植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

金沢城城下町の歴史遺産「外惣構堀を考える」①

2017-07-07 05:21:04 | 日記


金沢の観光スポットレポート その698(No.1054)

◇金沢城城下町の歴史遺産「外惣構堀を考える」①

5月27日(土)ボランティアガイドの会「まいどさん」16期生の「よるまっし16」会金沢城城下町の歴史遺産「外惣構堀を考える」勉強会に参加した。

■写真は出発前のミーティング



○金沢城惣構

金沢城の惣構えは、城を中心として浅野川、犀川の内側を内、外二重に巡っており、それぞれ小立野大地を挟んで東西2流に分かれている、惣構の立地位置は、両河川に向かって階段状に低下する河岸段丘崖部にあたり、その高低差を利用して崖下に堀、崖上に土居を築いている。

■写真は金沢の地形



 内惣構は、徳川氏との緊張関係が高まったことを受け、慶長4年(1599)二代利長の客将高山右近の指揮で造られ、外惣構は慶長15年(1610)三代利常の家臣篠原一孝の指揮で構築されたと伝えられる。内惣構は延長約2.9キロ、外惣構は約4.2キロあり、それぞれ金沢城を挟んで東西に分かれている。

■写真は延宝年間金沢城下図

 土居は兼六園の山崎山や、尾山神社庭園の築山などに一部残るほかはほぼ消滅してしまったが、堀の大部分は幅を縮小しながらも現在も水が流れており、貴重な歴史的用水として利用されている。





■写真は歴史の小路(本多家上屋敷と下屋敷通路遺構)



■写真は東・西惣構図



■写真は畳屋橋



■写真は21世紀美術館東の惣構



■写真は宮内橋

□金沢市HP「金沢城惣構跡の調査」

(つづく)