
金沢の観光スポットレポート その785(No.1168)
◇金沢の冬2017-3 雪吊り①
◇雪吊りとは
大切な庭木を冬に積もった雪の重さで枝などが折れないようにする対策、方法を総称して「雪吊り」と呼び
ます。
石川県では明治初期から確立したと言われ、 冬の風物詩として、加賀金沢を中心に石川県下はどこの家庭
でも十一月の初冬を迎える頃に作業が始まります。
北陸特有の湿った雪質は、重く、庭木の枝によく着雪します。枝折れ、裂け、潰れるなど、雪解けの三月に
思わぬ被害に驚かされます。
◇雪吊りの種類
1)りんご吊り
松の木、槇の木をはじめ、よく枝造りが出来た比較的大ぶりの庭木に、芯柱を添えてその先端から多くの藁縄を張りそれぞれの枝を結わえ吊る方法で、完成した姿が収穫前のリンゴの枝が折れないように吊り支えた形からりんご吊りと呼ぶようになりました。

■写真は兼六園唐崎の松

■写真は兼六園真弓坂口


■写真は金沢城公園玉泉院丸庭園


■写真は尾山神社菊桜

■写真はにし茶屋街

■写真は北陸電力


■写真は金沢駅


■写真は金沢市有松の民家
(つづく)