やまめの庭つくり

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大田区で見かけた住宅

2009-07-31 | ノンジャンル
庭園見学などのため,今まで訪れたことのない町を歩くと,一般住宅でも心惹かれる建築物に出会います.

今回は大田区の建築を少し紹介したいと思います.

まず,和洋折衷,瓦屋根と出窓や窓に木製の飾り柱をつけるなど,きっとモダンな最新流行の住宅だったのではないでしょうか.

ちょっと古くて傷んでしまっていますが,特に木製の窓枠でアールのついた出窓は,とてもおしゃれなデザインだと思います.





メンバー全員が不思議に思って写真を撮っていたサイロのような住宅.



真ん中に階段が見えました.

奥に同じような白い建物が2つずつ密着しています.

中もくっついているのか,それぞれ細長くて円筒の部屋があるのかalienquestion

面白いけど使いにくそう・・・

中に入ってみたい~



坂を登り切ると古いフォルクスワーゲンのワゴンとサイドカー付きのバイク.

レトロでおしゃれ・・・と思って建物を見ると,これは家?車庫?

どんな構造~alienquestion





この住宅(?)の上にはどんな景色が広がっていると思いますか?

ま,まさか.

屋上庭園のわけないと思いますが.

想像をたくましくしてくれる景色でしたyellow22



池上本門寺松濤園

2009-07-30 | 庭園見学


今,窓の外には大きなカブトムシの雌が部屋の灯りめがけて窓に何度もぶつかっています.

結構大きな音なので,ちょっと落ち着かない気分です.


さて,今日は先日の庭園見学会の続き.

川端龍子の庭園を見学した後,更に気温が上がり,みんなコンビニで飲み物やアイスキャンデーなどを買って暑さ対策をしていました.

外で食べる‘しろくま’,おいしかったです~kirakira2


龍子記念館から徒歩で登り道20分くらい,池上本門寺の敷地にたどり着きます.

こちらから来ると本門寺の奥庭,松濤園をまず見ることが出来ます.

この庭園,雑誌で見て知っていたのですが,パンフレット形式のクイズに答えないと見学させてもらえないと書いてあったので,ちょっと億劫な気がしていました.

今回はコアメンバーのFさんが代表で答えてくれたので,みんなお気楽な気持ちで待つだけ.

朗峰館ロビーの冷房で生き返るような気持ちになりました.

さて,無事11問のクイズに正解して見学できることに.

松濤園は,自然な窪地を活かして低いところに池,周囲の高低差を活かして流れ,山側に茶室や四阿などの配置がされています.

小堀遠州が作庭したと伝えられていますが,戦災でかなりやられてしまったそうなので,小堀遠州が作庭したものがどこまで保存されているのか・・・

まず,ロビーから見える池の景色.




高台から池とその向こうの景色が見えるようになっています.


down池に流れこむ滝と流れ.

池の近くは水が少しあったので,この日は水を止めていたのか,もともと「枯れ」なのか.

遠州が作ったのか,昭和になって増築?されたのか・・・色々な疑問がわきました.



upこんな石が更に激しくごろごろ.流れを作っています.

やまめが何となく抱いていた小堀遠州の雰囲気とかなり違う・・・かも.



up山灯籠も迫力です.

このあたりは荒々しささえ感じる迫力の石の景色っていう感じです.

高くなった土地の辺縁には,由緒正しい茶室や四阿があります.

灯籠も,色々な形のものを見ました.

これは,灯りと水くみの機能questionが組み合わされた実用的な灯籠のようです.

ユニークですね.



もう一つ,笠の形がちょっと変わっているなと思ったのでパチリcamera



三角や扇のような形に小石がはめ込まれているデザインの敷石(じゃなくてコンクリート製かも).



何故かタヌキの彫刻までalien



みなさんも是非クイズに答えてこの松濤園にいってみて下さい.

クイズの問題は時々更新されるらしいので注意して下さいね.

ちなみにクイズは本門寺の敷地を歩き回って回答を見つけるものらしいので,先に朗峰館でパンフをもらった方が良いかも知れません.









