金沢の観光スポットレポート その526(No.806)
◇金沢名建築物巡り 尾張町界隈 ③
6)細字印判店<番外>
織田信長は全国各地から100人の印判師を京都に集めポルトガ
ル講師のもとで1年間講習をして、特別優秀者3名に細字(ささじ)
の姓を与えた、その一人が7代目左平で細字印房の初代である。
■写真は細字印判店
7)福久屋石黒傳六商店
石黒傳六家は現当主で20代目になるという名家で、昭和初期か
ら薬種商「石黒ファーマシー」の名で市民に親しまれている。藩
政初期にはこの場所に江戸三度の飛脚祝があった。
この建物は嘉永5年(1852)建築の低二階町家で大屋根は腕木構
造、1階には下がりが残り、2階壁面は白漆喰塗ごめの虫籠(む
しこ)窓になって袖壁がついている。元間口は13間あったが、
西洋館を建てるため3間削られた。
内部には竈、井戸、流しがそのまま残されており、古い時代の大
型の由緒ある商家として貴重な建物。大正時代に大改修している。
■写真は福久屋石黒傳六商店
◇紹介ページ
8)森忠商店
天保14年(1843)より漆、油脂、塗料を扱って170年。塗料の
老舗。現在は、昔ながらの漆、柿渋等の自然塗料や各種塗料の他、
接着剤、化学製品も扱っている。
◇森忠商店ホームページ
(つづく)