やまめの庭つくり

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今年もやっぱりパンジー

2011-10-30 | ガーデニング
今園芸店に行くと草花ポットで一番スペースを割いて並べてあるのはパンジー,ビオラではないでしょうか.

毎年新作の色味も出ていますね.

最初から3色くらいミックスされていたり,這い性のもの,こんもりまとまるもの,花茎が長く伸びるもの,花びらがフリル状のもの,ブロッチのあるもの,うさぎの耳のように見えるもの・・・・

もう,きりがないくらい色々な種類のものがあります.

これから長く咲いてくれて梅雨の直前まで咲き続ける丈夫な花なので,やっぱりベタだと思いつつ,庭に植えてしまいます.

3株程度にしようかな・・・・なんて思って手を出しただけなのに,気がつくと色の組み合わせとかを考えだしている自分に気づき,カゴに予定を遙かに超えた数の苗を入れているのです.

今年,第一弾はこの面々.



何故か親子のように見える・・・

パンジーって,顔を連想しませんか?

down見つけると必ず買ってしまう個性的な花.鉢に単独で植えました.

人によってはどぎついと思われることでしょうが・・・aliensymbol6

花びらのキャンパスに黒いラインでたくさんの花びらを描いているような,アート作品に見えませんかkirakira2



down本当に不思議な色.
水彩をにじませたような,複雑で,惹きつけられる色です.



down白いフチのワインカラーもやまめの庭の定番です.

これも単独で小さなハンギングバスケットに植え付けました.



春の庭を想像しながらの,楽しい庭つくりの時期になってきました


ガーデンショー見学1

2011-10-24 | 庭園見学
丸の内仲通りガーデニングショー2011と日比谷公園ガーデニングショーに行ってきました.

丸の内はやまめの母校が出展しているので,それをお目当てに.

日比谷はバイト先の会員さんたちがコンテナやハンギングにたくさん出展しているので,それを見に.

丸の内は今年全部で15作品が展示されていました.

今年は何だか作品が少ないな・・・と思われた方も多いのでは.

例年20~30作品くらいの出展があったと思うのですが.

通りを歩いていてもポツポツと作品に出会うくらいで,まったくガーデンショーのインパクトに欠ける感がありました.

やはり大震災の影響が色濃く残っているのでしょうかyellow13



後輩たちが作った作品はこんな大きなビル(丸の内ブリックスクエア)の前に設置されていました.



徹夜で作業してみんなで頑張った作品です.



テーマは「はなうた Hum a Tune」

コンセプトは,
「花々の持つ美しさや輝きがメロディとなり,五線譜を揺らしながら優しい風に乗って,日本中がたくさんの花笑みに包まれますように・・・・」

花笑みというのは丸の内ガーデニングショーの今年のテーマ,つなげよう,花笑み,から来ています.

三菱地所賞と,オーディエンス賞を獲得したそうです



ピアノの鍵盤もこまかく動きを出し,木工の仕上げも丁寧だなぁ~と感心しました.

今年の学生は器用な人が多いのか!?



五線譜に留まっているような音符や小鳥たちがこれから空中にふわふわと漂っていきそうで,それがいいところなんじゃないかと思います.

みんなが楽しんで作ったのが伝わってきます.



植栽も,動きと迫力があったと思います.

この組み合わせ,結構好きですheart



土地の印象

2011-10-22 | ノンジャンル
久しぶりに,以前働いていた場所を訪ねてみたところ,なんと,敷地の何分の一か,建物が取り壊されて平地になっていましたyellow25symbol5



右側の小さな建物もそのうちなくなってしまうそうです.

となりの会社の建物が左にしっかり見えるようになっていました.



downこれもとなりの建物です.
今まで工場時代の建物がたくさん建っていたので見たことがなかった景色です.



今まで見えなかったものがぐるりと見渡せるようになっていましたalienase

ここにはソメイヨシノの大木が3本くらいあって,木の下でゴザを敷いてお花見sakuraをしたこともありました.



よく,家を取り壊すと土地が広く見えると言いますが,まさにそんな感じ.

空が近くなったように感じるからでしょうか.

何もないと,その場所に求心力のようなものがなくなって,茫洋とした景色に見えてきます.

思い出も何もかも消えてしまって.

そこにどんな形のものがあったのか正確に思い出せなくなってしまいます.


その土地に力が宿っていないような,分散しているような・・・

とても心許ない気がしてきます.



