緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

福岡のカメの化石は世界最古の新種 「アドクス・センゴクエンシス」

2015年01月27日 16時45分53秒 | 宇宙・天体・地学・科学技術・理科関係

平成27年 1月27日(月)のちのち

子どもたちは元気いっぱい登園し、貼り絵に取り組んだり

歌や楽器の練習に興じたり、表現活動も熱心に展開されています。

 

              

さあ、「いってきます!」

今日は、年長組全員は、

いのちのたび博物館   http://www.kmnh.jp/へ園外保育に行きました。

場所はスペースワールドの隣です。

〒805-0071

    福岡県北九州市八幡東区東田2丁目4番1号
       TEL093-681-1011

名前の通り、ここは、「いのち」「生命」をテーマにした博物館です。

館内はスタンプラリーができるようになっていて、

本日は、

他にも 北九州市内の保育園からの見学者や家族連れ数組だけで、貸し切り状態。

実は、

数年前から韓国からの修学旅行の小学6年生も 多数来ています。

遭遇した子どもたちは、賑やかに興奮気味で、嬉しそうにスタンプ集めをしていました。

動物のはく製と恐竜のレプリカが迫力満点で 夥しい数の展示があり、小さな子供でも

充分に楽しめる工夫があります。期間限定でいろいろな催しも行われています。

開館5周年目は、冬の特別展「ファーブルにまなぶ」が催されていました。

「ファーブル昆虫記」の最終巻が出版されて、100年になるのを

記念し、日本とフランスの6つの博物館の共同企画として開催でした。

「昆虫記」に登場する南フランスの虫たちとその暮らしぶりを紹介するほか、

ファーブルが観察した事柄や、解決できなかった事柄が

後にどのように明らかになったかなど、興味深く、分かり易く

「昆虫記」後の100年間の科学的進展を振り返る豊富な展示に

工夫が凝らしてありました。

例えば、ミツバチの研究の成果が、今日の暮らしにも大変大きな

影響を与えています。


生きているジンメンカメムシタマオシコガネなどの生態展示もありました。

珍しい蝶や、クワガタや、カブトムシや、様々な実物の標本に圧倒されます。

会期は、平成19年12月22日(土)~平成20年2月11日(月・祝)
   ( ※12月29日~31日、1月1日は休館でした。)

会場は、 いのちのたび博物館 1階 ギャラリー館

入場料金 大人500円 高・大生400円 小・中学生300円 未就学児は無料
   ※常設展観覧は別途料金が必要。
   ☆常設展とのセット料金
    大人900円 高・大生600円 小・中学生400円 未就学児は無料

園児は、興味津々で、とても楽しそうでしたよ。

 

そして、46億年前に地球が誕生してから、

40億年前に「生命」が誕生し、

36億年前初めて酸素の形成~

そして、4億7000万年前に植物が初めて海から上陸し

4億2500万年前に魚類が初めて出現!

そして、両生類が3億5500万年前出現!

は虫類も3億3000万年前に出現!

トンボの祖先のメガニューラもこの頃です。

恐竜類が出現したのが2億4200万年前で、絶滅は、6500万年前。

なぞに包まれていますが、隕石の地球への衝突説が、有力視されています。

空を飛ぶ翼竜類から進化した鳥類だけは現在も生存しています。

http://www.geocities.jp/airplane_21th/earth_history.htm

その後、 人類は、500万年前に誕生。

そしていよいよ ホモサピエンスの誕生は、50万年前!

その後、ほ乳類も栄えて来るが、

マンモスが繁栄したのは,2万年前と教えていただいた。

だから、

『いのちのたびカレンダー』で見ると、

地球が誕生した日を1月1日とすると、

ホモサピエンスの誕生は、12月31日大晦日の午後23時03分頃

マンモスが繁栄したのは2万年前ですから、同じく大晦日の午後23時58分頃!

 

自分のいのちは、

すべてのまわりの生き物のいのちとつながっていると、すぐに感じ取れたこどももいた!!!

                   

悠久の時の流れの中で、

人類はまだ、ほんの短い歴史で、他の生き物と一緒に歩み続けていますが、

驕慢な心でおごり、万物の霊長と言って 実は自然破壊している内に、

戦争や利己主義的な自分勝手な行動で、環境汚染もすすみ

どんどん絶滅してゆく絶滅危惧種の動物たちと同じ運命を辿り、

危機的な状況にならないとも限りません。

だから、幼児期から、

少しずつ、動植物の世話や観察、自然現象の変化やまわりの事物、

お友だちや家族やご先祖様のことも交えて

「いのち」「生命」をテーマに考えさせ、

このような博物館で、

新たな情報を得て、広く、深く学ぶことは大変有意義です。

 

とにかく本物の鉱物見本や化石や骨・剥製…レプリカ標本も沢山ありますが、

そのスケールの大きさには、驚かされ、感動します。

きっと、それぞれのご家庭でも、

エンバイラマ館での 長い首を持つマメンチザウルスイグアノドン、それに

ワキノサトウリュウなどの恐竜が話題でしょうか?!

