳が姿を見せてくれました、


赤岳の頂上は、どちらから登るにしても最後は急登が待っています。


横岳の岩壁群も見えました。大同心や小同心という岩登りの世界です。


1時間半かけてテントに戻り少し休憩しました。5時半ごろにはすっかり青空が広がり横岳も綺麗に見えました。


夕方を迎えて本来なら夕食作りの時間ですが、今回は荷物の軽減で赤岳鉱泉でいただくことにしていました。


赤岳を眺めながら赤岳鉱泉の食堂に向かいます。


明日は登れるでしょうか。すでに脚は限界のような気がしています。この日は約2万歩歩きました。


明日は天気が良さそうです。実はこの夜の星空は素晴らしかったです。
三脚を持ってくればと思いましたが、とても無理です。


そして楽しみにしていた夕食はステーキでした。(赤岳鉱泉はステーキが有名ですが、いつもステーキとは限りません)


もちろん生ビールも美味しかったです。マムートのジョッキは涸沢小屋を思い出します。


しかし、山小屋でステーキに生ビールなんて贅沢なことです。昔は山小屋の食事といえば・・・でしたが。

こうして1日目は終了しました。
まだ19時30分でしたが、シュラフに潜り込みました。
やはり山の中は寒かったです。

今年登った山を振り返りました(八方尾根)

2024-12-22 18:25:25 | 山歩き
八方尾根 (7/31)

当初の予定では、30日に唐松岳に登り、山小屋で一泊して31日に下山の予定でした。
しかし、天気が悪いので予定を大幅に変更しました。
31日はなんとか天気が回復してきたので、八方尾根を行ける所まで行くことにしました。
黒菱林道を走り、駐車場に着くと駐車場はけっこう満車状態でした。
みなさん朝早くから登られたのでしょうか?それとも前日からでしょうか?

