かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

歩くのが楽しい街 函館 ~ 函館元町末広町重要伝統的建造物群保存地区

2013年05月17日 | 旧ブログ記事(その他)
たくさんの洋館がある街、函館。

ゴールデンウィーク前半に出かけたのですが、毎日風が強く、盛岡に比べても肌寒く感じました。

が、けっこう歩いてる人がたくさんいました。

それは函館の街が魅力的だからでしょう。

その要素のひとつが、あちこちで見られる洋館。

その代表が旧函館区公会堂と記しましたが、代表だけでは多くの人をまち歩きに駆り立てません。

 

旧函館区公会堂のすぐ下にある、旧北海道庁函館庁舎や旧イギリス領事館など、たくさんの洋館がよく保存されています。

この辺一帯は、函館元町末広町重要伝統的建造物群保存地区として北海道で唯一、伝統的建造物群保存地区に指定されています。

伝統的建造物に指定されているのは、

 

個人住宅だったり・・・・

  

お店だったり、お店に転用されているものなどがあります。

でも、それだけではありません。

伝統的建造物に指定されていなくても、ユニークな和洋折衷の建物が元町や末広町界隈を歩いているとそこかしこで目にすることができます。

 

 

 

学校はもちろん、ショップや個人住宅も。

こうした建物があるからこそ、函館は魅力的な街なのでしょうね。

たしかに指定された建物があまりよくない状況にあることも事実かもしれません(例えばここをご覧下さい)

でも、新しい建物、しかも、たぶん個人住宅がすでにある洋館や和洋折衷の建物の雰囲気に合わせて造られているのを見ると・・・



まだまだ大丈夫なような気がします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

内からも外からも絶景~旧函館区公会堂

2013年05月16日 | 旧ブログ記事(その他)
港町函館にはたくさんの洋館があります。

その代表格といったらこれでしょう・・・・



旧函館区公会堂です。

函館は街の両側が海という地形的特徴から、風が強く吹き、そのため一度火事が起きると燃え広がることが多かったようです。

明治以降、1000戸以上が焼失した大火は、実に10回に及び、特に明治40年(1907)の大火は12,390戸が焼失する最も規模が大きいものでした。

その時にはこの建物の前身である町会所も焼けてしまいます。

再建のため住民たちにより公会堂建設協議会が結成され、地元の豪商相馬哲平が5万円(建設費が5万8千円だったようでしたからその大部分)を寄付して起工されたのが、現在の旧函館区公会堂。

 

明治42年に完成した木造建物の外観はもちろん、

 

その内部も・・・・



ベランダからの眺めも最高です。



大広間はコンサートホールとしても活用されているとか。

ここで音楽を聴く音楽は最高なんでしょうねぇ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

復元 箱館奉行所③

2013年05月15日 | 旧ブログ記事(文化財関係)
設計図や写真、文献史料、そして発掘調査の成果によって、当時の姿を厳密に再現した、復元 箱館奉行所。

でも、21世紀になってからできたものばかりではありません。

たとえば、これ。



玄関下に埋められていた甕(かめ)です。

発掘調査で、玄関に当たる部分で、埋められているのが見つかり、掘り出されたものです。

何の目的で埋められたのか、今ひとつはっきりしていないようですが、箱館奉行所がここに建てられた当時のもの。

玄関から入ってすぐのところに展示されているので、まずはこの甕をよくみて、亀のようにゆっくり見学すれば、百数年前の箱館を感じ取ることができるかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

復元 箱館奉行所②

2013年05月14日 | 旧ブログ記事(文化財関係)
箱館奉行所とは、日米和親条約によって下田とともに箱館が開港されたことにともなって設置された江戸幕府の役所。

最初は、旧函館区公会堂のあたりにありましたが、1864年、五稜郭に。

その後に大政奉還がなされ、明治政府に引き継がれますが、箱館戦争が終結した翌々年の1871年には明治政府により解体されていまいました。

しかし、設計図や写真、文献などが残されていたため、これらと発掘調査の成果を合わせて、史実に忠実な形で復元されたのです。

大広間や・・・・


ふすまを開け放つと72畳!(左)       こちらは壱之間



箱館奉行の執務室である表座敷ができる限り当時の姿に忠実に復元されています。

中でも面白かったのはこれ。



天井裏が覗けるようになっていて、梁や桁が組み合わさっている様子を見ることができます。



外観だけでなく、構造まで見せている復元建物は初めて見ました。

でも、構造まで忠実に再現したら、見せたくなりますよね。

面白い試みだと思います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

復元 箱館奉行所①

2013年05月13日 | 旧ブログ記事(文化財関係)
タワーから五稜郭を見下ろしていた時のこと。



中心部分に何やら新しめの建物があることに気づきました。

その時は休憩施設なんだろうと思っていたのですが・・・・



箱館奉行所が復元されていたんですね。

いえ、函館に行く前からそのことは知っていましたし、来てからもあちこちでポスターを見ていたのですが、どこで復元されているのか知らなかったのです(笑)

入館料が500円なので、どうしようかと思ったのですが、帰ってから「入っとけばよかった」と後悔したくなかったので、入ってみました。

・・・・・で、これが正解。

詳しくはまた明日。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする