やまめの庭つくり

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彼岸を過ぎて

2016-09-27 | 鎌倉
今日は久し振りに良く晴れたと思ったら,8月並の暑さでしたね.

お庭の手入れをしていて汗が止まりませんでした.


鎌倉のガーデンは10日ぶり.

ちょうどお彼岸過ぎて出てくるものと言ったら,これ.



芝生広場や池の小島で真っ赤な塊が出来ていました.



宇宙的!?

2016-09-26 | 山形長井ツアー
ヤマボウシの実です.

惑星のような,オブジェのような・・・

どちらにしろ食べものに見えませんがalien



剪定した枝にたくさん実っていました.

すごく甘いよ~kirakira2と教えてもらい,

まわりの人たちと興味津々で食べてみました.

写真奥のような真っ赤~暗赤色に熟れた実を選び,

ライチのようにちょっと皮を剥き,

サトイモのきぬかつぎのように実を押し出すと,

柿のようなオレンジの実が大きめのタネ2つと一緒にブニュッと押し出されます.


ちょっと青臭いのかな・・・と思っていたら,全然!!

甘くてすごく美味しいです!


やまめは甘柿の味に近いと思いましたが,人によってはアケビだったり,マンゴーだったり・・・

まだ食べたことのない人は,機会があったら是非,食べてみてください.





シュウカイドウの魅力

2016-09-22 | 植物
鎌倉のガーデンに,シュウカイドウが自生しています.

はじめは山道を登る石段横の法面から乗り出すように一株さいていましたが,そのうち石崖際や花壇のすみっこからも花が見られるように・・・・

やまめはベゴニアのまるっこいフォルムがあまり好きではないので,学生時代にシュウカイドウのことを知ったときにはそれほどときめくこともなく,今に至っています.

今も,こんな風に正面から花をみると,やはりベゴニアだなぁ・・・と,思ってしまいます.
自然風と言うより,その真逆の印象で,温室にでもいてくださいと言いたくなるのです.



ただ,薄暗い崖から明るい空間に向かって咲くシュウカイドウを見たときに,印象がガラリと変わりました.



うすいピンクの花弁(左右は花びら,上下は萼ですが)や,明るい黄緑色の葉が陽に透けて見える様子が何とも言えず美しいkirakira2



長い期間咲いているので代わり映えがしないなと思っていたら,いつの間にかタネが出来,子孫を残して冬眠する支度に取りかかろうとしていました.



そのタネも陽に透けて,何とも言えない魅力的な色になっています.

なるほど,野山ではこんな感じで過ごしていたのかと,納得しました.



シュウカイドウ

シュウカイドウ科シュウカイドウ属

学名:Begonia grandis Dryand.

江戸時代に中国から園芸用に持ち込まれた帰化植物で,他のベゴニア類と違って,耐寒性が高くいつのまにかそこら中で芽が出ているほど繁殖力が高い(やまめの家でも日陰の砂利の中からガンガン芽を出しています).

花期:8~10月












キク科の雑草たち2

2016-09-20 | 植物
昨日に続いて今日も今の時期に咲いている地味系のキク科植物について書きたいと思います.

ダンドボロギクたちのすぐそばで,足元を固めるように咲いていたのがヒヨドリバナという,フジバカマによく似た花.





ヒヨドリバナ

キク科ヒヨドリバナ属

学名:eupatorium nakinoi



花がそっくりなフジバカマは秋の七草のひとつですね.

 「秋の野に 咲きたる花を
  指折り(およびをり)
  かき数ふれば
  七種(ななくさ)の花
  萩の花 尾花葛花 撫子の花
  女郎花 また藤袴
  朝貌(あさがお)の花」

  万葉集 山上憶良

平安時代から漢方薬として利用されたり,刈り取った茎葉を半乾きの状態にすると香りがして,匂い袋として使われたりしたそうです.

花はそっくりなのに,ヒヨドリバナの方は,これと言った人との関わりはなく,ヒヨドリが里に来て鳴く頃に花が咲く・・・という,とても素朴な名前をもらって,野の花として静かに咲いています.

フジバカマは自生が少なくなってしまったそうですが,ヒヨドリバナは全国で自生し,色々なところでよく見かけられ,ひっそりと,でも着実な生活をしているようです.

キク科の雑草たち1

2016-09-19 | 植物
先日,背後に鬱蒼とした木々が生えている空き地で,キク科の雑草たちの楽園に出会いました.

ちょうど崖地に向かって背の高い集団が佇み,立ち話をしているかのような風景です.






写真だとわかりづらいですが,草丈はやまめの背丈を軽く超え,2mはありそう・・・

白くて大きな花が咲いていると思って近づくと,何と真っ白なものはタンポポみたいなタネでした.



雨上がりの静かで薄暗い空間に浮かび上がるようなきれいな白・・・



初めて名前を知りました.

ダンドボロギク

キク科タケダグサ属

学名:Erechtites hieracifolia

1934年に愛知県段戸山で初記録されたとのことで,原産地は北アメリカ.半日陰の場所にも適応し,伐採跡地や法面,耕作放棄地などの他,火事の跡地に生えるパイオニア植物で,英名はfire weed.

近くにはこのダンドボロギクとよく似た筒状花だけのオレンジの花も咲いていました.



ベニバナボロギク

キク科ベニバナボロギク属

学名:Crassocephalum crepidioides (Benth.)S.

こちらは,ダンドボロギクより背が低く,0.7m以下くらい.
1947年または1950年に九州で発見されたパイオニア植物ですが,アフリカ原産で,春菊に似た香りがあり,食用とされたり,鶏のエサになっているようです.

更に背の低い筒状花の植物発見.

よく見るとかわいいのですが,パッと草地全体を見渡すと,見つけることが困難です.

その原因は,この線の細いフォルム.



ウスベニニガナ

キク科ウスベニニガナ属

学名:Emilia sonchifolia (L.)DC.

主に熱帯~亜熱帯に分布している植物で,沖縄では良く見られるそうですが,このあたりで見かけると言うことは,温暖化が進んでいるということなのでしょう・・・
開花前のものは,野菜として扱われるそうです.
おいしいのかな?

英名がかわいい.

Cupid's shaving brush・・・天使のひげ剃りブラシ.

天使にひげ,ありましたっけhamquestion