とりわけ、

福岡県で発見された大型の肉食恐竜ワキノサトウリュウに注目です。

体長は10メートル以上もあり「脇野佐藤竜」と書きます。

掘られた地層名の「脇野亜層群」と発見者の小学校校長先生「佐藤政弘」氏

に因んでいます。

恐竜のパラダイス復元館での 精巧な恐竜ロボットの

雨や雷の中での真迫の体験が、話題にのぼった事でしょう。

http://www.city.kitakyushu.jp/page/archive/shisei-dayori/2002/021015/tokusyu1.html

エンバイラマ館は、360度のジオラマで、1億2,000万年前の北九州の環境を再現し、

リアルに動く恐竜ロボット、CG、立体音響、照明、光ファイバーなど多彩な演出で、

観客を白亜紀の世界に引き込み、中生代の環境の中で、実際に体感しながら

展示が見られるようになっています。


【備考】本ページの文は、

「北九州市立 自然史・歴史博物館」の公式サイト等を参考にしました。

心の中に

『いのちを大事にする』

『環境問題を子どもなりに考えて平和な世界にしたい』

という気持ちや、現在の自分の生まれてきた恵まれた境遇

『感謝する』

そのようなことに繋がってきて、新たな「不思議だな…」という

「気づき」や 「成長」が、みられれば、この上なく嬉しいと思いました。

 

まだ、一度も行ったことが無い方は、お子さんと一緒に

どうぞ、お出掛けになってみてください。

本日は、時間の関係で、主に 一階部分の展示だけを見学しました。

大人でも 全部見て回るには、約2時間半以上かかります。

ご家族で、お弁当を持って、是非、ゆっくりお出掛けください。

おすすめスポットです。

 

 現在は、1月に入ってから話題になっている世界最古のスッポンの化石をお目当てに

いらっしゃる方々も多い様です。以下はその情報をご紹介しています。

 

 『福岡のカメ化石は世界最古の新種』 

福井県立恐竜博物館が発表

福井新聞ONLINE 1月22日(木)17時31分配信

 

アドクス・センゴクエンシスの甲羅の化石=福井県勝山市の県立恐竜博物館

  • 写真・図版

 福井県立恐竜博物館は22日、福岡県宮若市で21年前に見つかった甲羅の化石が、

約1億2千万~1億1千万年前の原始的なスッポンの仲間の化石だったと発表した。

絶滅した「アドクス属」では世界最古の新種で、スッポンの進化をたどる上で重要な資料という。

 化石は同一個体の甲羅片7点で、

1994年に宮若市の中生代白亜紀前期後半(約1億2千万~1億1千万年前)

の地層から見つかった。

 同博物館と北九州市立自然史・歴史博物館などが共同研究した結果、

アドクス属としては新種で世界最古のものとわかり、

「アドクス・センゴクエンシス」と命名された。

 福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)は

22日、福岡県宮若市の約1億2千万年前の地層から、

新種のカメの化石が見つかったと発表した。

 

カメ類の「アドクス属」としては世界最古の化石。

甲羅の一部が原始的な特徴を持っており、同博物館は

「カメ類の進化や多様化を知る上で重要な資料」としている。


 化石は宮若市の関門層群千石層(白亜紀前期)から1994年に見つかり、

北九州市立自然史・歴史博物館で保管されていた。

2009年から恐竜博物館の薗田哲平研究職員が

早稲田大などと共同研究を進め、新種であることが判明。

学名を「アドクス・センゴクエンシス」(千石峡のアドクス)と名付けた。

 アドクスは絶滅した原始的なスッポンの仲間。

見つかった化石は甲羅の一部7点で、甲羅の長さは約29センチと推定される。

甲羅の模様が、これまでに見つかっているアドクス属の種と違っており、大きさも小さいことなどから新種と判断した。

 また、首付近の甲羅のパーツが、他のアドクスより幅が広くなっているなど原始的な特徴を示しており、

他のアドクスへの進化の歴史を研究するための貴重な資料になるという。


 これまでに種が特定されたアドクス属の中では、中央アジアで見つかった約1億年前の化石が最も古く、

アドクス・センゴクエンシスは学名のついた世界最古の種となった。

恐竜博物館では3月末まで、化石の複製を展示するそうです。



 恐竜博物館が発掘している勝山市北谷町杉山の手取層群北谷層(約1億2千万年前)でも

アドクス属の化石が発掘されている。

種を特定するまでには至っていないが、同世代の地層であることから、

新種の発見など研究の進展に期待を寄せている。

福井新聞社

最終更新:1月22日(木)17時31分

福井新聞ONLINE

 

 


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