この空き地と道を挟んで残っているのが昭和30年代から結構マメに手入れされてきた日本庭園.
まぁ,近年は管理が行き届いているとは言えないかも知れませんが・・・

従業員や来客の人の目と心を季節ごとに楽しませてくれました.



でも,この庭園も近々なくなってしまうことになったとかyellow7!!





仕方ないことなのでしょうが,数十年間で大きく育ったサクラ,ウメ,イチョウ,マツ,ツバキ,クスノキ,そして毎春美しいピンクの花をつけ,実がなるのがたのしみだったアンズの木・・

みんな切られてしまうかと思うとかわいそうです.

そして,緑の大きな空間がなくなったあと,殺風景な通路を通らなければならない人たちも.

たぶん,当たり前のように存在していた緑が消えてしまってから,ずっと癒されていたことに気づくのではないかと思います.

残念でなりませんyellow15ase



小耳にした話

2011-10-21 | 植物
今日はメジャーな園芸業界で長年活躍してきた方々の四方山話を聞く機会がありました.

お酒の席で,面白い話がたくさんあったのですが,その中で耳に飛び込んできた「花の色」のお話.

注文する人とされる人が共通認識を持って花の色を取り扱わないと色々なトラブルが発生するため,カラーチャートというものを正しく用いて共通言語にしているそうです.

ただ,同じ品種でも生産農家や育てる地域で花の色が変わってしまうことがよくあるので,苦労するというお話.

まぁ,黄色だと思っているのに赤だという人もいるかも知れませんからね.

そこから,複雑な色を同じ認識でとらえるのは難しいという話になり,例として最近のパンジーはなぜあんなに色の種類が多いのか,という話題になりました.

最初は色が5種類くらいしかなくて,品種の管理をきちんとしていたから,はっきり別れていた時代があったそうです.(オランダのお話だったと思います)

ところがイタリアが園芸界に進出してくると,その素晴らしいデザインセンスが色を多様化に導いていったという説が披露されました.

おぉ~,イタリア人ってそんなところにもセンスを発揮していたのかぁ・・・yellow11

さらに,(イタリアだから)だいたい同じ色,という区分けで大まかに分類してしまうことから色がぶれても問題なくなり結果中間の色味が増加したから,様々な色が出回るようになったという説も・・・

う~ん,これも納得してしまう・・・

アバウトな感じ,ありますからね~

お国柄や地域の気候風土が花色や品種改良に影響を与えていると考えると,店頭に並んでいる花たちを見る目も変わりそうです.




つながり

2011-10-19 | ノンジャンル
昨日家路の途中で携帯がなりました.

愛知に住むUさんからの電話でした.

「あのね,あの喪服,もらってくれる人がわかったから,忘れないうちに連絡しようと思って電話したんだ~」


Uさんは,3月の東日本大震災以降,色々な活動を続けている人なのですが,夏にあったときに,実は現地で喪服が不足しているから送っているんだというお話を聞きました.

震災から数ヶ月経った頃に喪服が不足しているという現実に,たくさんの行方不明の方たちや,知らせを待ち続ける家族の人たちのことを思わず考えて傷ましい気持ちになりました.

ちょうど母が亡くなって遺品整理をしていた頃だったので,やまめには大きなサイズだった冬用と夏用の喪服を送らせてもらったのでした.

こんな事情を知っていたUさんが,母の喪服が誰の手に渡ったのか,大切なものだからきちんと伝えてあげなきゃと思って,被災地の方に知らせてくれるように頼んでくれていたのでした.

喪服をうけとってくれた陸前高田のHさんという方も,事情を聞いて「これから大切に使いますと伝えてください.」と言ってくれていたとのこと.

何も知らなかったやまめは突然の電話にびっくりし,そして温かい気持ちを受け取りました.

見知らぬ人に,また使われることになった母の形見.

亡くなる一ヶ月前に何か悟ったのか,喪服をタンスから出して干しておきなさいと言っていたのを思い出します.

誰かに活用されることになって良かったなと思います.


被災地では今,冬物衣料が不足しているそうです.

灯油やその他の冬支度にかかるので,衣料品はどうしても後回しになってしまうとのことです.

Uさんに協力させていただく形でいいのかどうかわかりませんが,11月までに衣替えをしたらまた冬物を送りたいなと考えています.

人の温かい気持ちをいただいて,少しでも他の人にも分けられるようなそんな生き方していけたらいいなとUさんを見てそう思います.