昨日のミサイル発射に関して警報が発令されなかったのは、誤報を恐れるあまりクロスチェックに時間がかかったためと説明されておりますが、果たして本当でしょうか?
前回のミサイル発射時の誤報で世間から批判を浴びたことから慎重になったとのことですが、批判の多くは報道によるものでしょう。マスコミは政府を叩くことにその存在感を示しているだけです。私は例え誤報であっても迅速に情報が伝達されることを望みます。それはその情報を個人がどのように判断するかを委ねるためには不可欠な要素だからです。真実を知らされず、結果だけは受忍せよでは、あまりにも乱暴です。
多くの国民は誤報であっても、情報の発表が遅れたり、隠蔽されることの方に危険性を感じていると思います。原発事故の時にも正しい情報が提供されず、二次災害というべき事象を惹起しました。真実を報せると国民がパニックに陥る危険性があるとの判断があったようですが、それこそ国民をバカにしているとしか言いようがありません。というか政府は国民がバカだと思っているフシがあります。一流大学を出て官僚になった方々から見れば、そりゃ一般国民はバカに見えることでしょう。政治家もこの程度の国民が選出したのだから、その程度のものと思われているのでしょう。優秀な官僚達の手のひらの上で踊らされているだけに見えてしまいます。しかし、その官僚といえども、そのバカにしている国民によって養われていることを忘れてもらっては困ります。
その優秀な官僚からなる組織がどうも機能不全に陥っているようです。今回のミサイル発射についても、現場はいち早く対応しているにも関わらず、中枢が機能していないことを露呈しました。まるで日本という国家が脳死状態になっているとも言えるのではないでしょうか?