はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

須磨アルプスを歩きました(前)

2025-01-27 19:15:15 | 山歩き
須磨アルプスを歩いてきました。
須磨アルプスは六甲山系の西端になり、「六甲山全山縦走」の序盤のコースでもあります。
10年以上前に「全縦」をしましたが(3回に分けてですが)その時以来の須磨アルプスになりました。

山陽電鉄の須磨浦公園駅が登山口になります。山陽電車に乗るのも久しぶりでした。


須磨浦公園駅です。日曜日でしたが思ったよりは登山者は少なかったです。10時前といこともあったのでしょう。


目の前は海です。須磨海釣り公園も見えます。


いきなり旗振山です。実は須磨浦公園駅からロープウェイで登ってきました(笑)


旗振茶屋です。「左塩屋」とありますが前回は塩屋から登ってきました。


旗振山からは素晴らしい展望が開けています。明石海峡大橋がよく見えました。


こちらは神戸側の景色です。手前の砂浜は須磨海水浴場です。


次は鉄拐山をめざします。低いピークをいくつも越えながら歩きます。


全体的に道はよく整備されています。標識も多く道迷いの心配はありません。


鉄拐山(てっかいざん)に到着です。


下には高速道路の料金所が見えます。


右手に海を眺めながら歩きます。


ウバメガシの林を歩きます。


高倉山に到着です。


ここも景色が良いです。


次は階段を下って町の方に向かいます。


町の中を通るのがこのコースの面白いところです。加藤文太郎が歩いた頃は里山だったのでしょう。


こんな橋のところにも「全縦」の案内があります。


スーパーマーケットもあります。


団地の間から次に向かう栂尾山の恐怖の階段が見えました。


そして、その階段に到着です。どこまでも続く階段です。少しパラっときました。


階段の途中から振り返りました。歩いてきた山も見えます。


「栂尾山・須磨アルプス」の名前も出てきました。もう少しで栂尾山です。


栂尾山あたりからの眺めです。


横尾山に到着です。ここでお昼のおにぎりを食べました。


<つづきます>

※登山日 2025.1.26

二上山(日本百低山)へハイキング

2025-01-12 10:25:25 | 山歩き
二上山にハイキングに行って来ました。
二上山は手軽に登れる山なので、私にはもってこいの山の一つです。
コースもたくさんあり、今回も歩いたことのないコースを登りました。

道の駅ふたかみパークを出発すると、いきなり急な階段が待っていました。


10分ほどで登り切ると展望台がありました。奈良盆地が一望です。


これからめざす二上山(左が雌岳、右が雄岳)です。


アップダウンを繰り返しながら登って行きます。


「ながめ坂」に到着です。以前、この左の道から登って来たことがあります。


「ながめ坂」からの展望です。眺めが良いから「ながめ坂」なんでしょうが、私にはここからが長めの坂に感じました。


斜めの坂を登って行きます。ひょっとして「ななめ坂」?


