金沢の観光スポットレポート その780(No.1163)
◇金沢の秋2017-14 鈴木大拙館、本多公園エリア
○鈴木大拙館
金沢市出身の仏教学者である鈴木大拙への理解を深め、思索の場とすることを目的に、金沢市が2011年(平成23年)10月18日に開設した。
施設の設計は金沢市にゆかりの深い日本芸術院会員の谷口吉生。大拙生誕地の近くに立地し、借景となる本多の森公園との調和や大拙の精
神とされる「静か」「自由」の具現化を図ったとされる。
禅についての著作を英語で著し、日本の禅文化を海外に広くしらしめた仏教学者(文学博士)である。著書約100冊の内23冊が、英文で書か
れている。
1949年に文化勲章、日本学士院会員。「大拙」は居士号である。同郷の西田幾多郎、藤岡作太郎とは石川県立専門学校(後の第四高等学校)以来の友人であり、鈴木、西田、藤岡の三人は加賀の三太郎と称された。
■写真は鈴木大拙館
■写真は本多公園
■写真は県立美術館
□撮影日:2017.11.30
(つづく)