金沢の観光スポットレポート その788(No.1171)
◇金沢の冬2017-4 冬支度 尾崎神社、兼六園ほか
○尾崎神社の概況
寛永18年(1641)、前田利常の時、日光東照宮の神霊を勧請して金沢城内に社殿を造営した。寛永20年(1643)9月落成したので鎮座祭を執行して、別当所をおいて神護寺と称した。朱塗りの社殿には徳川家康の紋が散りばめられ、金沢城の江戸、北陸の日光と呼ばれ崇められた。
〇雪囲い
尾崎神社では重要文化財を雪害から防護するため、朱塗りの社殿に合わせて赤色の杉板で雪囲いが設けられ、冬の風物詩となっている。
雪囲いは、積雪や風雨により社殿に塗られた漆が劣化したり、剥がれたりするのを防ぐ。昭和6年(1931)ごろから、毎年12月初旬に設置作業が行われ、作業員5人が国重要文化財に指定されている本殿、拝殿、幣殿に計78枚の板を次々と取り付ける。雪囲いは来年3月初旬に取り外される。
■写真は尾崎神社の雪囲い
■写真は尾崎神社拝殿
■写真は稲荷神社
〇むしろ敷
むしろ敷は雪や氷結、雨などで滑らないように設置される。
■写真は兼六園花見橋、板橋のむしろ敷
■写真は金沢城公園河北門のむしろ敷
(つづく)