金沢の観光スポットレポート その627(No.961)
◇兼六園時雨亭屋根の葺き替え!
兼六園時雨亭長谷池側の屋根の葺き替えが、昨年8月に着手し2月1日に完了した。後残約半分も順次葺き替えられる。
○時雨亭(しぐれてい)概要
夕顔亭、内橋亭、舟之御亭とならぶ蓮池庭四亭の一つ。五代藩主綱紀が延宝4年(1676)に造った蓮池庭の別荘・蓮池御殿は、だんだん朽ちてきたことから、綱紀が亡くなった翌年の享保10年(1725)に、六代藩主吉徳によって取り壊され、規模の小さなものに建て替えられた。それが宝暦の大火(1759)でも焼け残り、補修を繰り返しながら明治の初めまで建っていたとされる。それが別名「時雨亭」だ。座敷が10畳と8畳の2つ、御囲と呼ばれる一畳台目の茶室を含めて7室からなる御亭であった。
現在、長谷池のそばにある時雨亭は、平成12年(2000)にその一部を復元したもの。茶席として休憩処として来園者に開放されている。
□時雨亭紹介ページ
(撮影:2017.2.1-2.4 )