晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※文章や写真の無断転載は禁止!

【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2001年12月撮影 女楽の後、禄を賜う

2014年08月02日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

「女楽」の場面に続いて、
2001年12月に風俗博物館で撮影した様子です。


こちらは「女楽の後、禄を賜う」場面。


女楽が終わってくつろいでいる雰囲気。



簀子にいるのは、夕霧。
装束一式を賜りました。



琵琶を演奏した明石の君。



筝の琴(そうのこと)を演奏した明石の女御。



写真左:光源氏、右:琴(きん)を演奏した女三の宮。
女三の宮に仕える女房が光源氏に高麗笛を差し上げています。



和琴(わごん)を演奏した紫の上。




女童から禄(ろく)を賜う夕霧の太郎君。



女童から禄を賜う髭黒の三郎君。




女房たち


 「女房の生活」へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2001年12月撮影 ショーウインドウでの展示:女楽

2014年08月02日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

「六條院行幸」の場面に引き続き、
2001年12月に風俗博物館で撮影した様子です。

展示室のショーウインドウには
『源氏物語』<若菜下>の女楽の場面における
装束を身に着けた人形が展示されていました。


女三の宮<桜襲(さくらがさね)の細長>と光源氏<直衣姿>。

女三の宮は琴(きん)を演奏。
袿姿(単のうえに袿を重ねた姿)の上に細長を着ています。




藤の花にたとえられるほどに美しい明石の女御。筝(そう)を演奏。
紅梅襲(こうばいがさね)の御衣を着ています=袿姿。




紫の上は和琴を演奏。
葡萄(えび)染めでしょうか、色の濃い小袿に薄蘇芳の細長を着ています。

女三の宮が細長だけであることに対して、
紫の上は細長の下に小袿を加えることで敬意を表しているのだとか。




明石の君は琵琶を演奏。
柳の織物の細長に、萌黄であろうか小袿を着て、
羅(うすもの)の裳(も)をつけています。

明石の君は、細長に小袿、さらに裳をつけて敬意を表しています。


服装において

 明石の女御(袿姿)>女三の宮(細長姿)>紫の上(細長+小袿)>明石の君(細長+小袿+裳)

ということがうかがえます。




夕霧の太郎君(長男)が龍笛、
髭黒の三郎君(三男)が笙を演奏。

可愛いです。



 「女楽の後、禄を賜う」へ続きます。




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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2001年12月撮影 六條院行幸

2014年08月02日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

2002年(平成14年)1月2日~14日まで、
東京の松屋銀座において
「宮廷装束に見る『源氏物語』の世界展」
という展覧会が行われました。

その折に風俗博物館所蔵の模型や調度品・人形たちが
出張展示されたのだそうです。


2001年12月、
京都の風俗博物館において
松屋銀座での展示用にセッティングされた様子を
見られると聞いて見学へ行ってきました。



以下は、2001年12月に
風俗博物館で撮影した写真です。




『源氏物語』<紅葉賀>での「六條院行幸」の場面です。
冷泉帝と朱雀院が光源氏の邸宅・六條院に行幸(朱雀院は御幸)されました。

本文では秋の設定ですが、
この展示では新春の展示期間にあわせて
春の設定にされたのだとか。

重要文化財「駒競行幸絵巻」(和泉市久保惣記念美術館 所蔵)を参考にされたそうです。




母屋には、
御引直衣をお召しになられた冷泉帝を中心にして、
直衣姿の朱雀院と光源氏がいます。
(冷泉帝と朱雀院は繧繝縁の畳に座っています。)







簀子には、
束帯姿の上達部・殿上人たちが
一日晴(いちにちばれ)の据(きょ)を
高欄にかけて並んで座っています。

庭には、楽人たちが並び、
池には龍島鷁首の舟が浮かびます。





龍島鷁首の舟のうち、
鷁(げき=空想上の水鳥)の頭の造りものが付けられた舟には
「胡蝶(こちょう)」を舞う童たちが乗っていました。




寝殿と東の対のあいだにある坪庭では・・・



蹴鞠をする若者たちの姿がありました。




 「女楽」へ続きます。



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