今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

凛とした清々しい友たち

2014-12-01 07:22:17 | 

高校の同窓会が終わった翌々日、友人から、昼食のお誘いの電話がありました。

急な事でしたがその翌日、私の提案で、場所は家族行き付けのイタリアンレストランに決まり、楽しいひと時を持ちました。

本来なら、週末は、京都で開かれる同窓会にも参加予定でしたが、思わぬ夫の体調異変で、それは残念ながら諦めました

 

最近の私の多忙さとその行動力は、いつもの私の体力では、息切れしてしまうようなことです。

1日お出かけすると、その翌日はまだ疲労が残り、体調が今一つといった感じが多かったのですが。

ここ数週間、自分の体とは思えないほど元気で、気分も爽快。

疲労感が日中はほとんどなく、夜もぐっすり眠れるようになりました。

まるで、別人の体、と言えるほどの快調さです

 

この理由は、あることを実行した事によるものなのですが。

そんな容易いことを行っただけで、見違えるほど元気になるなんて信じられず、しばらく半信半疑でした。

けれど、日が経過するにつれ、次第に確信に変わっていきました。

このお話は、次回に必ずさせていただきますね。

 

私の大好きなウインターコスモス

 

さて、この日のお食事会の目的は、昨年の秋、突然ご主人を亡くされ介護施設に入居された友人のUさんを、夏の施設訪問に引き続き励ますこと、と言えるででしょう。

彼女は、以前にも書きましたが、重いパーキンソン病を長年にわたって患っておられます。

けれど、お見舞いといった言葉は、彼女には相応しくありませんでした。

それほど、彼女は以前と変わらない明るさで、時にジョークを交えながら、私達とのひと時を楽しんで下さいました。

お若い頃から、さりげない気配りができる、心細やかな優しい方でしたが、その雰囲気も全く変わりありません。

 

お声をかけて下さった、もう一方のTさんも、私が敬愛して止まないお方です。

Uさんにお人柄が、とても似ていらっしる、と言っていいでしょう。

私たちは他に、十数名の人達と共に、次女が中学入学以来のお付き合いを続けています。

その中にあって、彼女が一番、数多く世話役の幹事を務めて下さったようにも。

近場で、少人数でお会いするときは、いつも運転役を買ってくださり、いろいろと一方ならぬお世話になってきました。

 

 

しかし、そんな明るい彼女の身の上にも、今、聞くに忍びないような心配事がいくつも襲っています。

三番目のお孫さんの誕生に当たり、思いがけないアクシデントが起きました。

ママのへその緒からの栄養が胎児に届いていないことがわかり、なんと緊急の医療対応で、500グラムで出産となりました。

その後、保育器の中で、家族、医師、看護師たちに見守られ、赤ちゃんは必死で成長を続けています。

 

友人が携帯に撮った、そのお孫さんお写真を数枚見せて下さいました。

今、二キログラムの赤ちゃんは、おじいちゃま似の、とても美男子。

でもまだ、普通ならママの胎内にいる時期ゆえ、痛々しさは隠せません。

最近も、命が危ぶまれるような容態に一時期なり、それを乗り越えたばかりとのこと。

 

このような感動的なお話を胸詰まる思いで、彼女から聞いた私です。

けれど、その口調に暗さは全くなく、切ない愛しさを、温かい言葉で私たちに明るく語ってくださった彼女。

 

私は、この二名の方々の凛とした清々しいお人柄とお暮らし振りに接する度に、ほかの友人同様、尊敬の眼差し以外何もなく、我が身の小ささを思わないではいられません。

そして、生きる力を分けていただいたような、感謝の気持ちが湧いてきます。。

 

友人達に似て、凛とした清々しさと慎ましさが感じられてくる、クリスマスローズ

 

他にも、話題はいろいろでした。

年齢相応に、病や認知症の話が中心でしたが、最後は今回の衆議院解散とアベノミクス、日本の将来についての懸念で、大層盛り上がりました。

認知症の話題は、他の友人たちとの話でも、必ず出てきます。

そしていかに、その状態になられた方々が多いかに気付かされ、とても他人事には思えなくなってきました。

わが身の将来も、同じ運命をたどっても不思議ではない、と覚悟し始めているほどです。

 

このたび声をかけて下さったTさんは、亡くなられたお父様は認知症でいらしたそうです。

ご健在のお姉さままで重い認知症に。

ひと月ほど前に、昼食を共にした、ご近所の仲良しさんお二方のお母様も、認知症でいらっしゃいます。

私の母も、同様でした。

このようですと、人が辿る宿命に近い病気といっても過言ではないですね~

避けることの方が、至難のように思われてきました。

 

友のUさんが暮らす施設の7割りの方々も、同様のようです。

彼女が微笑んで言われました。

「私は優秀な生徒では、学生時代はなかったけれど、今の施設にいると、自分が頭脳明晰な人間のような錯覚に陥るの」と。

私達も思わず笑ってしまいましたが、それは彼女の謙遜。

とても賢い方です。

 

最後は、「認知症は神様からの贈り物のようよ」といった、それが不安視される私達高齢者には、余り慰めにはならない言葉で、そのお話を結びました。

その予防と健康に良い体操の情報を交換し合い、元気にその場を去った私達。

Tさんは、彼女を施設までお見送り。

私は、夕食の食材を近くのスーパーで買い求め、気になる旦那様の待つ家へと、急ぎ足で向かいました。

 

         

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