緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

横綱白鵬翔関が来園!

2011年11月29日 20時17分05秒 | 教育

平成23年11月29日(火) 

この数日前から、日中はとても暖かく

師走、12月が近いとは思えないのですが、

福岡でも 朝夕は気温が

急に下がり、風が冷たくなった。

 

横綱白鵬も、心の傷にこの風が染みていたに違いない。

先場所、白鵬は優勝回数を20の大台に乗せた。

これまでは、大鵬を筆頭に千代の富士、

朝青龍、北の湖、貴乃花の5人しかいない。

「20回というのは、自分のあこがれの横綱たちが達成した記録。

これまでは大横綱じゃなかったけど、これで大の字をつけていいんじゃないかな」

と胸を張った。

その記念に、初めてモンゴルからかけつけたモンゴル相撲の元大横綱、

父親のムンフバトさん(70才)を助手席に乗せ、東京の街をパレード。

といっても 心底、晴れやかだったわけではない。

なぜなら心にバラの刺(とげ)のように突き刺さり、うずいていたのが先場所、

日本人力士の琴奨菊、稀勢の里に喫した連敗だった。

 

中でも琴奨菊には2連敗。

横綱になって格下に2場所続けて負けるのは初めてのことだった。

この借りを返すにはどうしたらいいか。

大相撲界には

「出る くい は、稽古場で たたけ」

という言葉があるらしい。

稽古場で嫌というまでやっつけ、

「この人にはどうやってもかなわない」

と苦手意識や恐怖感を植え付ければ

本番でも大丈夫、というワケなのです。



 白鵬は場所前に、真っ先に

琴奨菊のところに出稽古に行き、

15番取って14勝1敗と圧勝。

(稀勢の里は、師匠の急死で、実現しなかった)

「いきなり元気な新大関を相手にしたので、しんどかったよ」

と顔をしかめたが、

スキップでも踏みそうな軽やかな足取りで引きあげていったとのこと。

勝負はすでに場所前から始まり、決していた、といっていい。


 2連敗したときは立ち合いから琴奨菊ペースだったが、

この日は明らかに白鵬ペース。

左四つに組みとめ、最後はたたきつけるような小手投げで仕留めた。

 

「琴奨菊の攻めはいつもと同じ。2つ、3つ、相手よりも先を読んで勝ちに結びつけました。」

と前日の稀勢の里に続いてお返しを果たした白鵬は上機嫌だった。

 

13日目に勝てば、無条件で21回目の優勝が決まる。

それで白鵬の強さもプライドも、完全によみがえった。



横綱白鵬が小結豊ノ島を押し出し、無傷7連勝。

今年の通算白星を59とし、
年間勝ち星で2位につける琴奨菊が
残り8日を全部勝っても59勝止まりのため、
5年連続5回目の年間最多勝が確定した。
5年連続は大鵬、北の湖、朝青龍に並ぶ最多タイ。

 白鵬がシミュレーション通りの相撲で、
昨年の九州場所で優勝決定戦を争った豊ノ島を下した。
右脇を締めてもろ差しを許さず、左右の突きで押し出し。
朝稽古で“仮想豊ノ島”を相手に
繰り返した相撲を実践し、全勝を堅持していた。


これで今年の年間最多勝が確定し、
歴代最多タイとなる5年連続…ということを
「全然知らなかったけど今朝言われて、
今日の相撲を頑張ろうという力になった。
『うれしいです』って言った方がいいのかな」。
冗談めかしながらも、喜びを口にした。


5年連続で年間最多勝を記録した力士で、
合計勝ち星(5年間)の最多は北の湖の385勝。
白鵬は8番を残して384勝で、更新はほぼ確実。
今年は、相撲界の八百長問題や、暴行問題や、賭博、不祥事が続き
春場所が中止となり、1場所分のハンディを背負っているだけに、
白鵬の強さが際立っている。