川端龍子の庭2

2009-07-29 | 庭園見学
今日は母校の体験入学で,「イギリスの庭最新事情」というテーマで講演があり,行ってきました.

今月イギリス旅行から帰国したばかりのホヤホヤのネタ,ねこまたさんのいつものわかりやすく,納得のいく説明で,とてもよかった・・・

現役の2年生も夏休みというのにあさって締め切りのガーデンコンテスト応募に向けておしりに火がついた状態で頑張っていました.

やまめも一昨年の自分を思い出しました

ガーデンショーの審査,無事通って作品を実際に作れることを後輩のために祈りたい気分です.


ところで,昨日紹介しきれなかった川端龍子の庭,細かいところを少し紹介したいと思います.

とにかく意匠にこだわって作ったことがよく分かります.

お金かかったんだろうな~


龍のウロコに見立てた園路を進むと,奥庭に入る手前の建物にあたります.(昨日の写真参照)

ここは,来客が会った際に主人を待つための腰掛けと呼び鈴がついたシンプルな空間になっていました.

茶庭の腰掛け待合いのようです.

ただ,座る部分の奥行きがありすぎな気がしますが・・・
荷物なども置けるようにという配慮なのかも知れません.

呼び鈴,わかりますか?

右の扉近く,上の方に写っている白っぽい点,にしか見えませんが




アトリエの天井はビニールのような素材で,外観は数寄屋風なのに,中はモダンな感じです.

照明も全て自分でデザインしたそうです.







軒下は通気や設備メンテナンスを考えて,あちこち扉式になっていました.

合理的で機能的な面もあるんですね.



down木製の階段.
低い手すりも全部木ですが,とても保存状態がよかったです.



down住居の方の畳も一枚一枚大きさが違っていてyellow25,目地は卍の形になっているということでした.





down建築と沓脱石を接着したかのような,コンクリート製のつなぎ?

間にものが落ちないための工夫だったりしてalienase2





down大谷石を四角に組んだ(ガイドさん曰く)枯山水を象徴したもの???

手水鉢かミニ池にも見えますが.

いずれ,水の風景を表したかったのでしょう・・・







川端龍子の庭

2009-07-28 | 庭園見学
先日の日曜日,午前中から34℃sunsunでした.

そんな日ですが,久しぶりに庭園見学に行ってきました.

JLFのランドスケープを読み解く会,今回は芸術家が設計した庭や建築物から,その作品と造園センスの関連性などについて鑑賞する・・・・という目的です.

今回の芸術家は「川端龍子(かわばたりゅうし)」.

近代日本画の巨匠です.

実は知らなくて,恥ずかしながら「かわばた たつこalienquestion」だと思っていました.

場所はJR大森駅西口から付近一帯を馬込文士村として,昔の文化人がたくさん住んでいた地域の一角です.

荏原台という浸食の進んだ古い台地の裾野近くをアップダウンを繰り返し1時間ちょっとかけて歩きました.

道を挟んで左が龍子記念館(美術館),右が住居とアトリエです.

住居とアトリエは11時,1時,3時の3回だけ,龍子記念館の職員の方のガイドで見学することが出来ます.



色々と龍にまつわるシャレが効いているのですが,庭園入り口から続く石敷きのアプローチも龍の胴体のウロコに見立て,そこを歩いていくと庭園奥の龍の身体の内部に誘われる趣向になっています.



龍子は,丸と四角と三角で形の基本が成り立っていると考えていたそうで,一番最初に見る手水鉢はこの丸,四角,三角で出来上がっています.

どこが三角か分かりますか??



アトリエも住居も龍子の設計だそうですが,建築に関する勉強は一切したことがなかったとのこと.

網代編みの軒が大きく張り出した数寄屋建築,という表現になるのでしょうか.



アトリエは60畳ほどの広さで,とても大きなガラス戸ぐるりと入っているので,軒が深くても室内はとても明るい感じでした.

