やまめの庭つくり

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さよならデンティベス

2014-02-02 | バラ
昨日はyadoroku氏に手伝ってもらって地植のバラたちの施肥,下草の堀上と鉢植えのツルバラの地植などを行いました.

その中で,昨年から悩んでいたデンティベスのこと,とうとう掘りあげることに決心しました.

10年前にそれまで小さな鉢で育てていたヒョロッとしたデンティベスを新しい庭の一番陽の当たる場所に鉢ごと植えたのでした.

たぶん鉢の穴から根が出ていて,切ったらまずいとでも思ったのでしょうね.

それから2年もしたらもう鉢から出して植え替える事なんて不可能と思えるほど成長し,このブログでも何度か書いたように,固くて強くてコントロールの効かない枝と長くてバランスの取れないステムに悩みつづけました.
こんなに強い性質をこのツルバラが持っていると言うことを知らなかったことと,このバラの性質を活かせる壁面に誘引できないことがこのバラを楽しみきれなかった原因だったと思っています.

デンティベスの花は美しくて,花を見るたびに悩みもどこかへ行ってしまうような気がしたのですが,昨年オークンバケットのローズレッスンで学んだことや,加藤先生に言われた言葉をかみしめて,とうとうさよならすることにしました.

昨年太くて長い枝をすべて切ったところ,さすがに勢いが衰えましたが,このまま同じことを何年もかけてくり返す気にはならず・・・

これから何十年もバラのための骨の折れる庭仕事が出来るわけではないので,自分の庭にあうバラとの出会いを考えた方がいいのでは,という言葉も胸に響きました.

日本人って実生の樹木さえ,邪魔だと思いつつも許容してあげる人が多い気がするのに(自分もその中の一人だと思います),あえて病気でもないものを抜こうと考えるのはストレスかかります.

でも,「庭」として考えたときには,今までの流れだけで漫然と育てるだけでなく,ちゃんと考えて計画しなければならないこともありますね.

ごめんね,デンティベス・・・ham
yadoroku氏にのこぎりで根元から切ってもらう横でずっと言い続けていました.



バラには年輪がないんですね.

こんなに立派になっていたのに・・・・



そして根元の鉢も何とか掘り出しました.



プラ鉢の底は変形して,すごく太い根が出ていました.

やはり,地中の様子と地上の様子は相関しているんですね.



色々な経験をさせてくれてありがとう.と,言いたいです.
これからも教訓として心の中に留めておきたいし,忘れられないと思います.

デンティベスの後には,鉢植えで昨年奇跡の復活を遂げたスノーグース(病気で枯死しかけたので根が少ないのですが)に,地面のパワーを取り込んでもらって大きく育っていってもらいたいと思っています.

明日からは残りの鉢バラの植え替え,春らしい寄せ植えなどにも挑戦したいと思っています.



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