かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

沿岸部のがれき

2011年09月12日 | 旧ブログ記事(岩手・盛岡関係)
 3月11日の東日本大震災以後、何度か岩手県沿岸部に行き、ボランティア活動をしましたが、昨日と今日も行ってきました。

 最初に行ったのが4月。

 その後、5月、6月、7月、8月と徐々にがれきは集められ、仕分けされ、処理のために搬出されて減っていきました。

 が、お盆過ぎからそのペースが鈍ったような気がします。

 破れ窓理論ではありませんが、津波の被害を受けた地域にいつまでもがれきがあるのはよくないような気がします。

 昨日、行ってみてそう感じたのですが、今朝の岩手日報の最終面を見て、確信に変わりました。

 今日の岩手日報の最終面は「県内被災地の地方選投票者に聞く 1票に託した思い」というもの。

 その中で大船渡市の33歳の女性の次のような話が掲載されていました。

    先月勤め先の食品加工会社が再開したが、職場の近くに
   まだ大量のがれきが残っている。
    衛生面を考えると不安だし、子どもに長期間見せ続けたくない。
    次のリーダーには被災地のことを本気で考え、街の復興を
   早く進めるよう役目を果たしてもらいたい。

 復興計画を策定した沿岸部の市町村はまだゼロ。

 計画が立てられないならば、せめてがれきを早く撤去して、地域の皆さんがそこに未来予想図を描けるようにして下さい。

 がれきを動かすのは行政に携わる人々ではありません。

 人びとの想いだと、kaneurikichijiはそう信じています。

 よろしくお願いします。

 2011年9月11日の陸前高田市中心部の様子

 有権者の思いだけではなく、選挙権を持たない
  未成年者の思いがより大切なのではないでしょうか?
  沿岸部や日本・世界は彼・彼女らのために用意されているのですから。
  
コメント (2)
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