出発してから1時間20分ほどで馬ノ背に到着です。そこから雌岳に行く道には雪が残っていました。


ちょっと野鳥スポットに寄り道です。ヤマガラがいました。ここは以前リスを見た所です。


雌岳頂上は大勢の人で賑わっていました。


金剛山は白くなっていました。この日は金剛山も考えたのですが、一人では不安なのでやめておきました。


定番になったカップラーメンです。


雌岳頂上付近には山茶花が咲いています。


少し下がると開けた場所があり大阪平野が一望できます。


大阪市内のビル群もよく見えました。


大阪湾越しに明石海峡大橋まで見えました。展望を楽しんだら雄岳をめざします。


雄岳(517m)に到着です。


下山開始です。この道は上りで何度か使った道です。


二上山駅と二上神社口駅との分岐です。


葛木倭文座天羽雷命神社まで下りてきました。あとは車道を道の駅まで歩くだけです。


最後に二上山(雄岳)を振り返りました。


前日は各地で大雪が降ったようですが、二上山には頂上付近に少し雪がある程度でした。
寒さもそれほどでもなく、アウターを着ることもなかったです。

※登山日 2025.1.11

登り初めは加西アルプスへ

2025-01-05 10:25:25 | 山歩き


2025年の登り初めは兵庫県加西市にある加西アルプスです。

善防公民館の駐車場を出発すればすぐに善防山への登山口があります。
加西アルプスには沢山の登山ルートがありますが、今回は一般的なルートを選びました。


昨年も小野アルプスや加古川アルプス(高御位山)に行きましたが、ここも同じような岩の道を行きます。


善防山の後に登る笠松山(右の三角形の山)が見えました。


登山口から40分で善防山(251m)に到着です。


ここは南北朝時代に山城だったそうです。


頂上からは素晴らしい景色が広がっていました。播州平野はため池が多い所です。


南の方には瀬戸内海と淡路島も見えました。


東の方には六甲山の山並みです。


次の笠松山をめざして下って行きます。


笠松山です。


吊り橋を渡ります。その先に大きな岩が見えました。


小野アルプスの紅山のような岩壁ですが、距離も斜度もそれほどではありませんでした。


今回も、いつものMさんとAさんの3人で登りました。


登りきった所からの笠松山です。
右手の岸壁に磨崖仏がありますが、この時は気がつきませんでした。


一度車道のある所まで下りて行きました。
そこには古法華寺がありました。


再び笠松山をめざして岩尾根を登ります。


そして、今回二つ目のピークの笠松山(244m)に到着です。


笠松山から先ほど登った善防山を眺めます。


最近はカップラーメンがお昼の定番になりました。


あとは下山です。周回するように吊り橋をめざします。
ここは長石(おさいし)の石切場でした。


低山でしたがなかなか楽しい山でした。


カメラの望遠域で切り取ると磨崖仏が現れました。


吊り橋の下を通って駐車場へと向かいました。


加西アルプスは初めて登りましたが、岩場あり眺望良しの楽しい山でした。

※登山日 2025.1.4

今年登った山を振り返りました(入笠山・蓼科山)

2024-12-25 19:15:15 | 山歩き
入笠山 (10/1)

大阪を早朝に出発して、富士見パノラマリゾートに到着したのは10時半ごろでした。
さっそくゴンドラに乗り込みました。


あっという間に山頂駅です。文明の利器はありがたいです。


少しだけ雲の切れ間から赤岳(左)と権現岳の頂上が見えました。


10分ほどで、入笠湿原にやって来ました。


木道がよいアクセントでした。


ここには5月〜6月には120万本のすずらんが咲き乱れるそうです。


山彦荘に到着です。


入笠山はサルオガセが有名なようでした。


緩やかな山道を登って行きます。


山頂駅からゆっくり歩いて約1時間、頂上が見えてきました。


実は入笠山には2度目の訪問になります。
前回に訪れたのは2011年5月のことでした。まだブログをやっていない頃のことです。
ゴンドラ山頂駅から約1時間で山頂です。標高は1955mです。


残念ながら八ヶ岳の稜線は雲の中でした。


翌日に登る予定の蓼科山の頂上付近にも、雲がついていました。


さらに左の方向を見ると、何やら穂高連峰のような山塊が見えました。


中央アルプスも雲の中でした。


霧ヶ峰がよく見えました。


諏訪湖です。


再び入笠湿原です。


印象的な木は、シラカバでしょうか。


湿原の中の木道です。


エゾリンドウです。


下山もゴンドラで楽ちんです。


ふと右手を見ると‥。最後にやっと富士山が見られたので嬉しかったです。




蓼科山 (10/2)

