金沢の観光スポットレポート その913(No.1322)
◇ひがし茶屋街周辺 店舗めぐり -27 番外編(寺院、神社)
2015年春に北陸新幹線が開業して金沢市内ではひがし茶屋街、兼六園、21世紀美術館への観光客が増えている。特にひがし茶屋街では、人気に追随するべくショップが増えて70店舗もあると聞くが、実際に確認してみたい。
浅野川大橋から観音通、旧一番長、二番町、三番町と国道まで茶屋街周辺を巡る。
寺1)寿経寺(じゅきょうじ 浄土宗)
領内に大地震があった安政5年(1858)、米価暴騰に苦しんだ庶民が卯辰山から藩主に直訴。暴徒として5人が処刑され、2人が牢死したが、その供養に稲穂を抱いた「七稲地蔵尊」が建立されている。
住所:金沢市東山1丁目31-5
TEL: 076-252-7453
■写真は寿経寺
寺2)西源寺(さいげんじ 真宗大谷派)
開山は元亀2年(1571)、欽徳が尾張町に創立。本尊は、聖徳太子御自作と伝えられる高さ三尺の阿弥陀如来像である。
住所:金沢市東山1丁目3-15
TEL:076-252-7453
■写真は西源寺
寺3)円長寺(えんちょうじ 真宗大谷派)
由来によれば三代利常が卯辰山周辺に鷹狩りを行った際、小休憩所として利用したと伝えられる。その縁により利常の位牌を守り現在も安置。剣梅鉢の袈裟使用などが許されている。六角造りの一切経蔵には一切経が大切に保管されている。
住所:金沢市東山1丁目4-40
TEL:076-252-9081
■写真は円長寺
神社1)宇多須神社(うたすじんじゃ)
本社は通称毘沙門さんと云う。佐和田川(今の浅野川)の辺の小丘から出た古鏡の裏面に卯と辰との紋様があったので卯辰神とし、養老2年(718)多聞天社と称して創建された。
また藩祖前田利家公を卯辰八幡宮と称して祀ってあり代々藩主の祈祷所として崇敬篤かった。明治に入り現在の尾山神社として創建され遷座された。明治2年(1969)高皇産霊社と改め、同5年卯辰社と改称、同33年10月2日現在の宇多須神社と改め、同35年県社に昇格された。
住所:金沢市東山1丁目30-8
TEL: 076-252-8826
□宇多須神社節分祭紹介ページ(植ちゃんの金沢・いしかわに恋をしました)
□宇多須神社紹介ページ(植ちゃんの金沢・いしかわに恋をしました)
■写真は宇多須神社
神社2)東山菅原神社
妓楼が公許された文政3年(1820)、卯辰茶屋町で営業が行われた。その際、観音町西源寺の後に菅原道真を祀り、芸妓たちの鎮守の神とした。
後に現在地に移転。太い梁の社殿や歴史を感じさせる狛犬が一対向かい合っている。
住所:金沢市東山1丁目27-8
■写真は東山菅原神社
撮影日:2018.6.16
(つづく)