はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

西陣あたりを歴史散歩しました

2018-12-23 18:00:00 | 京都をぶらり
京都の西陣あたりを歩きました。西陣という地名は、応仁の乱の際、西軍総大将である山名宗全が陣地を構えたことから由来します。高級絹織物の西陣織はよく知られていますが、私にはあまり縁がありません。

京都地下鉄の今出川が出発点です。はじめは今出川通に沿って西へと向かいました。すぐに、室町将軍室町第跡を示す石碑があります。この辺り一帯に「花の御所」とよばれた御殿があったのでしょう。その御殿も応仁の乱で焼けてしまいます。

しばらく行くと、白峰神社があります。この神社は明治になってできたものです。祀られているのは保元の乱で敗れて讃岐に流された崇徳上皇です。崇徳上皇は天下滅亡という呪いの言葉を書き残し、我は日本の大魔王となるといって死去したといわれています。その後の日本の様々な災いは、崇徳上皇の祟りかもしれませんね。



堀川今出川を北に進むと、応仁の乱の西軍の総大将の山名宗全の邸宅跡がありました。応仁の乱は室町時代後期に京都市街を主戦場として勃発した戦いですが、なかなかややこしい戦争です。以前、中央新書から出版された呉座勇一著「応仁の乱」を買って読み出したのですが、20ページから進んでいません(笑)



京都には、ちょっと入ってみたくなるお家(お店)が多いです。



典型的な京町家です。「登録有形文化財」に指定されていました。



元西陣小学校です。京都市内の古い小学校にはモダンな建物が多いです。



元西陣小学校から大宮通を少し下がった所に、いい感じの街並みがあります。ここは紋屋図子とよばれているところです。随分以前に、路地と図子のことを書きましたが(「京都の路地と辻子で遊ぶ」2016.1.9)、こういう路が大好きです。



その紋屋図子の中ほどに、三上家路地とよばれる素敵な路地があります。



江戸時代の職人長屋がそのまま残っているようです。



現在は、陶芸家や写真家など芸術家が住む長屋のようです。奥には蜂蜜専門店もありました。



「路地裏」という言葉の響きに魅かれます。



<つづきます>

※撮影日 2018.12.21


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2 コメント

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Unknown (よっちん)
2018-12-24 12:59:20
この界隈は何度も何度も
撮影に歩いた場所です。

路地や図子の雰囲気を
味わうには一番いいエリアですね。

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Unknown (はりさん)
2018-12-24 19:50:58
よっちんさん
こんばんは。
この辺りはよっちんさんの
ホームグラウンドみたいな場所でしたね。
古い家並が残されたいいところですね。
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