やまめの庭つくり

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リキュウバイ

2009-03-31 | 樹木
今日は6日ぶりの千葉の現場に行ってきましたkirakira

久しぶりに行ったら,玄関周りの様子が一変していて,印象ががらりと変わっていました.

地被類もたくさん植えられていたのですが,今日一日かけて,もとからある植物ほぼ全部植え終わりました~yellow22symbol6

どんどん素敵な庭になっていきます.

写真については明日アップしたいと思います.


今日は,千葉の現場近くで見かけたリキュウバイのお話.

お茶の先生のお宅から道路に向かって枝を伸ばしていました.

樹冠が丸く,枝の先端に白い花が沢山付いています.

葉張りの小さい苗木程度のものしか見慣れていないので,こんなに大きく丸くなるんだなぁと感心.

ネットで調べてみると,丸く仕立ててある??樹の写真が多く見られました.

自然樹形でも丸い感じになるのでしょうか?







リキュウバイ(バラ科ヤナギザクラ属)

別名:バイカシモツケ,マルバヤナギザクラ,ウメザキウツギ,ウツギモドキ

学名:Exochorda racemosa


中心が緑がかった,真ん中の白い花はウメに似ていますね.

結構大きな花なのに,清楚な印象です.

ちょっと名前の由来を調べてみたら,

千利休が愛した樹だとか,

利休の時代にはなくて,明治時代に日本に入ってきたとか,

諸説あります.

いずれにしろお茶item4花としてよく使用されるらしいです.


downこちらは道ばたの花.

タンポポのツボミです.

けど・・・

タンポポのツボミってこんなにきれいでしたっけ?

ツボミなんですが,花のようなitem1yellow5





大船ガーデン完成

2009-03-30 | 造園
今日は大船の「花と暮らすガーデニング展」
最終準備の日でした.

なんと,展示に使用する植物が午前,午後に分かれてパラパラと来ることになり,その都度新しく加えたりしたので,最終的にはかなりアバウトな感じになりました.

何しろ色々考える時間もなく,色々な人が加わって,色々なチェックが入って・・・・

とにかく終わらせるyellow24

これを第一に考えつつ,やはり未練タラタラと植栽の手直しをし・・・

まぁなんとか完成にこぎ着けました.



いかがでしょうか.

コンセプトは「陽だまりの庭」.

ポカポカsunとした陽にあたってのんびり庭の植物を眺める・・・

そんなシチュエーションを想像できるでしょうかhamclover




downこちらは寄せ植え,ハンギングコーナー.

何だかちょっと微妙nose4です.

が,精一杯やりましたyellow22symbol6



downちなみにお隣の造園やさんが作ったクレマチスをテーマにしたミニガーデン.

レンガや石の並べ方はさすがプロです.





とにかく終わった~nose3

明日は千葉.

本物の庭作りにやっと戻れますmeromero2





茶庭の樹

2009-03-29 | 造園
目白庭園の続き.



up赤鳥庵は,大正7年に鈴木三重吉によってこの地で刊行された子供のための文芸雑誌「赤い鳥」にちなんだ名前だそうです.

(この庭園の近くに鈴木三重吉の生家がありました.歴史のある町並みなんですね.)

この庵の前にある樹木,「カヤ」です.

カヤというと,マルっと刈り込まれた樹形,想像しませんか?

ここのカヤはカヤに見えないくらいサラッとしていますね~yellow12

さらに反対側の樹木は・・・



これはヨシノスギ.

ひなびた感じで,

「これぞ茶庭の樹だよ」と師匠が絶賛kirakira2

とにかく手入れを続けなければこんな感じには作り込めないと思います.

この感じをわかって手入れをしてくれる職人さんがいないと年月が経って巨木になってしまいます.

このような樹木が茶庭のワビ,サビを表現するんですね.

お手本として,脳裏に刻み込んでおこうと思います.


この庭園のまわりは古木が結構見られます.

このクスノキもそのひとつ.



まわりの建物のせいで葉張りを小さくされてしまっていますが,何となくこの樹を大切にしてくれている人がいるんだな・・・と思いました.

樹木は結構,人の心に特別な思いをもたらすような気がします.







目白庭園

2009-03-28 | 庭園見学
今日は師匠と久しぶりに庭園見学に行きました.

午後から目白の日本女子大で講演会があったので,午前中に同じく目白の目白庭園へ.

JR目白駅を出て徒歩5分ほどで到着.

のはずが,迷いに迷ってグルグルyellow22しました.


目白庭園は,パンフレットによると,2842.73㎡,H2年11月に開設した豊島区立の公園です.

建築は吉田五十八氏の一番弟子,大関徹氏.

庭の設計は伊藤邦衛氏.

以前,ダイナミックな石組みや石使いにビックリした千葉のおゆみ野にある泉谷公園と同じ設計者です.


入り口は立派な長屋門,



とても立派です.

お金掛けて本気で作ったんだな~という感じ.

更に門をくぐると正面に赤鳥庵という茶室.

素晴らしい石の乱貼り敷き.



門から右の景色はちょうどシダレザクラが満開.

その枝越しに,数メートル下の池に向かって対岸の滝や石組がダイナミックに斜面を埋め尽くしているのが見えます.

そんなに広くないのに,伊藤さんの縦横無尽な石使いによって力強い景色が堪能できます.

建築も,座敷の窓からは景色を楽しむために,人が目の前を通らないようにするために,わざわざ下に通路を造ったそうです.



滝石組も変化に富み,面白い水の流れになり,迫力もあります.



大きな石をゴンゴン使っています.

伊藤さんの真骨頂なのでしょう.

伊藤さんにはお目に掛かったことはありませんが,つくづく大きな石が大好きなんだな・・・と思います.

そして,きっと石組みが楽しくて仕方ない方なんだろうなぁと想像してしまいますyellow18



そして泉谷公園の時と同じように,「遊び」も忘れていません.

作る側の楽しい気持ちが作品に表れるってこういうことなんでしょうね.



ただ・・・

州浜のこの石の並び.

周りの石組みを見てきたところで急に違和感を感じてしまいます.

あまりにも人工的だから?

まるで「トウモロコシ」のように見えませんかyellow12ase2






ミニガーデン

2009-03-27 | 造園
今日は大船のミニガーデン作り2日目.

午前中は4人.午後から2人.

でも,今日は目標がはっきり決まっているので,具体的にレンガを仮置きしたり,土台を作ったり,作業は順調に進みました.

レンガ300コくらい並べました~yellow22

4種類くらいのレンガ.

厚みも数も形もちがうものが混ざり,高さ調整やその場でのデザイン調整で結構手こずりました.

ですが・・・

みんな結構意見を言い合って色々なことが決まっていくので頼もしかったです.

各人得意分野があって,何かしらに強い!

何気にすごい人たちの集まりなんですよね,GAって・・・yellow12



まだ樹木や植物が搬入されていませんが,昨日とはグッと変わって庭の雰囲気が見えてきましたkirakira2