
金沢の観光スポットレポート(No.1937)
2021年1月9日より降り出した雪は、10日気象台9時発表で積雪65センチ。兼六園は高台にあり、75センチ位か?バスが交通渋滞で兼六園に着いたのは午前10時前であった。久しぶりの大雪の兼六園をリポートします。
■写真は真弓坂口(広坂交差点)

〇兼六園概要
兼六園は加賀百万石の文化を映す、歴史的文化遺産である。水戸偕楽園、岡山後楽園とならぶ日本三名園の一つ、。兼六園は江戸時代の代表的な大名庭園として、加賀歴代藩主により、長い歳月をかけて形づくられてきました。金沢市の中心部に位置し、四季折々の美しさを楽しめる庭園として、多くの県民や世界各国の観光客に親しまれている。
■写真は瓢池(ひさごいけ・旧蓮池庭)

今回は真弓坂口より、瓢池、翠滝、夕顔亭、栄螺山、霞が池、千歳台、花見橋、雁行橋、唐崎松ことじ灯籠、茶店通りを巡ります。金沢でも珍しい大雪の兼六園をお楽しみください。

〇翠滝
霞ヶ池から流れ出て瓢池に注ぎ込む、園内最大の滝です。高さ6.6m、幅1.6mで水量が豊富、滝音も大きく、目と耳を楽しませてくれます。その荘厳さと迫力は他庭にはないスケールで、兼六園の中でも特に優れた庭景の一つです。別名「紅葉滝」とも呼ばれています。
■写真は翠滝と海石塔

〇夕顔亭
瓢池の東岸にある茶室。時雨亭、内橋亭、舟之御亭とならぶ蓮池庭四亭の一つ。11代藩主治脩が、宝暦の大火(1759)で焼失した蓮池庭を復興すべく、翠滝とともに安永3年(1774)に建てたもので、その地に往時のまま残る園内唯一の建物である。三畳台目、下座床、相伴席をもつ形式で、京都・藪内家の茶室「燕庵」とほぼ同じであることから、その写しともいわれている。蹲口がなく、障子2枚からなる貴人口がある。小間でありながら翠滝の景観を楽しむ開放的な茶室だ。夕顔亭の名は、床の袖壁に夕顔(瓢箪)の透かし彫りがあるからで、これは後世の呼び名である。当時は「中嶋の茶屋」「瀧見の御亭」とも称されていた。


■写真は夕顔亭

■写真は三芳庵水亭

■写真は雪見灯籠

■写真は栄螺山の唐傘



■写真は栄螺山からの唐崎松

〇霞ヶ池
兼六園の中心部にある一番大きな池。面積は約5800平方m、水深は最も深いところでm50cm。曲水は虹橋下流で霞ヶ池に流れ込み、内橋亭付近の流出口から翠滝になって、瓢池へ落ちる。池を中心にして栄螺山、内橋亭、徽軫灯籠、虹橋、唐崎の松、蓬莱島などの名勝が配置され、回遊しながら多様な景色が楽しめる。
■写真は霞ヶ池南からの唐崎松


〇内橋亭
池の上に立つ水亭と手前のお部屋の間に橋が掛かっていることから「内橋亭」と呼ばれました。もと蓮池庭(兼六園の始まりとなった庭園)内にありまった四亭の中の一つで、鯰之亭(なまずのてい)ともいわれており大変歴史のある建物です。霞ヶ池に浮ぶ茶屋。夕顔亭、時雨亭、舟之御亭とならぶ蓮池庭四亭の一つ。普段、池に浮ぶ本席は非公開だが、毎年5月7日の開園記念日茶会の時のみ公開されている。
■写真は内橋亭
◇大雪の兼六園2021 ②(ユーチューブ連動解説版)
(つづく)

ユーチューブ「大雪の兼六園2021」
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