 「横綱だといっても、最終的には一人の人間。
少しだけほかの力士より稽古をした。その結果だと思う。」
 
「横綱だから強いわけではない。稽古をするから強いんだ。」
自負と自信を胸に、21度目の優勝へ突き進んだ。

 白鵬は

「場所前から優勝すれば5年連続という目標があった。

それを達成できた。場所前の稽古もよかった。

(全勝優勝は)目標を達成したので、

おいしいものを食べて気楽に行きたいです」

と残り2日間で今年初、昨年秋場所以来の全勝優勝を目指した。



大関昇進を目指す関脇稀勢の里は、

大関把瑠都に敗れ、痛い4敗目を喫した。

大関日馬富士は、

新大関琴奨菊を下手投げで下し勝ち越し。

 

琴奨菊は、9連勝のあと4連敗となった。

だが、負けても相撲内容が非常に良かったので、

評価は割合い高く大関昇進へ。

千秋楽の午前11時過ぎ、

審判部は福岡国際センター内で会議を開き、

稀勢の里の大関昇進問題を審議。

 

 貴乃花審判部長はつい2場所前、

まったく同じ条件だった琴奨菊は見送りながら

稀勢の里の場合は、了承した理由を次のように話した。

 「相撲内容がいい。けれん味のない相撲で

場所前、師匠(先代鳴戸、元横綱隆の里)が亡くなるという

不遇に見舞われたにもかかわらず、ここまでよく10勝した。

安定した成績をあげ、すでに(大関の)実力もある。」

 

 琴奨菊(25才)の良きライバル稀勢の里(25才)の大関昇進が決まった!

横綱白鵬(26才)も、勿論、ご活躍を応援しています。

横綱だけでなく、

この日本人の2人の力士の切磋琢磨にも注目したい。

  

じつは、福岡県人としては、地元直方市出身の

大関魁皇関が引退して以来、

正直なところ 相撲への興味が薄れてきていました。

が、これを機に、

今度は、平成の大横綱白鵬翔、それに

地元柳川出身魁皇関の後継者新大関琴奨菊、

そしてライバル稀勢の里の三つ巴には特に注目したい。 

 

などと思っていた矢先に…

嬉しいことに、突然サプライズ!

優勝した横綱 白鵬翔関が、

昨日、千秋楽の翌日、福岡市から

緑ヶ丘第二幼稚園に来園くださったのでした

 

最初、午後1時過ぎに到着予定と連絡がありましたが、

優勝の記者会見・インタビューが入ったので、

予定のスケジュールより1時間以上遅れそう。

             

1時半からソワソワ。

2時過ぎには、全園児がお出迎えの態勢を整え、待機しておりました。

途中、交通渋滞もあり、結局、2時50分近くにやっとご到着。

 

園の近隣の住民の方々も、

横綱 白鵬翔関がやってくると聞きつけて、

ひと目でいいから横綱を見たい。

今や遅しと、お出迎えに集まって来て

玄関付近は、老若男女でいっぱいでした。

              

そこに、車が到着。

本物の生横綱の姿が目の前に現れて、

いっせいに 盛大な歓迎の拍手が沸き起こり、その中、

園の玄関に向かって

山のように大きな白鵬関が進んで来た!

周りの大人も子どもも、ワーワー興奮状態。

 

2歳児・3歳児は、1階玄関ホールから西への廊下の両側に

年中組の4歳児さんは、2階廊下に並んでお迎え。

そして、年長組さんは、ホールで待機していました。

 

本当は、時間があれば、お得意の器楽合奏をお聞かせしたいと

楽器類を並べて、準備していたのでしたが、

ドンドン時間が押してきて、1番バスの出発時間。

 

仕方ない。

急遽、バスの出発を遅らせました。

次々と、園児のご家庭に遅れるワケを説明して、電話連絡。

なかには、なかなか連絡がとれない方々がいて、

ご心配をかけてしまいましたが、

「ひと目、全園児に横綱の姿を見せたい。」

という考えをご理解いただき、

一人も苦情などを言う人はいませんでした。

むしろ、「大横綱白鵬翔関が来園」と聞いて、

すっ飛んで幼稚園へ向かわれた方々もいました。

大人も子どもも大喜び。

 

まず、ホールでは、

全員で声を揃えて歓迎のごあいさつ。

そして、音楽会でご披露したコーラスを3曲

年長さん全員で歌いました。

 ♪ 『マーチングマーチ』

 ♪ 『手のひらを太陽に』

 ♪ 『ゆかいにあるけば』

「優勝おめでとう。これからも頑張れ」

の気持ちを込めて歌い、

横綱は目を見張ってお聴きくださいました。

 

次に横綱白鵬関への質問コーナー。

 いっせいに子どもたちの手があがりました。

 まず、各クラスから、どんどん質問しました。

  「どんな食べ物が好きですか?」…

  「どんな色が好きですか?」…

  「どんな味のアイスクリームが好きですか?」…

  「どんな果物が好きですか?」…

  「どんなジュースを飲んでいますか?」…

大きな身体に圧倒されながら、食べ物関係の質問が多かった。

  「私は、ねこが大好きですが、横綱はどんな動物が好きですか?」

「狼(おおかみ)ですよ。おおかみは、動物の中でも一番好きなわけは…」

 と、様々な子どもたちの質問に

丁寧に理由も説明して答えてくださいました。

 

次に、当園で一番体格の立派なN君が、横綱とすもうをとりたいと、希望。

横綱は、こころよく応じてくださり、N君だけでなく

各クラスから1人ずつ、横綱が人選し、

4人の男の子が、横綱の前に進み出て

いっせいに力いっぱい横綱を押しはじめました。

でも、びくともしない!

 

 「横綱は、大きかった!」

 「白鵬さんみたいに大きく強くなりたい。」

 「意外にやわらかいお腹だった。」

 「横綱と相撲が出来てうれしかった!」

などと感想を述べていました。

 

手作りの横綱のこの度の優勝をお祝いする特大メダルや花束を受け取り、

横綱は、とてもやさしく握手もしてくださいました。

 

最後まで柔和な笑顔で、おっしゃった。

「どうぞ、みなさん、親を大切にして

立派な人になってください。」

気持ちが引き締まる

一生思い出に残るインパクトのあるひとときでした。

 

お母様方も、必死でシャッターチャンスをねらい

夢中でカメラやビデオ、携帯電話で写メール!

色紙にサインを求める方々!

 

横綱は、どの方の求めにも気安くいやな顔をせず応じて、実にやさしい。

 

会う前には、泣き出すのかもしれないと、案じていた

一番小さい、たんぽぽくらぶの2歳児さんたちも

恐がって泣く子は一人もいなかった。

「よこづなは、つよくて、こわい人かとおもったら、とてもやさしい人だった。」

と、誰もが言っていました。

 

本当に子ども好きなやさしい人

プロフェッショナルなオーラ!

子ども達には、かがやく満面の笑顔で、

手のひらを出して、どの子にも握手やハイタッチして

ゆっくりと歩まれ 別れを惜しまれました。

 

園をあとにして、その後、直ぐに某福祉施設の慰問に向かわれました。

(東日本大震災の被災地にももう数回慰問に行かれたそうです。)

 

子どもたちは、角界のトップの座の輝く存在横綱白鵬関に間近に接し、

その偉大なパワーを感じ、誠実で気品のある人柄の素晴らしさを感じ

この感動的な場面に、先生方も思いがけず興奮状態になりました。

 

ご家庭でも、夕餉の一家団欒に、横綱白鵬関の話題で話がはずんだことでしょう。

   http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/275446

今後の 横綱白鵬関のご活躍を祈念し、

皆様のご理解ご協力に深く感謝いたします。

 

  ※ 11月29日付けの西日本新聞朝刊に

    松浦直希記者の取材記事が掲載されています。

  ※ 親方から、お聴きした話ですが、最初から今のように大きかったわけではなく

    15歳入門時は、僅か62㎏。とても小柄でした。最初は先ず食べて、牛乳も

    どっさり飲んで体重を増やすことと、日本語を覚えることが課題だったそうです。

    努力を重ねて、ひとの何倍もけいこに励んだので、大きく立派な体格になり

    入門11年後には横綱になった白鵬関の今日があるのです。

 

           

 

  おしらせ 

 園児募集

平成24年度の新入園願書は、 

10月1日から配布しています。

 11月1日から願書の受付をしています。

もう手続きは済んでいますか?

 

出産のための里帰りや入院中、

その他事情があって来園が出来ない場合は

現金書留での願書の郵送での受け付けもしています。

転居や転勤などの予定のある方も

どうぞ、ご遠慮なくお早めにご相談ください。

転勤・転居枠がもう若干名となりました。

 

  満3才から就園奨励費という補助金が交付されます。

(北九州市の私立幼稚園在園者には

全国でもトップクラスの高額の補助金が出ています)

 満3才組は、募集人数が少ないので、お早めに!

定員に達し次第に受付を締め切らせていただきます。

転勤枠も含み定員まで残り若干名になっています。

定員に達しましたらキャンセル待ちとなります

  

 子育て支援の満2歳児

「たんぽぽくらぶ」は、

随時受付をしています。

 詳細は、親子で見学して、遠慮なくお尋ねください。

 見学は、随時,日常のありのままを見学出来ます。

劇・オペレッタ・舞踊・英語の歌など 

表現の活動を中心に

園児や先生方の

指導・援助のさまざまな様子が

10時頃~見学できると思われます。

  園外保育に出かけて留守をしていることも時々ありますので、

     朝、電話して確かめてから、なるべくお早めに 

お越しください!

         TEL093-631-3939                      

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1 コメント

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すごいね!おめでとう! (白鵬を応援している後援会の人)
2011-12-03 13:58:38
 貴幼稚園に優勝記者会見の後、千秋楽の翌日に横綱が行きましたか。幸せですね。これは、とてもすごいことですよ。園児さんたちにも先生方にも一生の思い出になる日となりましたね。白鵬は、子ども好きの人だから、喜んで足を運ばれたのでしょう。

 子どもの質問での答えが、
「おおかみが一番好き。そのわけは…」 
どうおっしゃいましたか?

 その理由は 多分『ボルテ・チノア』をイメージして「おおかみ」と、答えられたのだろうと私は推察しています。

『ボルテ・チノア』はモンゴルの伝承の昔話におけるモンゴル民族の始祖といわれる狼です。

 ボルテは「灰白色」、「白色に灰色の斑点の
ある色」の意味です。チノアは狼。
 日本語訳では「蒼き狼」となっているのは、漢語訳を用いているからで、漢語の蒼には黒や白の毛が入り雑じった斑を意味する場合もあるということです。

「モンゴル秘史」の伝説では、
「上なる天からの定めによってこの世に生まれた灰白色の狼があった。彼の妻は白き雌鹿(めすじか)であった。テンギス(という大湖)を渡ってきた。オノン川のボルハン岳に住んだ。」とあるのです。
 つまりボルテ・チノア(おおかみ)と白き雌鹿(しか)がモンゴル民族の始祖だということなのですよ。
 今度お目にかかる機会がありましたら、横綱に尋ねてみたいと思います。

 現在の番付は、一人横綱で、稽古に精進しています。また、二度と八百長などの不祥事が起こらないように、力士会の会長としても白鵬関は頑張っています。みんなで力いっぱい応援してあげてください。

 そしてこれを機に、一人でもいいから、ふれあった園児さんの中からでも横綱白鵬のような気品のある立派な相撲取りが誕生したならば、とても嬉しいですね。

 横綱は大きくて強くて正々堂々として素晴らしいのですが、初めからそうだった訳ではありません。大変な努力家ですよ。
 また、両親を大切にし、色々な福祉施設にもたびたび慰問に出かけて、心がやさしいので、そのようなところも子ども達には真似して見習っていただけば良いと思います。

 聞くところによるとあのソフトバンクのオーナー孫正義さんの卒園した緑ヶ丘第二幼稚園には、私も一度、見学にお邪魔したいと思っています。情操教育に力を入れ、素晴らしい幼稚園だそうですね。

 どうぞ、子どもたちは、志を高くし、大きな夢を持ち、その実現目指して頑張ってください。

 園長先生はじめ、先生方も、ご家庭の保護者の皆様も、子どもの個性の良いところをたくさん見つけてほめて、のびのびと才能を伸ばすように
今後益々お元気にがんばってください。

白鵬のファンの福岡市在住のおじさんより
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