晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※文章や写真の無断転載は禁止!

【風俗博物館】実物大展示室の細長姿の人形

2010年09月23日 | 日記
京都市下京区にある『風俗博物館』の展示より



現在の実物大展示室では、久しぶりに細長(ほそなが)姿の姫君が登場



前身ごろと後身ごろを長くひくのが特徴的な装束です。



今回の姫君は、当帯(あておび)がありません。

平安時代の細長の形態は当時のものが残っていないこともあり、諸説あり、当帯(あておび)があったのかどうかも定かではないといわれています。


**************

当帯があるとこんな感じ。過去の展示で撮影。





**************


・・・で、現在の展示に話を戻します。



現在の展示で細長姿の姫君そのものも印象的ですが、
何より驚いたのが、姫君が着ている単(ひとえ)なんですっ



単(ひとえ)の文様は、よく見られる「幸菱(さいわいびし)」なのですが、現代よく見られるものではなく、“古式の「幸菱」”だったので。


鶴岡八幡宮のご神宝・御神服にみられる単(ひとえ)と同じではないかと・・・予想。


*☆*―――――――――――――――――――――――――――*☆*

『鶴岡八幡宮』公式サイト「宝物」

≪国宝≫御神服【袿】5領
(フレームページの一部です。単の画像はありません)

淡香地幸菱文綾織 (うすこうじさいわいびしもんあやおり)より

>大きい唐花菱と四唐花菱を交互におく幸菱文である。


と解説されています。


*☆*―――――――――――――――――――――――――――*☆*


現在よく見られる一般的な(?)単(ひとえ)の「幸菱文」はこんな感じです。
装束店によって「幸菱文」の文様も微妙に違うのかも!?
(そのあたり、よく存じません)
体験用に置いてあった単(ひとえ)を撮影。




同じ「幸菱文」の名とはいえ、文様が違いますでしょう?





・・・なんて書きつつ、私も詳しく知らないのです。
詳しい方、いらっしゃいましたらご教示くださいませ。




 なぜ「幸菱文」に反応できたか・・・?(笑)

昨年、試泊体験させていただいた王朝浪漫の夢見宿「斎王の宮」で宿泊したお部屋の名前が

「幸菱」だったから。


ブロガー試泊体験記は当ブログ内の記事、こちらからどうぞ。
度々、幸菱について書き散らしています。

王朝浪漫の夢見宿「斎王の宮」試泊体験記 INDEX





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現在の月 撮りたて!

2010年09月23日 | 日記
月が出ました♪今日が月齢の上での満月です。(≧∇≦)

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