7時15分の始発の黒菱第3ペアリフトに乗りました。青空はあるものの雲の多い天気です。


グラートクワッドリフトで一気に1830mへ。しかし、めざす方向には怪しい雲が立ち込めています。


晴れていれば右手に白馬三山を眺めながら登山ですが‥。


この辺りから高山植物を撮り始めました。ハクサンシャジンです。


マツムシソウです。


五竜スキー場のあたりが見えました。


第3ケルンが見えてきました。唐松岳は雲の中です。


八方池が近づいてきました。


残念ながら八方池に映る白馬三山の姿はありませんでした。


自然研究路はここまでです。


ニッコーキスゲです。上空には希望の青空があるのですが。


ニッコーキスゲの群落でした。


下の樺(シモノカンバ)を過ぎたあたりから振り返りました。


その先は、素晴らしいお花畑が広がります。


ピンクのシモツケソウが良いアクセントでした。


扇雪渓まで登ってきました。今年は雪渓も小さく感じました。


ゴゼンタチバナです。


しばらく行くと、今度はチングルマが咲いていました。


小さいけれどチングルマの群生地でした。


ウラジロナナカマドも白い花が咲いていました。赤く紅葉する姿も見たいものです。


こちらはコイワカガミです。


チングルマとイワカガミが咲き乱れていました。


午前10時55分、丸山ケルンに到着しました。
ここから稜線までは約50分です。頂上にも行けないことはありません。


しかし、ここから上は雲に包まれたままです。稜線に出たところで剱岳方面も見えないでしょう。


そして、何よりもこの日はリゾートホテルを予約していたので、あまり遅くに着きたくはありません。
ということで、今回はここまでにして下山することにしました。


そうと決まれば、ゆっくりと下山しながら撮れなかった高山植物を撮ることができます。


シシウドです。


クルマユリです。所々に咲いていました。


ヤマブキショウマの群生です。


ヨツバシオガマです。


タカネウツボグサの紫が鮮やかでした。


オトギリソウです。たくさん咲いていました。


イブキジャコウソウです。


同じくワレモコウも撮りました。


ハクサンシャジンと背景は遠見尾根です。


お花畑を眺めながら下ります。


下の樺まで戻ってきました。


往路は足早に通り過ぎましたが、ここは美しい所です。


マツムシソウも花盛りでした。


左手は深い谷です。


近くにある岩ですが、雲がかかって迫力があります。


白馬三山はあいかわらず雲の中です。


ミネウスユキソウです。


この沢は唐松沢です。やがて松川となって白馬大橋の下を流れます。


間も無く八方池です。


振り返ると雲の中から不帰ノ嶮のI峰(真ん中の尖り山)とII峰(左)が見えていましたが、唐松岳は雲の中のようでした。


八方池で20分ほど雲が取れるのを待ちました。


しかし、白馬三山は姿を見せてくれませんでした。


クガイソウです。


クガイソウと白馬三山です。あと少しで白馬鑓ヶ岳の頂上が見えそうですが。


赤紫や白色のホタルブクロも咲いていました。


風が強かったので八方池もさざ波が立っていました。


キンコウカでしょうか。


ミヤマダイモンジソウにも出会えました。


第3ケルンに別れを告げて、リフト乗り場をめざします。


最後は黒菱第3ペアリフトで駐車場をめざします。友人の登山靴にトンボがとまっていました。


こうして八方尾根ハイキングは終了しました。
あとになりましたが、今回は4人のメンバーで歩きました。
雨のために一泊二日の唐松岳登山は出来ませんでしたが、それなりに日帰りハイキングを楽しむことが出来ました。
山を下りた後は、シェラリゾート白馬で温泉やお酒を楽しんだことは言うまでもありません。


今年登った山を振り返りました(安達太良山・会津磐梯山)

2024-12-21 18:25:25 | 山歩き
今年は福島県の名峰2座に登りました。
安達太良山(あだたらやま)と磐梯山(ばんだいさん)です。

安達太良山 (6/11)

まず最初に登ったのは安達太良山です。
本当は磐梯山から登る予定で宿も取ったのですが、安達太良山のロープウェイが運休日だったので変更しました。

安達太良山が近づくと独特な山容が現れました。「乳首山」とも呼ばれているそうです。


登山口です。ここからロープウェイに乗りました。歩く人も多いのですが、二日間連続登山なので無理はしませんでした。


ロープウェイの下はスキー場になっています。しかし、ロープウェイは楽でいいですね(笑)


ロープウェイの終点から少し歩くと「この上の空がほんとの空です」という案内がありました。
詩人で彫刻家の高村光太郎が著した詩集「智恵子抄」に収録された「あどけない話」に由来するものです。


ほんとの空を見上げます。


頂上までは約1時間半です。


両側の木が日除けになって、歩きやすいルートでした。


平日でしたが、そこそこの登山者がいました。やはり人気の「百名山」なのでしょう。


ウグイスが姿を見せてくれました。


頂上が近づいてきました。


頂上付近に来ると景色が一変しました。


頂上直下にはハシゴもかけられています。


右手に見える景色です。下山はこちらを歩きます。


遥か遠くの方は福島市です。


頂上の下までやってきました。


ロープウェイのおかげでここまでは楽に登って来ることができました。


それでは頂上をめざしましょう。


頂上には石の祠がありました。


あちらに見える山は、翌日に登る磐梯山です。


遠くには東北の名峰が並びます。名前を教えてもらったのですが忘れてしまいました(笑)


頂上の上の空は、やはり色がちがいました。


これから歩く稜線ですが、実は私の大好きな大分水嶺でした。(この時は気付いてなかったのです。)


頂上から下りてきました。振り返ると、またちがった顔を見せてくれました。


牛の背(?)を進みます。


こんな所にもイワカガミが咲いていました。


そして、ここが爆裂火口です。


こわごわ覗き込む爆裂火口(沼ノ平火口)です。不思議な景色に圧倒されます。


ここが噴火したのは明治33年の事なので、そう遠い昔話ではありません。
大噴火により硫黄採掘所の72人が亡くなられたそうです。


風速10mを超える爆風が吹いていました。


頂上を振り返ります。


私たちは右のほうへ下りて行きます。


イワカガミの群生地がありました。


頂上(左のピーク)が少しずつ遠くなります。


左手に見える山は鉄山(?)でしょうか。荒々しい山肌をしています。


くろがね小屋まで下りてきました。耐震工事のため建て替えるそうで、営業はしていませんでした。


くろがね小屋の上に源泉があり、その温泉が翌日泊まる岳温泉の源泉でした。


タニウツギの咲く登山道を下山です。


くろがね小屋から登山口までの道が退屈で長い林道(一部旧道も)歩きでした。
しかも、ドロドロの箇所が沢山あり疲れました。

安達太良山は以前から名前はよく知っていた山なので、今回登ることが出来て良かったです。
景色も素晴らしく満足のいく山行となりました。



会津磐梯山 (6/12)

