平成28年1月1日(金) 天気予報は晴れ…
気温は、過去経験した内でも最高に暖かい。最低4℃~最高15℃
2016年
新年あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年はサル年。「見ざる聞かざる言わざる。」と、よく言われますが
前途洋々、子どもたちが各々飛躍し、
その子らしく目覚しい成長を遂げられますように
「よく見て、よく聞いて、よく話し」
心が育つようにお祈りしています。
さて、お正月には、なぜ
「明けましておめでとうございます」というのでしょうか?
8日の始業式にも 子どもたちに こう問いかけます。
まずはお正月について簡単に説明いたします。
正月行事の由来を知っておくと、
子どもとの会話のネタになり役立ちます。
おなじみの正月行事は、
新年に幸せを授ける年神様を家に迎えるために
できました。
年神様は祖霊神(ご先祖様)、山の神、田の神でもあるため
子孫の繁栄や五穀豊穣を司っており、
門松、注連縄、鏡餅、おせち、お年玉など一連の正月行事は、
年神様を迎えて・もてなし・送るための行事です。
年神様は元旦に日の出とともにやってきて(これが初日の出)、
私たちに新しい年の魂を分けてくださると考えられており、
年神様の御魂が宿った餅玉(これが鏡餅)を分けたり(これがお年玉)、
食べたり(これがお雑煮)することで新しい年を生きる力をもらい、
供物(これがおせち)を年神様と共に頂いて
(祝い箸でおせちや雑煮を食べること)
幸せを授かるとされています。
昔は元日に一斉に年をとる数え年だったので、
年神様から新しい魂を授かるということは、
理に適っていたのです。
このような由来から、
正月を迎えることが特別な意味をもち大変めでたいため、
家族間は勿論「明けましておめでとうございます!」と挨拶を交わし、
無事に年を越せた感謝と新年の希望を込めて、正月を祝うわけです。
2016年(平成28年)は申年で、動物にあてはめるとサルになります。
そこで、申と猿に関する豆知識をご紹介しますので、新春の話題にご活用ください。
2016年の干支(えと)は丙申(ひのえさる)です。
干支は年賀状を書く人ならきっと年末ごろに意識するはずです。
でもそのときは動物のことが中心ですね。
動物で言えば、申年(さるどし)です。
申の前にある「丙」は「ひのえ」と読みます。
「さる」は十二支の1つ。
「ね、うし、とら、う、たつ…」と言ったように12年間隔で繰り返しますよね。
「ひのえ」の部分は干(かん)と言って、同じように10種類を1年ずつ繰り返します。
干が10個で十干、支が12個で十二支、それが組み合わさって干支(えと)です。
つまり、干支というのは干と支の組み合わせのことです。
60年ぶりにやってきた丙申。
十干と十二支の組み合わせの種類は60種類。
甲子(きのえね)という組み合わせが60種類の最初。
そこから年が巡って33番目が2016年の「丙申」になります。
干支の組み合わせには「五行」という考え方があります。
干支の干と支の性質を五行(木・火・土・金・水)で表すんです。
丙は「火の兄」が語源になっていて「火」の性質。
申は「金」の性質とされます。
火と金の相性はどうでしょうか。
自然界をイメージします。
火は金を溶かすんですね。
つまり、「丙申」の組み合わせは、「丙」が「申」に打ち勝つ。
こういう場合は「相剋(そうこく)」と言われて順調ではないと言われたりします。
こんな見方ができる2016年ですが、もう少し違った見方もできます。
丙申の文字の意味から考えると。
丙申の2つの漢字には意味があります。
まずは「丙(ひのえ)」の文字に着目です。
丙は「明らか」という意味があります。
甲、乙、丙と、十干の中では3番目。
十干は樹木の成長に例えられるんですが、丙は形が明らかになってくる頃です。
前年の「乙」はまだ自由に伸びることができず、曲がっている状態でした。
なので、ちょっと成長して形が明らかになるんです。
申は「呻く(うめく)」の意味です。
これも語源は樹木の成長に例えられます。
申の呻くは果実が成熟して行って、固まって行く状態を表しています。
完熟までは達しない状態です。
「形が明らかになってくる」、「実が固まっていく」とはどういうことでしょう。