天井のデザイン,素材,照明器具まで,あらゆるものをオリジナルでデザインしたということでした.

究極の注文住宅ですよね~yellow22symbol5





ガイドさんが,非常に熱心に建築の方の説明をして下さったので,ついつい庭を詳細に見る余裕がなくなりましたが,下草と中木で構成される自然風の庭だったと思います.

園路も玉石などを歩きやすいように敷き,下草には野草を多く植えていたようです.

やはり,画家だったので,室内から見える景色にこだわりがあったようで,鎌倉時代の石塔や,自らデザインした手水鉢など部屋から眺めて,まわりは気持ちの良い緑の世界を作っていたのかなと思いました.


down住居.

ここには俵屋宗達筆の桜芥子図襖が使用されていて,昨年11月に上野で開催されていた大淋派展に貸し出されたそうです.

やはり,龍子も昔の経済人達のように数寄を好み,日本の文化的な遺産を守っていこうという意識があったのか?

よくわかりませんが・・・alien



龍子は,カッパシリーズや龍のような空想の生き物を活き活きと描く人だったようで,どこかユーモラスな感覚を持っていたような印象を受けました.

それは,龍子が設計した記念館が,上から見るとタツノオトシゴを意識した形になっていることにも現れています.

down龍子記念館.

生存中にこれだけ立派な記念館を建てられるなんて,本当にすごい巨匠だったんですねyellow25symbol6



現在はカッパシリーズを中心に企画展示されていますが,他にも力強く躍動感のある作品を沢山遺しているので,またいつか見学に行きたいなと思いました.



upカッパが自分のヘアスタイルとパイナップルのヘタが似ているということでまじまじと見つめている様子.



庭の果物

2009-07-24 | ガーデニング
今年のブルーベリーの収穫が終わり,ジャムを沢山食べました.

いつもはこれで食べられるものはおしまいなんですが,今年は違います.

昨年買ったビルベリー,今たくさん実がなっています.

同時期に購入したブラックベリー(トゲなし)も,実が黒くなってきました.



ビルベリー(ツツジ科スノキ属)

学名:Vaccinium myrtillus

別名:セイヨウスノキ,クロミノナツハゼ

野生種なので,暑さ,寒さに強く,一本でも実がなる.

一粒一粒の味の違いが大きく,様々な味が混ざることにより,深みがある味わいを楽しめるnote

厳密に分類するとブルーベリーではないらしいですが,ポリフェノールもアントシアニンもブルーベリーより多く,老化にもいいらしいyellow11kirakira

実の大きさは5ミリ弱の黒い実が沢山symbol4

でも,細かすぎて摘むのがちょっとめんどくさいです.

ただ,確かにブルーベリーより生食するとおいしいと思います.

ヨーグルトに自家製のブルーベリージャムをのせて,このビルベリーをパラパラのせると,かなり濃い味わいが楽しめます.

沢山とってもなかなかジャムにするほど嵩がないのが残念です.



ブラックベリー(バラ科キイチゴ属)

学名:Rubus fruticosus

別名:セイヨウヤブイチゴ

新梢が母枝となって,翌年脇芽に花を咲かせるそうなので,今年はこの,5つの実が全てです.

フェンスにツルを這わせて往復しようと思っています.

来年はフェンス中,赤や黒の実がたくさんなる予定.


ブラックベリーは,乾燥があまり好きではないらしく,乾燥すると実が小さくなったりするらしいです.

ここ,一番乾燥するところなんですが・・・nose4ase




ところで,実ですが,赤い状態が長く続いたある日,突然一晩で赤→黒に変わりました.

黒くなったら食べられるとは思うのですが,ここからどうなったら本当に食べられるのでしょうalienquestion

ちなみに触ってみたらパツパツでかたい感じ.

やはり,プニョっていうくらい?柔らかくなるまで待つものなんでしょうか.

5個しかないから失敗しないで全部食べたいなぁと思っていますが,うまくいくかどうか.

そして,気になる味はどんなものか・・・

楽しみですsymbol7