やまめの庭つくり

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

バラの害虫

2010-01-31 | ガーデニング
昨年,苦い思いをしたテッポウムシ.

たくさん退治したので,今年は大丈夫かと思っていたのですが,やっぱりやられました.

古枝の枯れ込んだところ,よく見ると穴があいていたので,まさかね・・・と,思いつつカット.

すると,やっぱりいました~yellow12ase2



薬を使わず育てていると色々な虫にやられてしまいます.

でも,それ以上に丈夫に育ててやるぞーyellow9





バラの施肥

2010-01-30 | 造園
今日は師匠とふたり,千葉のK様邸にアフターケアに行ってきました.

主な作業内容はバラに肥料をやり,冬剪定をすることです.

秋にお邪魔して以来,約4ヶ月ぶりでしたが,前回は一面緑の庭(芝とディコンドラで)という印象でしたが,今回は落ち着いた冬芝のベージュが夏とは違う表情を作っていました.







それにしても,芝の見事なこと.

厚みがあって,密度の高い均一な芝.お見事ですね.


K様ご夫妻もこの作業に参加して下さったので,いつのまにか4人で分担して作業していました.

最初穴を掘っていたやまめは,(へっぴり腰のためか)まかれた肥料を漉き込んだり,バラの剪定をする係りにalien

師匠とご主人は穴を掘って,堆肥を置いていく人に.

奥様は漉き込んだり,剪定クズを細かく切って捨てたり・・・・

何だかとても楽しい時間でしたsymbol7

堆肥のやり方は,バラのまわりに深さ20センチくらいの溝か穴を掘り,バーク堆肥と牛ふん堆肥を1:1で混ぜて,1株につき軽くバケツ一杯くらいを土と充分に漉き込みました.

余った肥料は他の植物たちにもあげたので,きっと今年は勢いが違うと思います.

とりあえず,これで4-5月の芽だしの状態を見て,バラの花たちが咲くことを期待したいと思います.





石組の練習

2010-01-29 | 造園
といっても,新聞紙を丸めて石に見立てたもので・・・・

今日は2年生の授業で紙の石を作って石組の練習をしました.

新聞紙を適当な大きさに丸めて水につけ,ギュッと絞れば石の出来上がり.

これを思い思いの大きさ,形で組み合わせます.

去年も同じ内容の授業を行いましたが,水で濡らさずにそのまま丸めただけでした.

今年はそれでは据わりが悪いと言うことで,改良バージョンです.

昨年どんなの作ったかなぁ・・・・と,探したら,ありました.

思わず笑えますnose5





ナウシカに出てくるオームの大群か,はたまた池の亀たちか・・・・alienase2

そして,今年down

2パターン作ってみました.いかがでしょう?

少しは石に見えてきたでしょうか?






昨年よりは悩まずにイメージして,「石を置くことが出来ました」

と,いったら,すかさず師匠からダメ出し.

「「置く」じゃないよ.「据える」って言わなきゃ!yellow6

そう,何故か毎回「置く」といってしまいますyellow20

据える作業なしで気楽に机の上に置いているからか,石と思う気持ちが足りないからか・・・

今日も勉強になりましたkirakira2







フウラン

2010-01-28 | 植物
やまめが現役のときに土壌学を教えていただいたO先生.

卒業するときに先生の趣味であるフウランを一株いただきました.

最初の一年は室内で育ててみたのですが,何となく思わしくなかったので,翌年は外においてみました.

かなり性質としては強いことが分かったのですが,土台のコケが崩れてかわいそうな状態になっていました.

O先生に植え替え方を教えて下さいと頼んだら,学校で実演してくださいましたkirakira2

down天恵覆輪.

何だかおめでたい感じの素敵な名前です.



ただ,この苗を見たとき,O先生はかすかにため息.

「・・・・・yellow22symbol6


フウランは一年に一度2枚の葉が内側から出てきて,4-5年経つと外側の葉が古くなってとれるらしいのですが,うまく育てたものは,ほぼ同じ長さの葉になるとのこと.

これは,短すぎなので,過酷な条件下にいた証拠ですyellow7ase2

downO先生の株.左の貧相なのがやまめの株です・・・

ここから株分けしたとは信じられないくらいサイズも形も違っていますalien




さぁ,気を取り直して,今年から頑張るために植え替えを覚えます.

