かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

幸運 その訳は・・・

2013年07月08日 | 旧ブログ記事(文化財関係)
1回のトレッキングで二度も野鳥の撮影に成功したkaneurikichiji 。

そんな幸運に恵まれたのには訳があります。

それは、『大般若経(だいはんにゃきょう)』。

 東京国立博物館蔵・大般若経巻221 貞観13年(871)の書写

 その奥書部分

大般若経と言われてピンと来ない方でも、「色即是空、空即是色」という言葉は聞いたことがあるかと思います。

その意味するところはともかく、この言葉は、276文字という短い語句から成るため、写経でよくとり上げられる『般若心経(はんにゃしんぎょう)』に見える言葉。

一方、『大般若経』が600巻という大部のお経で、そのエッセンスが『般若心経』と言われています。

その『大般若経』、康和2年すなわち西暦1100年に書き写され、今は毛越寺に伝えられているものを(詳しくはここ、先日機会をいただいて拝見させていただきました。

岩手山で二度も野鳥を撮影できたのは、そのおかげかもしれません。

というのも、古代、大般若経を「被閲する者には福が納まり、栄えが臻(およ)ぶ」(神亀5年(728)書写大般若経奥書)と信じられていたからです。

コメント (2)
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