ラジオを聴いていて、NASDAQやTOPIXなどの指数の場合、前日より~ポイント「上がって」とか「下がって」とアナウンスされます。一方、平均株価の場合は貨幣単位だからでしょうか「高い」「安い」となります。
「高い」と「安い」は比較的聴き分けができますが、「上がって」と「下がって」については、ほとんど聞き分けできません。上がるのと下がるでは真逆の意味であるのに、このように似たような音になるのは何となく釈然としません。アクセントに無頓着な言語環境の中で育ったものですから、アクセントで判断することは絶望的です。よく調べていないので断定はしませんが「上がって」と「下がって」のアクセントは同じような気がします。
テレビなどの映像情報ならば、画面を見れば済む話ですが、ラジオの場合には音が全てです。聴き違いが起こりにくい表現がされて然るべきだと思います。例えば、「上昇」と「低下、下落」とか「アップ」と「ダウン」とかしていただければ聴き違いが減少するものと思われます。
報道サイドでは、テレビとラジオのアナウンスの共通性などといった理由があるのかも知れません。しかし、喩えそれが正しい表現方法であったとしても、少々難があっても聴き違いが発生し難い表現を用いることの方が合理的に思えます。
どうでも良いことですが、このようなことを思いつつラジオを聴いているのでありました。それにしても今朝のアナウンサーの声は、はっきりと「下がって」と聴き取れました。