今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

最近の私の読書

2014-12-15 08:02:04 | 読書

ここ、しばらく読書が進み、誠に遅い速度ですが、数冊を読み上げました。

少し前の記事で、もう先も長くないでしょうから、できる限り良書を読みたい。

その読み方のスタンスは、古典と近年の新刊書を交互に読みたい、と綴りました。

今も、それを実践しています。

そして、新潮文庫百選の本を買うようにしています。

 

実は、新刊書では、他に読みたい書物があるのですよ。

娘と変わらない年齢のブロガーさん(臨床心理士さんです)の記事が大好きで、愛読している私ですが、その方の読後の書評が素晴らしくて・・・・・・

紹介された本は、すべて手にしたくなってしまいます。

 

 「星の王子さま」の挿絵

 

書店に行くと、書物の数は膨大で、棚には所狭しと並んでいます。

そこから選び、手に取り、カウンターまで持っていくには、小さな勇気を、私はチョッと必要とします。

おそらく文庫本なんて、1日であっという間に読み上げてしまう方もいらっしゃるでしょう。

しかし私には、今それだけ、一つのことに集中する時間的余裕は、なかなか取れません。

三度の食事の準備、お洗濯、庭の手入れ、お掃除、夫の介護、あげればきりがないほど気になる事があります。

その合間を縫っての読書です。

ほかのデスクワークもそう。

 

ですから、掛け替えのない、とてもとても貴重な時間に、私には感じられてきます。

できればその時間を無駄にしたくない。

心から読んで良かった、と思えるような素敵な本に巡り合いたい。

ゆえに、選ぶのにも、慎重さと勇気を必要とするのですね~

 

 

笑われそうですが、私は4冊の本を紐解き、今並行して、読書中です。

私は、このようなスタイルの読み方を、若い時から割と好んでしてきました。

けれど、読書家といえるほど、たくさんの本を手にしてきたわけではありません。

新聞が好きで、興味が少しでも湧くとその記事は必ず目を通さないと気が済まない性格の私。

どちらかといえば、こちらに膨大な時間を費やしてきました。

ですから読書に時間を取られ過ぎると、未読の新聞が積み上がり、気になって仕方ありません。

家事などほったらかして、自分が好きなデスクワークに打ち込みたいのですが、そうはいきませんものね~

 

さて先ほど記した4冊の本についてですが、

一冊は料理本、二冊は、40代の頃、読了したことがあるハウツー本。

傍線がいっぱい引いてあります。

ハウツー本は、ここでご紹介するのは、なんだかちょっとためらわれます。

でも、私の人生と文章に多大な影響を与えていることに、読み直し、改めて気付かされています。

いつか、またの機会に、題名と内容を詳しくお知らせするかもしれません。

 

文学書は最近、朝吹真理子著の「きことわ」を読み上げました。

新潮百選の四冊目。

堀辰夫著「風たちぬ」、角田光代著「さがしもの」、三島由紀夫著の「潮騒」、朝吹真理子著「きことわ」の順です。

「風たちぬ」と「潮騒」は、ところどころの情景が、まだ目に浮かんでくるほど、その余韻が心に残っています。

「さがしもの」は感動するほどの内容では全くなくて、荒筋さえも、あまり覚えていません。

読書が好きな若者たちの本との出会いと縁が、テーマだったようにも・・・・・・

「きことわ」も、文章は平易でも、非常に難解で、興味が余り湧かず、途中で幾度も投げ出したくなりました。

自分の読解力のなさが情けない。

最後の解説を読むのも好きな私ですが、これがまた難解。

終わりの2~3ページを読んで、やっと「きことわ」のテーマがおぼろげに解りましたました。

 

 

この後、読むつもりで購入した井伏鱒二の「黒い雨」はしばらく放置することに。

「風立ちぬ」「潮騒」と同様に、若い頃、一度目を通した書物ですが、再読したくなり、先日買ったばかりです。

が、年末年始にはふさわしくありませんものね。

それに代わって、今読書中なのが、サン=テクジュペリ作の「星の王子さま」。

私が大学生の頃の愛読書です。

新潮文庫の本は買わないで、我が家にある単行本を手にして読んでいます。

 

実は、この本には、忘れられない良き思い出があります。

大学二年の秋に早々と婚約した私ですが、三年生の頃だったと思います。

「星の王子さま」は、フィアンセだったYさんに私が贈った、最初の書物です。

Yさんは、若い頃から大変な読書家で、大江健三郎の書物を片手に提げて、デートをするような人でした、

 

その彼に、この書物をプレゼントするのは、相当の勇気を必要としたことでしょう。

でも私は、プレゼントしないではおられない程、内容に感動したのだと思います。

 

読み終えてYさんが、私への手紙に綴った感想の言葉を、今でも記憶しています。

うろ覚えで正確とは言い難いですが。

二日酔いの朝飲んだ、サイダーのような味わいだった、と。(レモンスカッシュだったかな~?或はお水だったかしら?)笑

 

今また読み始め、感銘の最中にあります。

挿絵も、本当に素敵で可愛い。

来年、この王子さまが、いつも私の心に住み着いて、いろいろ質問を投げかけてきたら、私はうろたえてしまうかもしれません。

年を重ねるごとに、純真な子供心を取り戻せたなら、本望ですけれど。

 

 

来る年は、せめて百選の50冊くらいは読み上げたいものです。

毎日、5~6ページの積み重ねで、車中などで、時に集中すれば、期待以上にたくさんの本が読破できそう。

来年は、どんな書物との出逢いがあることでしょう。

どうか、素敵な良書に巡り合うことができますように。

 

選挙が終わりましたね。

まだ今朝は新聞もテレビの報道もほとんど見ていないので、詳しいことを知りませんが、自民の大勝のようですね。

私は昨日、投票どころではありませんでした。

投票場に出かけようと思った、三時過ぎのこと。

旦那さまにまた異変があり、先生の指示に従い、救急車で病院に向かいました。

診断の結果は、抗がん剤の副作用で血小板が減少気味以外は異状なしで、ほっとしましたが・・・・・・

心配事の連続で、さすがに心が折れ、待合室で夫を待つ数時間の間、放心状態になりました。

でも今朝は意外にも爽やかな目覚めて、諦めていたブログの投稿ができることに。

 

やはり私の体調は明らかに変わっている。

腹式呼吸を、病院でも時々行って、心を落ち着けていました。

夫は入院はせず、帰りはタクシーで一緒に自宅に戻り、今は安らかな寝顔で眠っています。

 

 

         

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花のように泉のように

 


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