いそいそと、帰広の準備を始めていました。
今回は旅行は取りやめ、初めての日帰りによる墓参。
荷物も軽くて済み、行動量も最小限に食い止められる。
患っている脚への負担をできるだけなくすには、日帰りの往復の方がベストかもしれないと考えた上でのことです。
大好きな新幹線の中では、最大限、体を休めたいと思い、ホテル代をグリーン車の乗車券に替えました。
左脚は痺れたままでしたから、大きな不安を抱えての旅立ちになりそうでしたが。
心は、弾んでいました。
いよいよ、明後日は出発と思い。
ところが、その日を翌々日に控えた朝、とんでもない事が起きたのです。
いつも通り、早朝に目を覚まし、元気に朝の日課をこなしていました。
朝の読書とブログ綴りが一段落つき、朝食を済ませた後の事です。
ちょっと気分転換に、花壇の草花に会って来ようと、勝手口から庭に出ました
一部だけでしたが花がら摘みと落ち葉拾いをして、部屋に戻った私です。
足のしびれは相変わらずでしたが、気分は悪くなく、家事も次第に順調にはかどるようになっていました。
今日も1日頑張ろうと、気持ちは前向きで、元気一杯だったのです。
ハンギングバスケットにお花がない。水遣りの苦労が思いやられて。
踏み台にする椅子からの落下が怖い。
肋骨を折ったことがある私です。
ところが、庭から戻った、その直後のこと。
腰に違和感が・・・・・・。
途端に立っていられなくなり、その場にへたり込んでしまいました。
立とうとすると、激痛が走り、身動きがまったくできません。
実は、あまりのショックで自失呆然としてしまったからでしょうか。
その後の記憶が、ぼんやりしたままなんですよね。
うまく、当時の状況を説明する自信がありませんが・・・・・・。
覚えている範囲内で、書き留めますね。
困った時、すぐ頼りになるのは、妹。
八時は過ぎていたと思います。
娘達は、子供たちを送り出し、出勤の途上でしょう。
仕事中も、緊急の用件でもない限り、電話はかけたくありませんから。
その点、妹はいちばん気楽に電話ができ、娘以上に頼りにしています。
(妹のブログ 世界で一つだけの姥花日記)
昨日から、夫婦でカナダへトレッキング旅行に出かけ、今は留守ですが。
携帯を手にするのさえ、大変な苦労でしたが、その時も、Aちゃんに電話をかけました。
そして、今の状況を伝え、相談に乗ってもらった私です。
「腰が腑抜けになってしまったみたい。
足も体も支えてくれないの。
どうしよう。
一歩も動けなくなってしまったわ」
と話しました。
私がその瞬時に心配したことは、脊柱管狭窄症の症状が腰にまで及んだのかもしれない、ということ。
ところが妹の返事は、幾分気を楽にしてくれるものでした。
「多分、ぎっくり腰じゃない?
私が50代のころ経験した症状にそっくりだから。
とにかく絶対安静で様子を見ることが大切よ」
と言いました。
その後、その日、どのように過ごしたのか余り覚えていませんが。
次第に少しずつ動けるようになっていったように思います。
夕食は、次女が運んでくれました。
そして、ぎっくり腰に見舞われた翌々日、また妹の付き添いで、かかりつけ医の整骨院へと。
まだ歩行は困難を極め、やっとの思いでしたが。
整形外科と思ったのですが、整骨院に電話をかけると、「まず私が診ましょう」と言われましたので。
整体師の方の診断は、恐らくぎっくり腰でしょうとのこと。
狭窄症が原因だとやっかいなことになると、とても心配していたので、まずは一安心でした。
この状況では、楽しみにしていた広島行きは、もう不可能。
キャンセルせざるを得なくなりました。
次女のMちゃんが疲れているでしょうに、退社後、わが家により、乗車券を手に、JRのみどりの窓口がある駅へ出向いて、キャンセルの手続きをしてくれました。
幸いにも、取られたのは手数料の数百円だけ。
前日キャンセルだと、三十パーセント、支払った代金から差し引かれるところでした。
身内の手助けで、何とか突然の出来事を乗り越えられた私でしたが・・・・・・。
余りに間が悪く、不運なタイミング。
一体どういうことでしょう。
お墓参りができなかったのは、とても残念だったけれど・・・・・・。
この度のことは亡き夫のYさんの気持ちが働いたと、前向きにとらえて、納得することにしました。
「今無理すると、取り返しがつかなくなるよ。養生しないとだめだ。
また元気になったらくればいい」と言って、私にブレーキをかけたのに違いありません。
元気になって、家事を愉しみます♪
そう思うと、不運なことが、とても有難い事に思え、心にまた元気が湧いてきました。
足の痺れの上に、腰の痛みまで抱えてしまった私。
杖を突いて腰を曲げ、不自由そうに歩かれている痛々しいお年寄りが目に留まると、自分の数年後の姿のように感じられてしまいますが。
いえいえ、きっと元気を取り戻せることでしょう。
あと十年くらいは、溌剌と過ごさなくては。
「病は気から」を、かなり信じている私です。
整体師の方には、数日は絶対安静と言われましたが、働かないでぼんやり過ごすと、心の元気が保てません。
自分自身一番つらいのは、心の元気がなくなる事。
ですから、私はどんなに体が不自由でも、それなりに働きました。
その方が病気の回復も早い気がして。
事実、私の回復の早さを驚かれた整体師さんです。
「体に回復力がまだ十分ありますね」とのお言葉。
整形外科の医師にも、以前同様の事を言われました。
とても嬉しいお話で、悪い体調で失いかけていた自信を、チョッピリ取り戻すことができました。
今日は長女が、我が家に来てくれます。
大変忙しい身のMちゃんです。
「もう元気になったから、大丈夫よ」と言って、無理しないでほしいと願ったのですが。
やっぱり楽しみ。
まだ脚はしびれたままですが、爽やかな時候の秋を、「今日が一番素敵」の思いで、丁寧に暮らしたいものです。
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