福島県の名峰2座目は磐梯山(ばんだいさん)です。
「会津磐梯山は宝の山よ〜」と民謡にもうたわれる福島県を代表する山といってもいいでしょう。
もちろん磐梯山も福田久弥の「日本百名山」の1座です。

磐梯山も登山ルートがいくつかありますが、今回は一番ポピュラーな八方台から往復することにしました。
平日でしたが、八方台登山口の駐車場にはそこそこの車が停まっていました。


7時30分、登山口を出発です。最初はブナ林の中のよく整備された道を登って行きます。


40分ほど歩くと中ノ湯に到着です。めざす頂上も見えました。


中ノ湯ですが、かつて温泉宿があった所で、施設が廃虚となって残っていました。


磐梯山は、1888年(明治21年)の噴火で山体崩壊が発生しましたが、その時から時間が止まったままです。


ここから本格的な登りが始まります。


時々視界が開けて景色が望めます。


今回の山行では、安達太良山でも磐梯山でもタニウツギがたくさん咲いていました。


弘法清水小屋の手前まで登って来ました。


頂上も見えましたが、まだ先のようです。


出発してから2時間15分、弘法清水小屋に到着です。名前の通り美味しい水が湧いていました。


登山バッジを購入しました。登山ユーチューバーあどちゃんの真似をしました(笑)


小屋の前からの景色です。こちらからは裏磐梯方面の景色が見られます。


大きな湖は桧原湖です。


向かいの山は櫛ヶ峰です。えぐれている所が山体崩壊のあった所です。136年前にはここに小磐梯山がありました。


ミヤマキンバイが咲いていました。


オダマキも咲いていました。頂上では珍しい花にも会えました。(それは次回に紹介します)


小屋から頂上までは急斜面の登りが待っていました。最後の登りは流石にきつかったです。


それでも、景色を楽しみながらゆっくりと登りました。


あと一踏ん張りで頂上というところまで登って来ました。なんとか頂上まで足も持ってくれました。


弘法清水小屋からのきつい登りをなんとか登りきって、ついに頂上に到着しました。
標高は1816mです。石の祠がありました。


楽しみしていた頂上からの猪苗代湖の眺めです。ちょっと霞んでいますが大満足の眺めでした。


反対側の景色です。頂上の少し下に休憩所のようなものがありますが、閉まっていました。


やはり猪苗代湖に目がいってしまいます。


スマホからの1枚です。


頂上は岩がゴロゴロしていましたが、そこにミヤマキンポウゲが咲いていました。


そして楽しみにしていたバンダイクワガタも咲いていました。


本当に小さい花でした。


ミヤマキンポウゲとバンダイクワガタです。


スマホからの1枚です。


ミヤマキンポウゲの群落もありました。


休憩所のところで昼食をいただきました。あとは無事に下山することです。


弘法清水小屋から先は、少し寄り道をしてお花畑を歩きました。


荒々しい風景を見ながら歩けます。


お花畑から頂上を振り返りました。


お花畑は思ったほど花は咲いていませんでしたが、レンゲツツジが鮮やかでした。


お花畑の途中で山体崩壊を実感できる場所がありました。


本来なら目の前にあった山が山体崩壊して、美しい裏磐梯の姿を造ったということがよくわかりました。
しかし、この噴火で477名の命が失われたことも忘れてはいけないことだと思いました。


しばらく進むとウラジロヨウラクが咲いていました。


ミヤマキンポウゲも咲いていました。


ここで磐梯山の頂上も見納めです。


黙々と下り中ノ湯あたりのイワカガミの咲いていた所まで戻って来ました。


白トビがひどいですが、マイヅルソウ(?)も咲いていました。


中ノ湯です。ここに温泉があれば間違いなく入ったことでしょう。


あとは駐車場までの道を20分ほど歩き、無事に下山することができました。


裏磐梯にある「磐梯山噴火記念館」あたりから眺めた磐梯山です。


スマホからの1枚です。


この日は安達太良山の麓にある岳温泉に泊まりました。とてもいい湯でした。

※登山日 2024.6.12

今年登った山を振り返りました(小野アルプス・高御位山)

2024-12-20 19:15:15 | 山歩き
小野アルプス (4/28)

