やまめの庭つくり

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清澄庭園

2009-05-12 | 庭園見学
おとといの隅田川水系の汐入庭園見学の続き.

小さな公園も沢山見たのですが,旧安田庭園の次のメインは清澄庭園でした.

noteこの庭園は明治11年(1878)三菱の創始者岩崎弥太郎が外国からの賓客や社員の慰安場所を作るために土地を購入し,明治18年に深川親睦園を竣工させた.
大正12年の関東大震災で壊滅的な被害を受ける一方,被災者の避難場所として大きく貢献したため,東京市が三菱と交渉して東半分を都の庭園とし,さらに西半分を用地買収して現在の清澄庭園とした.


ということで,近代の大財閥の力が庭園の広さの他,全国から集めた大きな奇岩名石に現れています.

水は隅田川支流の仙台堀川から引き込み,汐入の庭としていました.

down上の図が親睦園の図,下が清澄庭園となってからの図.



今回は右半分しか見ることが出来ませんでしたyellow13symbol6

親睦園の頃に比べ,池がかなり小さくなったことが分かります.




けれど,実際に庭園の池の周りを歩いてみると・・・

とても広く感じます.

しかも景色が歩くにつれて変化していくので面白い.

飛び石も色々な石(質も色も)を使い,ダイナミックな沢渡の飛び石になっています.

大きな石=財力なんですね~money


そして,池の水量が豊かで水質がいい.

と,思いました.



リズミカルな沢渡の石.

そのとなりの水面にところどころ石が据えられていますが,これにはどんな意味や効果があるのかなhamquestion

今度師匠に教えてもらおうと思います.



この直線的な石はどこかで沓脱石のように使われていたものではないかとFさん.

なるほど,片面は加工されていたけれど,反対側はそのままです.



汐入の庭は,水面ギリギリに据えられた飛び石を歩いたり,水辺に近寄れる場所を作ったりと,低い視線で開けた景色を見ることが出来ます.


何だか水面の近くに行くとわくわくします.

昔の人も同じようなことを感じたのでしょうか?




up木々の間から見える水面もgoodgood



up富士山に見立てた築山があり,その横には玉石で作った枯れ流れ.

何だか荒々しいような流れの表現です.

この庭園は何回か回遊してみるとそのたびに新しい発見がありそうです.

もう一度訪れたい庭園です.



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