O先生クラスになると,専門の道具も登場.

白い樹脂製のもので,ここにミズゴケをまいて土台を作ります.



こんな道具がない場合は,コップやフィルムケースなどでも大丈夫だそうです.



ミズゴケは一晩水につけておき,ギューーーッとよくしぼります.

長いミズゴケを十字にかけて,それを足場にどんどん周りにコケをつけていきます.





ある程度まわりにつけたらコケのかたまりをドンと上にのせて,形を整えます.



up古いコケをとり,腐った根などを取り除きます.



コケの上に乗せ,根を被うようにコケを貼っていった後,長いミズゴケで押さえるようにします.



土台からはずします.

当然,コケの土台は中が空洞になっています.



用意していた鉢に入れて完成.

天恵覆輪の他,金楼閣という,丈夫で育てるのが簡単だという品種を分けていただきました.

金楼閣は何かのコンテストでフレグランス部門最優秀賞を取ったことがあるくらい良い香りの花が咲くそうです.

楽しみ~yellow18


管理の仕方は,4-6月にとにかく乾燥させず,水を切らさないこと.

それ以外の季節は自然に任せて大丈夫だそうです.

肥料もヘタにやらない方がいいらしい・・・

4-6月の水やり,これさえ頑張れば太い根が伸びてくるらしいです.

遮光率は50%くらいが適しているとのこと.

金楼閣は日光に当たると葉が黄色に変化する楽しみがあるので30%くらいでいいそうです.

根がうまくでたら,ひょっとしたら7月に花が咲くかもsymbol4

今は植え替えの適期ではなかったので,春まで家の中で保護しますが,暖かくなったら外のどこかに吊そうかな.


フウランは富貴ランともいいますが,かなり詳しい情報を見つけたので,お時間のある方はこちらdownもどうぞ.

富貴蘭のホームページ


竹垣の話

2010-01-25 | 造園
現在,母校の現役2年生達は圃場で坪庭を作庭中です.

3区画に区切り,ガーデンデザイン専攻の生徒だけで作るので1区画2~3人で一生懸命作っています.

先日,その途中の作品を見てきました.





こうしてみると,遺跡発掘の現場のように見えないこともない・・・

それぞれの区画に,建仁寺垣,鉄砲垣,変わり四つ目,木賊垣など力作が並んでいます.


師匠と一緒に見ていたのですが,竹垣の立て子や胴縁の割間についてその後の授業でみんなに講義してくれました.

割間の取り方で,貧弱だったり貧相になったり,落ち着きが悪いものになるそうです.

また,庭自体が真行草のどれなのかによって,同じ建仁寺でもいろいろなくずしがあったり,竹垣だけでなく,園路や樹木全体で表現しなければならないのですが,このなかでどうやって表現していくかは作り手のセンスだそうです.

飾りのシュロ縄が庭全体に与えるイメージなども,よく意識して雰囲気を壊さないようにしなければなりません.

積極的な意味では,自分のイメージを強調したり,表現するのに使えるということです.

そのためには,結びや縄のかけ方の違いでどんな雰囲気が生まれるのか知らなければなりませんね.

実物,見なきゃいけないな・・・と思いました.



今年の2年生は石を使った土留めや園路,流れの補修をやる機会があったりと,難しいことに挑戦できて,ちょっと羨ましい気がしていました.

腕もあがっているんだろうなぁ~なんて.

でも,カモ先生に

「授業の時間は一緒なんだから,君たちがやったレンガやブロック,コンクリートなんかはやれなかったんだよ.」

と,言われて「はっyellow12」と思いました.

同じ時間が与えられている中で,年によってやることに差はあるかも知れないけれど,自分だけではなく,みんな同じように不足もあれば満足もあるんだな.

当たり前のことですね.

そう,羨ましがっている場合ではないのです.

出来ないことがあったら,どうするか.

その答えを自分で見つけて,なりたい「自分」がぶれないことが大切です.

これもつい最近,知り合いの方に言われた言葉です.

ぶれない自分・・・・・

今年も来年も10年後も20年後も・・・

そんなふうにありたいですkirakira2