その答えは歴史が教えてくれます。前回の丙申の年を見てみましょう。
前回の丙申は60年前です。1956年(昭和31)年に遡ってみましょう。
その年に何が起こったか。
1956年はもはや戦後ではない年。
日本は神武景気と言われた時期です。
戦前の経済水準を超えるまでに回復して、
「もはや戦後ではない」と経済白書に記載されました。
「もはや戦後ではない」は流行語となりました。
戦後の復興が改めて明確に示された年と言えるでしょう。
国際的には、日本は国際連合に加盟。
その前に日ソ共同宣言がありました。
そのソ連での出来事も見逃せません。
ソ連でのスターリン批判。
1956年、フルシチョフがスターリンを批判しました。
独裁者だったスターリンの死後、
スターリンの横暴ぶりをフルシチョフが公表。
明らかになってますね。
政令指定都市の指定。
日本の話に戻って、
横浜、名古屋、京都、大阪、神戸がこの年に政令指定都市になりました。
もともと大都市であったわけですが、これで改めて明確になりましたよね。
「太陽の季節」と石原裕次郎のデビュー。
石原裕次郎のデビュー作、映画「太陽の季節」公開。
戦後の経済成長の中での若者の姿を捉えたもので
「太陽族」はこのときの流行語。
不道徳ものの若者のことだそうです。
石原裕次郎さんはこの時、兄の石原慎太郎さんが原作の本を書いているので、
そのスタッフとして現場にいたらしいです。
それがきっかけで俳優デビュー。その後は国民的スターに。
まさにこのとき、形がはっきりしたような感じがしますね。
エルヴィス・プレスリーの活躍。
アメリカではこの年にエルヴィス・プレスリーが不動の人気を得ました。
エルヴィス・プレスリーが全米チャート一位に。
そしてこの年のレコード売上トップ。
100位以内にランクインした曲数が史上最高を記録したそうです。
この年にデビューしたのではなくて、ブレークしたのがポイントなんです。
免田事件の再審を認めた。
もう一つ気になるのが免田事件の再審です。
免田事件で死刑が確定した免田栄さんの再審が認められました。
死刑囚の再審を認めることは初めてだったようです。
なぜ再審が認められたのか。何かが明らかになったからでしょう。
丙申の年は形が明らかになって、実が固まっていく?
どうですか? どれも明らかになって行っていませんか?
「もはや戦後ではない」とか、「太陽族」とかは、
今まで気づいていたようなことだけど、
明文化されてはじめて実感するような印象を受けませんか?
それから、「スターリン批判」、「免田事件」は、
知らなかったことが明らかになり、今までの考えが変わるきっかけとなっています。
エルビスプレスリーもこの年のデビューではありませんが、
どんどん人気を得て行ったのが1956年。
ロックンロールというジャンルが形作られて、
アメリカに溶け込んで行くわけです。
決して最盛期というわけではなく、生まれたというわけでもなく。
形になっていくのが丙申の年のような気がします。
2016年はどんな年?
前年の2015年の干支は「乙未」でした。
乙未の年はすごい人が何人も生まれた年。
(羽生選手、五郎丸選手、… … … …)
何かを生み出すべき年だったんですね。
それでは2016年の丙申の年はどんな年になると言えるでしょう。
キーワードは「形が明らかになってくる」「実が固まっていく」。
丙申の文字の意味がヒントです。
これまで日の目を見なかったことが形となって現れて来る年
だと言えるのではないでしょうか。
2016年は何かを始めるというよりも、
これまでの頑張りが形になっていく。
評価されてこなかったことが評価されるとか。
これまで気づけなかったことに気づくとか。
見えてくるものがあるんです、きっと。
待つだけでなく、積極的に行くべきかもしれません。
今までの曖昧な関係にけじめを付けるとか、隠していたことを話してみるとか。
どっちに転ぶかはわからない。
まとめ
2016年はまだ完熟する年ではないんですね。
形がはっきりする、固まって行くという成長段階です。
今やっていることが自分にとって何なのかを定義してみるのはどうでしょう。
何を目的に頑張っているのか、きちんと見直してみる。
この後のさらなる成長につながる何かが現れるかもしれません。
新たな発見。
