今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

多量の出血に何度も仰天したことがある私 

2014-12-13 07:21:37 | 日記

大量の出血、という言葉から私が連想するのは、「死」

書き出しから、大変重たい文で申し訳ありません。

年末にも、ふさわしくありませんね。

クリスマスも近いというのに。

できればこのような場面に遭遇したくはない、とどなたも思われることでしょう。

 

しかし、高所恐怖症でもあり、人一倍臆病な私が一番苦手とするこのような場面に、数回出くわし、その度に心が震えるほど仰天。

何とか気を取り直し、その血の始末をしてきたものでした。

つい最近(11月20日のことです)も、夫の身にその様なことが起こり、私は驚愕。

救急車を呼ばなくては、と大層慌てました。

ところが、旦那さまは割と平静で、「出血は止まっているから、もう大丈夫」と言って、私のうろたえた態度を鎮めようとします。

しばらく私は、出血の箇所のドレーンの挿入口を凝視しました。

確かに、止血しているようです。

 

旦那さまが、夜中にお手洗いに行った際、突然起きた出来事でした。

しばらく私を起こさず、自分で止血のための適切な対処をしたようです。

 

最近、夫が入院した頃の、大学構内の光景

 

実はその一週間ほど前、人工肛門のパウチ交換を始めたときにも、同様の出血が突起した人工肛門の際から突然始まり、大層びっくりした私です。

昼下がりの事でしたので、病院にすぐ電話をかけました。

先生は、出血する箇所を、「ガーゼ等で強く圧迫して様子を見るように」と言われました。

そうすると確かに割と早く止血し、その後は病院に行くこともなく、平穏に過ぎました。

 

この経験から、旦那さまは今回の出血の際、すぐ同様の圧迫をしたようです。

その処置で、止血はしたものの・・・・・・

私が起こされ、トイレを見たときは、まさに刑事現場といった、血なまぐさい恐ろしい光景でした。

洗面台、床、便器すべてが真っ赤な血で染まり、目を覆いたくなるほど。

 

「あなた大丈夫?」

「貧血になっていると思うわ。」

「今のところ、顔色は悪くないけれど。」

「水分を十分摂らなくては」

「すぐ救急車を呼びましょう」

と、私はいろいろまくしたてたように思います。

 

でもおそらく旦那さまは、気分が特別悪くなかったのでしょう。

実に平静で、「この程度の出血は大したことではない」と言い、そのまま着替えを済ませ、眠りに就きました。

私は明け方まで寝ることはできなくて、旦那様の顔色と様子を幾度も窺い通し。

そして、九時に病院に電話をかけました。

 

T大病院の全景。奥に新館があります。

 

「止血したのなら、心配ありません。

恐らく、ドレーンが臓器に触れ、毛細血管から出血したのでしょう」

とのお返事でした。

その後は、いつもと変わらない様子で、一週間後に、また抗がん剤治療のために入院、7日に退院しました。

このためでしょう。

今も造血剤を服用しています。

 

他でも似た、血なまぐさい出来事が、私が60歳の時にありました。

旦那様の鼻血が一向に止まらず、真夜中に数度最寄りの救急センターに駆けつけ、診察を受けたことが。

いつも帰宅するのは、明け方で、その頃は私はまだマイカーを運転していましたから、車で往復。

年末の多忙時で、クリスマスが目前でした。

私は年末年始の準備と夫の突然の異変による心労と疲労でダウン。

急性腎盂炎になり、大みそかの前日まで入院。

そのあと、長女の家で、一週間静養して我が家に戻りました。

冬の乾燥した時期には、たまに起きる症状のようですが、いつまでも止まりませんと、脳内からの出血ではとか、要らざる不安に襲われるものですよね。

 

大学構内のこの道を、私は数えきれないほど通り抜け、病院に向かいました。

季節の移行とともに、彩を変える自然に、私の心は、どんなに慰められ励まされてきたことでしょう。

 

長女家の、今、中三になる孫息子のR君も、小学生の時、似たことが起き、私は大層驚き、心配したものです。

インフルエンザにかかり、学校をおやすみし、寝込んでいるときの事でした。

私は早朝家を出て、出勤の若夫婦を送り出し、R君の看護をするために、娘宅にいました。

やはり鼻血が止まらず、浴室の脱衣場の洗面ボウルが真っ赤に染まりました。

止血しても、何度も同様のことを繰り返し、そのたびに、炊事をしていた私を、孫が

「おばあ~ちゃん!」

と絶叫口調で呼びつけます。

 

心配の余り、長女に電話をかけると、実に冷静な声で応答が返ってきます。

「鼻血は良く出るRだから心配いらない」

と応えるだけ。

「そんなこと言っても、その出血がただ事でないの。

帰宅して様子を見てくれないかしら」

という私に、娘の返事は変わらず、平静そのもの。

「私がこんなに心配しているのに」と、その状況を見ようとしないで、落ち着き払った態度で応じる娘に、いらいらしたものでした。

娘の言う通り、次第にその鼻血は収まっていったのですけれどね。

 

 

大量の血を見ると、心が震え、悪いことを想像してしまうのは、私だけでしょうか。

とても心配になるのは、やむを得ないことのように思うのですが。

人の全身を巡る血液は、私には命そのもののように感じられます。

占いは全くと言っていいほど信じていませんが、血液の性格判断だけは、偽りとは思えない私です。

日本人に一番多い血液型は、A型だそうですね~

家族で、B型なのは、私だけ。

夫と次女はA型、長女はAB型で、血液型による性格判断の内容に、いずれの性質も、とてもよく合っている気がします。

 

この度の、主治医のお話で印象的な言葉がありました。

「血は、無駄にはできないから」と。

 

今後また、同様のことが起きたなら、まずは「出血の箇所を強く圧迫する」。

その処置の仕方をしっかり心に留め、冷静に対応したいものです。

 

         

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