一気に秋が訪れたかののような涼しさ。
短い残暑で、今年の夏は、終わりを告げるのでしょうか。
何だかそれも寂しい。
秋の爽やかな気候は大好きだけれど、意外と短く、その後に長い冬が待っています。
冷え性の私は、夏よりも冬の方が遥かに苦手。
今夏も、就寝中に、クーラーをつけたことは一度もありませんでした。
つけたことがないのではなく、元子供部屋だった、今の私の寝室には、クーラーがありません。
窓側の壁の上部には、いつでもクーラーが取り付けられるように、電源は設置されているのですけれどね。
築三十年以上のわが家ながら、いまだに冷房機は取り付けないまま。
子供部屋の空調用の電源
私は、真夏は、寝る時、首に巻くアイスノンと、手を載せるアイスノン二つで、暑さをしのいで就寝。
それで十分、休むことができます。
空調をつけたときの、何だかよどんだような空気感が、私はとても苦手。
冬も、空調ではなく、輻射熱でお部屋を暖める、パネルヒーターを使用しますが。
真冬になると、それでは耐えられず、空調の暖房を使うことに。
娘さんたちは、真夏、クーラーの効かない部屋で過ごしたのですか?、とびっくりされそうですね。
ハイ、その通りです、と答えるしかありません。
熱中症が、夏が訪れる度に、大きな話題となって注目される昨今。
私の子供部屋への対応は、非常識としか言えませんが。
私は、硬軟を使い分けた親でしたから、、子供部屋にクーラーを設置することは、子供を甘やかすだけと、その当時は思っていました。
今思うと、厳しさのはき違えだったのかもしれませんが。
娘たちは、そのことで、私に不平不満を言ったことは一度もありませんでした。
大学の受験勉強も、日光が燦々と差し込む、クーラーのない部屋で,汗を流しながら、夜遅くまで勉強に励んでいました。
長女の勉強机。
そのせいで逞しい体になったのでしょうか。
娘達は二人とも、細身ながら、とても丈夫。
社会人になってからも、風邪一つ引かなくて、可愛げがない体と嘆いているほどです。
初孫のR君の事で、忘れられない夏の思い出があります。
夫とR君を連れて、三泊四日の九州旅行に出かけたときの事。
そのころは、よくタクシー観光をしていたのですが。
タクシーの運転手さんの案内で、観光を終え、車に戻った時、孫が言った第一声が、「クーラーをつけて!」でした。
私の教育観では、ちょっと許せないような孫の態度で、ビックリ!
恥ずかしく思いましたが。
その時、R君に、その言葉をたしなめたかどうかは、記憶にありません。
可愛い孫の事ですから、おそらく見過ごしたのでは。
今の恵まれた子供たちにとっては、真夏をクーラーのない部屋で過ごすことなんて、考えられない事なのでしょう。
私が厳しさ、優しさを使い分けて育てた娘達は、私の期待以上に、心身共に逞しい女性に成長してくれました。
今では力関係も逆転。
私はかろうじて、親の威厳を保っている、といたところでしょうか。
年を重ね、頼りにしていた夫にも先立たれた今、娘たちの存在は、私の心の大きな支えです。
とは言っても、二人とも、国内、海外の出張も頻繁にこなすバリバリのキャリアウーマン。
そして子育ての真っ最中で多忙を極めています。
手伝ってなんて、とても言える立場ではありません。
私が、少しでも協力し、手助けをしてあげなければ、と思うほど。
今はそんな状況ですが、先週の週末の土曜日には、長女が手伝いに来てくれました。
その旨、朝、電話があった時は、
「家事は順調に捗っているから、心配しなくても大丈夫よ。
脚の調子も割といいから。でもよかっらた遊びに来て。
おしゃべりできるだけで嬉しいから」
と答えました。
次女は、徒歩圏内に住んでいて、毎週末は共に夕食をしていますが、長女の住まいは都心にあり、めったに会えません。
ですから、時々長女のMちゃんと孫恋しさに私は陥りますが、たまの電話のやりとりで、その寂しさを補っています。
結局、なんだかんだと色々手伝ってもらい、大助かりの私でした。
Mちゃん、ありがとう。
また遊びに来てね。
私の今の夢は、孫たちが成長し、親の手を離れ始めたなら、娘と三人で、デパートのショッピングを愉しんだり、旅行にに出かける事。
その様な余裕時間を娘たちが持てるようになるのは、まだ十年くらい先の事でしょうか。
それまで、心身ともに健康でいたいと思っていましたが。
一時は、そのうち、杖、車いすの生活も懸念されるほどでした。
ところが今、左脚は、多少の一進一退はあるものの、着実に快方に向かっている感じがしています。
でも、無理をすると、すぐ壊れてしまいそうな現状の体
腰部の神経を苛立たせないように、注意を払いながら、暮らしていくしかありません。
病気の話が続くと、辛気臭くなってしまうので、今日は話題を少し変えてみました。
次回の記事は、また腰部脊柱管狭窄症の話しに戻ります。
ご訪問、温かな応援、本当に有難うございます。
花のように泉のように