それをきっかけに新たな道が開かれるかもしれません。
2016年は、頑張ってきた人の努力が形になっていく年と思われます。
正月行事・風習の由来
時代が変わっても、正月行事や風習は受け継がれていますが、
それぞれに深い意味が込められています。
【大掃除】
年神様をお迎えする前に、神棚や仏壇、家屋を清めます。1年間にたまったほこりを払い、隅から隅まできれいにすると、年神様がたくさんのご利益を授けてくださるそうで、12月13日に江戸城で行っていた「すす払い」に由来します。すす払いから正月準備が始まるので、12月13日を「正月事始め」といいます。
⇒「大掃除」ちょっとやる気が出る話
【門松】
年神様が迷わずやってくるための目印であり、年神様がいらっしゃる印として、玄関前に飾ります。古くから松は神の宿る木とされており、雄松と雌松を左右一対に並べました。さらに、縁起物の竹や梅が添えられるようになり、現在に至ります。門松を飾っておく期間=年神様がいらっしゃる期間となるので、これを「松の内」(一般的には1月7日まで)といい、年始の挨拶や年賀状のやりとり、初詣をするのも松の内とされているわけです。
【注連縄(しめなわ)/注連飾り】
ここは年神様をお迎えする神聖な場所という意味で、注連縄を張ったり、注連飾りを飾ったりします。
⇒しめ縄・しめ飾りの意味と飾り方
【鏡餅】
年神様へのお供えものであり、依り所。元旦に固い餅を食べる「歯固め」という儀式に由来します。鏡餅という名は、神様が宿るところとして神事に用いられる円形の鏡からきており、丸餅は魂も表しています。また、大小2段で太陽と月、陽と陰を表しており、円満に年を重ねるという意も込められています。
⇒なぜ鏡餅というの? 鏡餅の由来と飾り方
【年越し蕎麦】
細く長く長寿であるよう願い、大晦日に食べます。江戸の町人の間で慌ただしい月末に、手っ取り早く食べられるそばを好んだ「晦日そば」という風習が、大晦日にだけ残ったもので、日本各地で細く長く長生きできる「寿命そば」、運がよくなる「運気そば」、金運上昇の「福そば」、苦労ごとと縁が切れる「縁切りそば」といった呼び名やいわれがついて親しまれるようになりました。薬味のネギは、疲れをねぎらう意の「労ぐ(ねぐ)」、祈るという意の「祈ぐ(ねぐ)」、お祓いしたり清めたりする神職の「祢宜(ねぎ)」という言葉にかけ、1年間の頑張りをねぎらい、新年の幸せを祈願する意味があります。
【除夜の鐘】
大晦日は、年神様を寝ずに待つ日とされていました。その前にお祓いをするために、寺院では深夜零時をまたいで108回鐘を打ち、108つあるという人間の煩悩を祓います(十二か月と二十四節気と七十二候を合わせた数で108という説もあります)。神社では罪や穢れを清める「大祓(おおはらえ)」を行います。
【初日の出】
「元旦」は1月1日の朝という意味です。 |
年神様は日の出とともにやってくるという説もあり、見晴らしのいい場所へ出掛けて、
その年最初の日の出を拝むようになりました。
とくに山頂で迎える日の出を「御来光」といいます
幼稚園でも
昨年よりも、少しでも進歩があり、
より良い一年になりますように!
教職員一同、一丸となって、
幼児教育推進に努めて
子どもたちの心身の成長を願い、
子育て支援にも
邁進したいと存じます。
子どももおとなも、健康第一で、
楽しく充実した毎日になりますよう!
三学期は、ますます心を込めて
成長をお祈りしています。
1月8日(金)からスタートします。
元気いっぱい、笑顔でお会いしましょう!
預かり保育は、
1月4日(月)から始まります。
平日は、8時~~~18時半
土曜日は、8時~16時半
※ 詳しいことは園へおたずねください。
見学や、入園や、転入園などの手続きは、
まず、電話してから お子様と一緒に お越しください。
TEL093-631-3939
8日(金)三学期始業式からは、通常保育時間です。給食があります。
転入園や新入園ご希望の方は、お早目にお越しください。
定員に達している場合は、キャンセル待ちになります。
TEL093-631-3939
※平日の午前8時から午後5時までにご遠慮なくお越しください。
子育て支援 2歳児たんぽぽくらぶへの入会は、
見学してお早めに予約手続きを!
TEL093-631-3939