石川の観光スポットレポート (No.1062)
◇歴史の道「臼が峰往来」を行く!①
6月17日(土)石川県ウオーキング協会は第26回「石川県スポーツレクリエーション交流大会」歴史の道「臼が峰往来」を行くを宝達志水市志雄運動公園発着に参加した。
■写真は志雄運動公園をスタート
○臼が峰と志乎路(しおじ)往来
奈良・平安時代以来の官道で、文化庁「歴史の道100選」にも選ばれている、宝達志水市下石より、深谷、見砂を経て氷見市日名田までの道中を「臼が峰往来」または「御上使往来」と呼ばれる歴史街道です。
■写真は石仏峠の参加者
天平18年(746)国司として越中に赴任した大伴家持が、天平20年(748)春初めて能登巡行に際し、気多大社参拝のためこの道を通り詠んだとされる、歌が万葉集に収められている。
「之乎路(しおじ)から 直越(ただこえ)え来れば羽咋の海
朝凪(な)ぎしたり船楫(かじ)もがも」
■写真は石仏峠の大伴家持の歌碑
臼ヶ峰は標高わずか265mであるが、頂上からは富山湾や立山連峰、邑知潟などが眺望でき、指定された道は下石から臼ヶ峰までは約4kmで、富山県氷見市日名田の関所跡へと続いている。当日は残念ながら立山連峰は眺望できなかった。
■写真は深谷の看板と往来道
■写真は臼が峰の地蔵
■写真は臼が峠からの立山方面
(つづく)