新型コロナウイルス感染拡大防止のため、
名古屋市野鳥観察館は3月2日(月)から6月1日(月)まで、臨時休館しています。
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藤前干潟
今日の干潮時間11時51分 潮位 32cm
今日の満潮時間18時13分 潮位240cm
今日は風が強い時間帯がありましたが、日に当たっていると暑いくらいになりました。
今日も庄内川河口では、ずっとクロツラヘラサギを観察できました。
昨日は移動してきたばかりで疲れていたのか、背中に頭をうずめて休んでいる時間が長くありましたが、今日は干潟が出ている間は採餌をしているようでした。
一方で、今日は潮が良く干潟がかなり広がりましたが、昨日までいたハマシギなどのシギ・チドリがほとんど抜けた(旅立った)ようで、鳥が少なく、さみしさを感じました。
ちょうど干潮時間にあわせて、名古屋市の鳥類生息状況調査のため、野鳥観察館の川向かいの南陽海岸(藤前海岸)へ行きました。
広がった干潟↓。ここが狭義の藤前干潟です。ごみで埋め立てられる計画がありましたが、反対運動の結果、守られた場所です。
この護岸から望遠鏡を覗いても、やはり、シギ・チドリはほとんど確認できませんでしたが、護岸近くにはキアシシギ10羽が餌を探していました。
ダイサギは干潟の周りのあちこちに見られ、藤前海岸前の干潟と新川河口の干潟に計40羽のダイサギを確認できました。
今日、庄内川河口、新川河口、藤前海岸前の干潟で観察できた主なシギ・チドリは、ダイゼン12、トウネン1、ハマシギ35、アオアシシギ1、キアシシギ10、イソシギ1、ソリハシシギ1、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ7 でした。
この他、クロツラヘラサギ1、バン1、トビ1、ミサゴ4、チョウゲンボウ2、コアジサシ8 などを観察できました。
また、庄内川河口の護岸沿いを歩いていると、様々な植物の花が咲いていました。
ハマヒルガオ↓。近くには花は終わりかけでしたが、ハマダイコンも見られました。
ナヨクサフジ(外来種)↓。鮮やかな紫色の花です。
イタチハギ、別名クロバナエンジュ(外来種)↓。
さらには、今日はこんな様子も観察できました。
親に餌をもらうスズメの巣立ち雛(右側)↓。
野鳥観察館の前の水たまりで餌を探すセグロセキレイ↓。近くで子育てしているのでしょうか。
水たまりにはキジバト、ムクドリ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス(今年生まれ)なども観察できました。
明日の干潮時間12時23分 潮位 25cm
明日の満潮時間18時50分 潮位243cm