『クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル』のため兵庫県立芸術文化センターへ。
ツィメルマンさん、コンチェルトで一度聴きいた事はあるけどリサイタルは初めて。
昨年9月に「ロンドン交響楽団」とのコンサートで聴いて、なんて美しい音なのだろうと思った。
透徹した美音とでも申しましょうか。
是非リサイタルで聴きたいと思ったら、なんと来日されると知り、即チケットを買った。
席は一番前の奏者の前にした。
手元は見えないけど、表情などが拝見出来る。
昨年は遠くからしか見えなかったけど、いかにも紳士といった印象だった。
今日は間近で良く見える。
登場したツィメルマンさんは、やはり紳士的な上品な風貌。
演奏は、昨年のコンチェルトで聴いたのとは又違った感じだった。
一つは、席がピアノの蓋からの反響も聴こえる席だったからだろうと思われる。
もう一つは、これは大ホール仕様なのか、いつもそうなのか分からないけど、すごく音が良く響く、というか響きすぎるくらいに感じられたから。
特にペダルを踏んだ時がすごくて、音が「びよ~~~んんんんん・・・」って、すごく響いて、なんか、それが気になって気になって
あとで兵庫県立芸術文化センターのHPを見たら、「リサイタルでは独自に改良したピアノを持ち運ぶツィメルマン」とあった。なので、わざわざそのように改良してるのかな、と思ったけど。
後ろの方で聴いたら、どうだったのかが知りたい。
あとは、私は彼の若い頃の演奏を知らないし、彼の見た目(年齢)からそう感じてしまうのか、「熟練の演奏」だなーと思った。
そして、間合いやなんかに変に気をてらったような感じがなくて、すっと聴けたし。
軽やかに弾いてる時に聴こえてくる旋律は、絹の布のように滑らかで、そしてエレガント。
彼の紳士的な見た目も含めて安心して聴けた。
「これだ」と突き詰めながら追及した音に、年齢を重ね、優しさや温かさが大いに加わったみたいな。
目を閉じて聴くと、優しく温かい音が直接頭の中に入ってきて心地良かった。
が、激しい旋律の部分は、もう腰を浮かして全体重をかけて「バーン」っと大迫力びっくり
一番前で見ていると、その迫力も倍増でございます
楽譜はセットしてても、曲によって見てたり見てなかったり。
全体的に、上手い表現がみつからないけど、心地良かった。
以前、何かのコンサートでたまたまお話をさせていただいた方が「ツィメルマンは絶対にアンコールはしないからね!」と言っていたが、東京同様、今回もして下さった。
前の方で見ていると、演奏にすごくエネルギー使ってるのが分かるから、アンコールはもういいよって思うんだよね。(いや、してくれたら嬉しいけど)
だから、してくれたら嬉しいような、でも申し訳ないような、ちょっと複雑、でも嬉しい、みたいな気分でございます。
アンコールも美しい音色でうっとりでございました。
(アンコールが一番「びよ~~~んんんんん・・・」を感じなかった。)
今回は、お姿を拝見するのに集中してしまった部分もあるので、もし又聴く機会があったら、今度は思い切って目を閉じて聴く事に集中してみたい。
ツィメルマンさん、コンチェルトで一度聴きいた事はあるけどリサイタルは初めて。
昨年9月に「ロンドン交響楽団」とのコンサートで聴いて、なんて美しい音なのだろうと思った。
透徹した美音とでも申しましょうか。
是非リサイタルで聴きたいと思ったら、なんと来日されると知り、即チケットを買った。
席は一番前の奏者の前にした。
手元は見えないけど、表情などが拝見出来る。
昨年は遠くからしか見えなかったけど、いかにも紳士といった印象だった。
今日は間近で良く見える。
登場したツィメルマンさんは、やはり紳士的な上品な風貌。
演奏は、昨年のコンチェルトで聴いたのとは又違った感じだった。
一つは、席がピアノの蓋からの反響も聴こえる席だったからだろうと思われる。
もう一つは、これは大ホール仕様なのか、いつもそうなのか分からないけど、すごく音が良く響く、というか響きすぎるくらいに感じられたから。
特にペダルを踏んだ時がすごくて、音が「びよ~~~んんんんん・・・」って、すごく響いて、なんか、それが気になって気になって
あとで兵庫県立芸術文化センターのHPを見たら、「リサイタルでは独自に改良したピアノを持ち運ぶツィメルマン」とあった。なので、わざわざそのように改良してるのかな、と思ったけど。
後ろの方で聴いたら、どうだったのかが知りたい。
あとは、私は彼の若い頃の演奏を知らないし、彼の見た目(年齢)からそう感じてしまうのか、「熟練の演奏」だなーと思った。
そして、間合いやなんかに変に気をてらったような感じがなくて、すっと聴けたし。
軽やかに弾いてる時に聴こえてくる旋律は、絹の布のように滑らかで、そしてエレガント。
彼の紳士的な見た目も含めて安心して聴けた。
「これだ」と突き詰めながら追及した音に、年齢を重ね、優しさや温かさが大いに加わったみたいな。
目を閉じて聴くと、優しく温かい音が直接頭の中に入ってきて心地良かった。
が、激しい旋律の部分は、もう腰を浮かして全体重をかけて「バーン」っと大迫力びっくり
一番前で見ていると、その迫力も倍増でございます
楽譜はセットしてても、曲によって見てたり見てなかったり。
全体的に、上手い表現がみつからないけど、心地良かった。
以前、何かのコンサートでたまたまお話をさせていただいた方が「ツィメルマンは絶対にアンコールはしないからね!」と言っていたが、東京同様、今回もして下さった。
前の方で見ていると、演奏にすごくエネルギー使ってるのが分かるから、アンコールはもういいよって思うんだよね。(いや、してくれたら嬉しいけど)
だから、してくれたら嬉しいような、でも申し訳ないような、ちょっと複雑、でも嬉しい、みたいな気分でございます。
アンコールも美しい音色でうっとりでございました。
(アンコールが一番「びよ~~~んんんんん・・・」を感じなかった。)
今回は、お姿を拝見するのに集中してしまった部分もあるので、もし又聴く機会があったら、今度は思い切って目を閉じて聴く事に集中してみたい。