金沢の観光スポットレポート その786(No.1169)
◇金沢の冬2017-3 雪吊り②
◇雪吊りとは
大切な庭木を冬に積もった雪の重さで枝などが折れないようにする対策、方法を総称して「雪吊り」と呼びます。
石川県では明治初期から確立したと言われ、 冬の風物詩として、加賀金沢を中心に石川県下はどこの家庭でも十一月の初冬を迎える頃に作業が始まります。
北陸特有の湿った雪質は、重く、庭木の枝によく着雪します。枝折れ、裂け、潰れるなど、雪解けの三月に思わぬ被害に驚かされます。
2)幹吊り
「りんご吊り」と同じく大きめの樹に施す手法です。樹上の太めで、しっかりした枝又から複数の藁縄を下げて、枝を結わえ吊ります。
■写真は兼六園
3)三つ叉(四つ又)しぼり吊り
ツツジなど中低木類を対象に三本の竹を囲うように立て込み、上部の結束ヶ所から藁縄を吊り下げ、張り出した数多くの小枝を吊り上げるようにわら縄で絞ります。
■写真は兼六園
■写真は金沢駅前通り
■写真は武蔵が辻の降雪状態(17.12.19)
■写真は香林坊
■写真は長町前田土佐守資料館(西王母、南天)
■写真はにし茶屋街
(つづく)