蓼科山は深田久弥の「日本百名山」の一座で、その端正な姿から諏訪富士とも呼ばれています。

午前7時、蓼科神社の鳥居をくぐって登山開始です。


最初は傾斜の緩やかな道を登っていきます。


50分ほど歩いたでしょうか。後ろを振り返ると、鹿島槍ヶ岳が見えました。


徐々に傾斜が増し、石ころがゴロゴロする道に変わってきました。


ブレていますが、道が荒れているのがわかるでしょうか。下山では足が滑って厄介でした。


かなり登ってきた所で振り返ると、白馬三山も見えました。これは頂上からの景色が期待できそうです。


前方が開けてきました。将軍平にある蓼科荘も近いようです。


蓼科荘に到着です。コースタイムは1時間25分ですが、1時間45分かかりました。


八ヶ岳ブルーと白い雲です。


蓼科荘から頂上まではコースタイム30分ですが、ここからが本当に大変でした。


ゴツゴツした岩場がどこまでも続きます。


ストックもたたんで必死に岩場を登りました。久しぶりに辛いと思いながらの登りでした。
途中で景色の良い所もありましたが、写真を撮る余裕もありませんでした。

なんとか頂上山荘も過ぎて、やっと頂上が見えてきました。(同行のMさん撮影)


標高は2530mです。7時に登山口を出発して、到着時刻は9時40分でした。

八ヶ岳です。


南アルプス方面もよく見えました。


頂上付近は、ゴツゴツとした石が転がる荒涼とした世界でした。


後ろの山は浅間山です。最後の登りで背中を押してくれました。


青い屋根は山頂直下に建つ「蓼科山頂ヒュッテ」です。


蓼科神社奥宮にお詣りしました。


次は西側の景色を楽しみます。蓼科山は独立峰なので360度の景色が楽しめます。
遠くの山並みは後立山連峰です。剱岳も見えました。


槍・穂高の眺めです。体力的に、標準レンズしか持って来れませんでした。


乗鞍岳です。この日は天気は良かったのですが、景色はやや霞んでいました。


白樺湖と霧ヶ峰(車山)です。


美ヶ原方面です。


御嶽山です。


中央アルプ方面です。


八ヶ岳と南アルプスです。


頂上で1時間ほど過ごしたでしょうか。名残はつきませんが下山です。


すぐお隣の山は、昨年に登った北横岳です。


蓼科山荘をめざしてして大分水嶺の道を下っていきます。


縞枯模様が見えました。


すっかり明るくなった林もきれいでした。


七合目登山口に戻ったのは1時37分でした。下りも2時間半ほどかかりました。
コースタイムだけなら簡単に登れそうな山ですが、実際はけっこうきつい山でした。
しかし、頂上からの景色は最高で満足のいく山行になりました。

今年登った山を振り返りました(八ヶ岳2)

2024-12-24 19:15:15 | 山歩き
八ヶ岳<赤岳> (9/5)

2日目の朝を迎えました。
この日の予定は、八ヶ岳の最高峰 赤岳への登頂です。
しかし、昨日のダメージが残っているようで頂上まで登る自信はありませんでした。
とりあえず、行ける所まで行くことにしました。

