緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

福岡県幼児画展表彰式

2008年02月10日 21時11分55秒 | 美術・絵画・陶芸・芸術

平成20年2月10日(日)

三連休の中日ですが、お元気にお過ごしでしょうか?

八幡西区の近隣小中学校では、インフルエンザ罹患者が先月から

増えていたのだそうですが、この連休で治まると良いですね。

幼稚園では、殆どお休みしている子がいません。

インフルエンザは、皆無。

子どもは、風の子!

外遊びも、盛んです。

寒さに負けずに、張り切ってボールを追い走り回っている子、

縄跳びをしている子、鬼ごっこや、円形ドッチボール、

活発に遊びが展開している日々でした。

さて、朗報です。

先日、西日本新聞紙上で報道されましたが、

『福岡県幼児画展』で、素晴らしい審査の結果が出ました。

本日、午後、『あじびホール』で特別賞の授賞式が有りました。

『あじびホール』は、福岡アジア美術館の中にあります。

福岡市の地下鉄「中州川端駅」の上に『福岡アジア美術館』があります。

エレベーターで7階の美術館まで、上がれます。

今回の表彰式の会場は、『あじびホール』なので、

『あじびホール』のある8階へは、

エスカレーターでもう一階上がり、一番奥の部屋なのです。

その手前には、右手にガラス張りの展示ホールがあります。

ここに、入選以上の受賞作品の展示があっていました。

           

朝早く娘の運転する車で家を出発したので渋滞もなく、

福岡市西新で用件を済ませてから、地下鉄で「中洲川端」へ!

寒い中、『福岡アジア美術館』へ向かっている親子連れの方々

と、一緒になりました。

作品の展示会場には9時半少し前に到着しましたが、

大勢の親子が、作品を一枚一枚熱心に鑑賞したり、

その絵の前で写真を撮ったり、

落ち着いた雰囲気の中で喜びに溢れていました。

「入選」の場合は、「授賞式」がありませんので、

受付で、係の方々から賞状を受けとっている子もいました。

照れくさそうに受けとる子、胸を張って受けとる子…

付き添いの保護者や祖父母も笑顔で嬉しそう。

  本日 特別賞18人受賞のうち

 本園からの特別賞は、以下の4人も受賞でした。

福岡県教育委員会賞 

  さくら5組 篠崎 真哉(しのざき まや)

西日本新聞社賞    

  れんげ3組 岡村 亜弥(おかむら あや)

西日本新聞社賞    

  さくら5組 空閑 竜斗(くが りゅうと)

松本文化芸術振興財団賞 

  ばら1組 入山 諒(いりやま りょう)

授賞式の間中、緊張した表情で姿勢良く背中をピンと伸ばしてきちんと座り、

名前を呼ばれたら元気に「ハイ!」とお返事して、壇上へ進みました。

表彰を受けてからも、全員、式が終わる最後まで

良い態度で頑張り、他の人が賞状を貰うときには

沢山褒めて 拍手を送っていました。

特に、年少組のりょうくんは、よくがんばりました。

他に、

特選 吉田祥悟 福田航太 古市将汰 水口瑠奈 廣田渚 

    有尾悠希 徳間将汰 桑原良輔 是枝孝洋 新家星音 

    柴村真佑 鳥羽将吾 中野真緒 中島優介 入山優

    中嶋亮芽

 

入選 濱田征治 穴井京香 浜辺博仁 

    内田龍成 水野菜月 赤司ひかる

 

審査員の先生方のお話では「特選」も「入選」も大きな差はないそうです。

             

これからも、絵を描くことがもっともっと好きになって、

のびのびと楽しく 色々な機会をとらえて絵画表現して、

色々なものや人を描いてください。

よく見て、感じたままに、色使いも美しく 

思いっきり描くと 心の中もスッキリしてきて

きっと、もっともっと素敵な絵が誕生します。

そして、「集中力」も、「考える力」も、

勿論 「感性」も高まります。

夢のある表現、ユニークな個性的な作品が

たくさん誕生するよう期待しています。

          

本日は、殆ど全員の教師も参加し、講評をお聞きし、

福岡県下の幼稚園・保育園の力作が、6000点近く集まったなかで、

子どもの「描きたい」気持ちが溢れている意欲的な、

そして、心の表現がストレートに出てくるような、好ましい作品を

直接見ながら、今後のために学ばせて頂きました。

            

「厚化粧の作品にならないように!」と、

表彰式の後のセミナーで

選者の先生からご注意がありました。

              

「幼児画は、先生と子どもの合作」と、

審査員の青木先生や宮崎先生もおっしゃいます。

指導者の在り方次第で、子どもの取り組んでいる

絵が、イキイキ生きてきたり 死んでしまったりします。

先生の助言が行き過ぎると「厚化粧の作品」

になってしまうのです。

だから、あくまでも、子どもが主体で、のびのび楽しみながら

子どもの気持ちが解放される作品を目指して、

助言し、より好ましい心の成長に繋がるように励ますことが

大事なことだと再認でした。

 潜在エネルギーの顕在化のプロセスが大変重要です。

結果よりも、過程を問題にしながら、

日頃から、きめ細かく言葉を掛けて、

子どもと指導者が「心のキャッチボール」

コミュニケーションを密にしていると、

自然に思わぬような感動的な表現が出てきています。

それぞれの子どもたちの工夫した表現も、しっかり努力のあとを

評価して、次に意欲を繋げていくのも、大事なことです。

年長組のみなさんは、もうすぐ卒園の時期を迎えて、

今、「えんちょうせんせい」をテーマに絵を描いています。

              

多分、来週は、「担任の先生」や「バスの先生」…

をテーマに感謝の念を込めて丁寧に描くことでしょう。

どんな作品が生まれ、それによって

子どもたちの心がどう成長していくのか?

またまたとっても楽しみです。

                          

最後になりましたが、

昨年は、お元気に審査委員をお勤めだった

青柳先生が、ご他界なさったとの訃報に接し

衷心からお悔やみ申し上げ、この場をお借りして、

心からご冥福をお祈り申し上げます。

青柳先生、どうも有り難うございました。

享年89才だそうで、永年 お疲れさまでした。