ゴールデンウィーク前半の28日に兵庫県小野市にある小野アルプスにハイキングに行きました。
小野アルプスは標高100mから200mの山が連なる「日本一低いアルプス」と呼ばれています。
縦走コースは約8kmあり約5時間のコースタイムですが、アップダウンの繰り返しでかなり疲れそうです。
ということで、今回は最高峰の惣山とスリルの味わえる紅山の美味しいとこどりのコースを歩きました。

GWで晴天ということもあり、鴨池公園の駐車場は満車状態でしたが、かろうじてすき間に車を停めることができました。
しばらく歩くと、睡蓮の咲く池がありました。向こうに見えるような山が連なっています。


いよいよ登山道です。動物除けの柵があります。


この日は暑い日でした。ゆっくり歩いて1時間ほどで展望台に到着しました。


上まで登ってくるとツツジが迎えてくれました。


今回は縦走はしませんでしたが、こんな山をいくつも越えてくるようです。


次に向かう紅山も見えていました。


展望台から少し行くと小野アルプス最高峰の惣山(198,9m)に到着です。1989メートルではありませんよ(笑)


激下りが待っていました。


そして、紅山の下までやってきました。
途中で、「登るのは無理です」と引き返してきた家族づれに会いましたが、私たちは進みます。


下から見上げますが、なかなかの傾斜です。


登り出すと、岩も硬くてグリップも良く効くので、そんなに危険は感じませんでした。


我が登山隊です。今回は5人で登りました。


核心部の登りです。下に見えるのは山陽道です。


間も無く頂上です。紅山というのは岩に生えている苔が朱色なので、紅山になったとか。


全員無事に登り切りました。登り切ったところが紅山頂上です。
良い景色を見ながらお弁当を食べました。淡路島も見えていましたが、写真を撮るのを忘れました。


今回は惣山と紅山の2座だけです。下山の途中に紅山の岩場が見えました。


こうして見るとなかなかの角度なのがわかります。


あっという間に下山しました。そこには長閑な風景が広がっていました。


この日の活動データは、タイム03:24 距離4.9km のぼり265mでした。



高御位山 (6/3)

兵庫県加古川市にある高御位山(たかみくらやま)に登りました。
高御位山には昨年の4月にも登ったのですが、その時は成井登山口から表参道を往復しただけでした。
高御位山は播磨アルプスとも呼ばれていて沢山のコースがあります。
今回は鹿島神社の駐車場から馬の背を登る周回コースを歩きました。

鹿嶋神社駐車場から少し登ると、すぐにこんな岩場が始まります。


少し登ると、下に鹿嶋神社が見えました。申し訳ありませんが、ここからお詣りさせてもらいました。


右手の方には、これからめざす高御位山が見えました。


まだしばらく岩の道が続きます。


振り返ると加古川の工場群とその向こうには播磨灘と淡路島です。手前右手には山陽新幹線も見えました。


馬の背という名前通りの道でした。気持ちの良い登山道でした。最後にまたきつい岩場が見えています。


スタートから50分ほどで稜線に到着です。


稜線歩きは楽しいですが、アップダウンもあります。


稜線上にもこんな岩場があります。


歩いてきた道を振り返ります。出発点は左上の集落の所です。


ところどころにササユリが咲いていて疲れを癒してくれました。


いよいよ頂上です。稜線に出たところから約1時間でした。


わかりにくいですが頂上標識です。高御位山の標高は304mです。


頂上には大きな磐座があります。


前回は曇り空だったのですが、今回は良い天気で展望も良かったです。このあと下りていくあたりです。


播磨灘の先には小豆島も見えました。


加古川の市街地方面です。遠くには明石海峡大橋も見えました。


頂上には高御位神社が鎮座します。


お地蔵さまにも感謝です。


頂上でおにぎりをいただいて下山開始です。頂上の磐座を見上げながら下りていきます。


下から見上げる磐座は城壁のように見えます。


滑りやすい所もあったので慎重に45分かけて長尾登山口まで下りてきました。頂上がすぐ近くに見えます。


出発点の鹿嶋神社までは舗装路をてくてく歩きます。馬の背ルートも見えていました。


右手には今日歩いたルートを望むことが出来て面白かったです。


そしてゴールの鹿嶋神社の大鳥居です。


天気にも恵まれ(適当に曇ってくれました)、ちょとスリルも味わえ、展望を楽しみ、時間的にもちょうど良い山行でした。