やまめの庭つくり

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東京国立博物館庭園

2008-11-14 | 庭園見学
先日,大琳派展を見た帰り,春・秋に一般公開されているという庭園も見学してきました.

ここの庭園は池を中心に5棟の茶室を配したもので,もとは寛永寺の境内だったということですnote

ただし,庭自体は何度も改修を重ねているため,当時の面影はほとんど見られないそうです.


茶室は,次の5棟.

現在建物は茶会に利用されています.

パンフの説明をはしょって紹介しますと・・・・search




春草廬.

江戸時代,河村瑞賢が摂津淀川改修工事の際に建てた休憩所で,その後,三溪園に移築され,松永安左ヱ門(耳庵)の柳瀬荘内に移された.



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直線のアプローチと左の擬木風飛び石?

何とかならないものでしょうか・・・yellow22symbol6

せっかくの由緒ある茶室が引き立てられないと思うのですが・・・

露地のない茶室って,何かたりない料理のようですね.


転合庵.

小堀遠州が桂宮から茶入れ「於大名」を賜った折,その披露のために京都伏見の六地蔵に建てた茶室.その後寂光寺移築を経て現在に至る.





六窓庵.

(画像が何故かゆがんでいます.ごめんなさい・・・yellow13)

17世紀中頃,奈良の興福寺慈眼院に建てられたもので,大和の三茶室と言われた.



1メートルないくらいのくぐり口に男の人がはまって動けなくなったところを激写down



応挙館(右)と,九条館(左).

1742年に尾張国の天台宗寺院,明眼院の書院として建てられ,その後,益田鈍翁邸内に移築,1933年に博物館に寄贈された.

床貼り付けの絵は,丸山応挙が揮亳したものであると伝えられている.



九条館.

中には狩野派の筆と伝えられる桜閣山水図が書かれており,欄間にはカリンの一枚板に藤花菱が透かし彫りされている.






転合庵の裏から博物館本館と池を見たところ.



反対側から転合庵を見たところ.




池の周りは庭園の雰囲気が残っているようでしたが,それ以外は建築主体の庭,という印象でした.


露地も再現してもらいたいなぁと思いました.



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