テン場から眺める阿弥陀岳の頂上付近です。東面は朝日が当たって輝いていました。


6時23分に赤岳鉱泉を出発しました。。まずは行者小屋をめざします。
横岳が邪魔をして朝日はまだ届きません。


マムート階段を進みます。


横岳の岩場の名前はよくわからないのですが、大同心やら小同心でしょうか。


中山乗越から朝日に輝く硫黄岳が見えました。


赤岳鉱泉から約50分で行者小屋に到着しました。存在感のある山は阿弥陀岳です。


行者小屋からは、これからめざす赤岳もよく見えました。


こちらは横岳です。18年前にこの稜線を歩いたなんて信じられません。


行者小屋の名物の看板です。これを持って記念撮影する方が多いです。


少し休憩をして7時31分に行者小屋を出発です。小屋のすぐ前がテン場でした。


赤岳が威圧感を持って迫ります。


少し歩くと阿弥陀岳との分岐です。文三郎尾根を進みます。


いきなり急登がはじまりました。阿弥陀岳が美しいです。


目の前に階段地獄が現れました。階段は脚上げが大きくなるので、すぐ脚にきます。


階段地獄の途中から行者小屋を振り返ります。脚は悲鳴を上げていました。


横岳と左は硫黄岳です。


硫黄岳をアップで。


横岳もアップで。


赤岳はシルエットです。


9時を過ぎたところですが、早くもガスが上がってきたようです。遠くに蓼科山もはっきりと見えてきました。


阿弥陀岳と手前の中岳も近づいてきました。


北アルプス方面は早くも雲の中のようです。


稜線の分岐が見えてきました。そこから頂上までは30分です。
しかし、私の歩みが遅いので、ガスで眺望が無くなる前に二人で頂上に行ってもらうことにしました。
そして私は、分岐までを今回の目的地としました。
頂上には立ったこともあるので、無理はしないことにしました。


そうと決まれば、ゆっくりと写真を撮りながら進むだけです。中岳と阿弥陀岳です。


赤岳の岩場です。ここもロッククライミングのコースでしょうか。遭難碑もありました。


この階段地獄を登ってきました。行者小屋をも遠くなりました。


雲がどんどん湧いてきました。


阿弥陀岳が「こっちにおいでよ」と呼んでいるようです。


18年前に歩いた硫黄岳から横岳、そして赤岳へと続く稜線です。


やっと分岐に到着です。(標高は2722m)行者小屋から1時間50分もかかりました。


稜線に出ると、今まで見えなかった南アルプス方面が望めるはずです。
そこで待っていたのは、こんな景色でした。
権現岳ごしの南アルプスです。


見えているのは、甲斐駒ヶ岳や北岳といった南アルプスの名峰です。


北八ヶ岳の山々にも雲がかかってきたようです。


見上げれば赤岳の頂です。鎖場やハシゴが続きます。二人は登頂したでしょうか。


こちらは阿弥陀岳の山頂です。


私は登ってきた階段地獄が嫌なので、中岳を経由して違う道で下ることにしました。
この道を通るには理由もありました。阿弥陀岳の手前に中岳ですが重なっています。


中岳に向かって一旦下って行きます。


そして中岳に登り返します。最後の登りです。


振り返れば赤岳です。


そして、中岳経由を選んだ理由がこれです。


雲がついていますが富士山です。富士山に会いたかったのです。


そして、中岳の山頂(2700m)です。今回の山行で唯一の山頂でした(笑)


中岳山頂からの赤岳ですが、もうガスにつつまれそうです。


富士山も雲の中に。


このあと行者小屋まで下りて、それから赤岳鉱泉へ。そして駐車場へと長い道のりが待っています。


中岳から眺める阿弥陀岳もカッコ良かったです。


上りとは別のルートで下山するので、中岳と阿弥陀岳との間にあるコルに向かっています。
ここも18年前に歩いているのですが、全く記憶がありません(笑)
途中でまた富士山が見えました。(スマホで撮りました)


赤岳の迫力ある姿です。二人も今頃は赤岳から下山を始めていることでしょう。


阿弥陀岳も近づくと険しさが際立ちます。


中岳ごしの赤岳を振り返ります。


下山ルートが見えました。


ナナカマドの赤い実です。葉はまだ青々としていました。


阿弥陀岳への登りはハシゴもあって厳しそうです。


中岳のコルです。ここから行者小屋へと下りて行きます。


八ヶ岳は本当に苔が美しいです。


マクロレンズでじっくりと向き合いたい苔でした。


小屋が近づくと、両側が苔に覆われた歩きやすい道になりました。


11時45分。行者小屋に戻ってきました。10分もしないうちに、無事登頂を果たした二人も戻ってきました。


お腹も空いたので小屋で昼ごはんをいただきました。一人でこんなに食べたわけではありません(笑)
私が好物のカレーライス。Aさんは味噌ラーメン。Mさんは牛丼です。どれも美味しかったようです。


このあと行者小屋から赤岳鉱泉にもどり、テントの撤収です。これがまた辛かったです。
そして、再び重たい荷物を背負って2時間半かけて駐車場のある赤岳山荘をめざしました。
駐車場に着いた時には午後4時30になっていました。